劇場公開日 2024年5月3日

「誰もやってないことには誰もやらなかった理由がある」水深ゼロメートルから 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5誰もやってないことには誰もやらなかった理由がある

2024年5月12日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

2024年映画館鑑賞35作品目
5月12日(日)イオンシネマ石巻
ACチケット(ポップコーン&ドリンク付き)1400円

2019年に開催された四国地区高等学校演劇研究大会で文部科学大臣賞受賞した徳島市立高等学校の舞台演劇の映画化

監督は『リンダリンダリンダ』『マイ・バック・ページ』『苦役列車』『ぼくのおじさん』『ハード・コア』『1秒先の彼』『カラオケ行こ!』の山下敦弘
脚本は舞台版の原作者の中田夢花

舞台はほぼ水のないプール
夏なのに水がないプール
隣の野球部の練習で砂が舞いプールの底は砂にまみれていた
それを体育の補習で掃除をさせられるハメになった高校生女子2名
水泳部の部長なのにインターハイに行かずイメージトレーニングをしているおかしな女子
3人に遅れて登場した水泳部元部長
水泳部2人も掃除に加わる

主な出演者は女性のみ
男は後ろ姿で顔が見えない

夏の水のないプールで雑談する女子高生たち
映画作品としては画期的なシチュエーションだが広く一般民衆を楽しませるにはとんがりすぎていた

『らきすた』とか『けいおん』が楽しめる人ならもしかしたら楽しめるかもしれない
三次元にも興味があればの話だが

阿波踊りには詳しくないので男踊りと女踊りがあるとは知らなかった
たしかに言われてみればその通り
三田村邦彦が踊っていたのは男踊りの方だった

87分
いつのまにか終わりを迎えた
そこで終わりかよ
それでいいのか

とりあえず清田みくりのこれからに期待して星0.5プラスで2.5

配役
体育の補習で山本先生の指導によりプール掃除をさせられる阿波踊りで男踊りを踊る水着を着たくないココロに濱尾咲綺
親友のココロ共々体育の補習で山本先生の指導によりプールの掃除をさせられる濃いメイクをしているミクに仲吉玲亜
ココロの同級生でキャスター付き事務用椅子をプールの底に持ち込み水泳のイメージトレーニングをしている変人の水泳部部長の奥田チヅルに清田みくり
ココロの先輩で元水泳部部長のユイに花岡すみれ
野球部マネージャーのリンカに三浦理奈
体育教師の山本にさとうほなみ

野川新栄