「どうでもいいと思うことに「転機」が潜む高校時代」水深ゼロメートルから chikuhouさんの映画レビュー(感想・評価)
どうでもいいと思うことに「転機」が潜む高校時代
置かれている背景も、育ってきた環境も異なっているも、自分そのものとの葛藤に直面する高校生の頃 校内のカースト制があったり、一方で打ち込むクラブ活動があったり、家庭の経済状況や家族の人間関係から「先が見えている」者もいるだろう そのような高校生活からまさに作られた舞台用の脚本があり、時代が変わってもかつて似たような思いを自分も通り抜けてきたように感じられた 「なぜ自分だけ」という失意の意識があっても、何らかのやりとりにおおいに感動したり、失望をしたり、立ち直ることもあったかもしれない
「アルプススタンド」と同じく「高校野球」が感じられるも、女子高生それぞれの背景とか教師との距離感とか、男性である自分にも「自分が高校生の頃」「子どもが高校生の頃」の時代に浸った 「アルプススタンド」にも本作にも、将来楽しみな俳優さんが出ているのかもしれない さとうほなみさんも葛藤の中にある「おとな」を演じていましたが、完璧でない「おとな」、よかったです (5月5日 イオンシネマりんくう泉南にて鑑賞)
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