チェンソーマン レゼ篇のレビュー・感想・評価
全234件中、101~120件目を表示
最高潮、最高頂‼️
はい、素晴らしい❗️
結局はこれに尽きる。流石MAPPA!そして流石IMAX!
徹頭徹尾、本当に最高だったのだが
先ずは序盤のマキマさんとの映画館デートの件から
大好きなマキマさんとのデートだから、と張り切る
デンジにマキマさんは「今日は夜の12時まで映画館
ハシゴするから」と言われ、ややショックを受けるデンジ
(因みに私は本当に本気でやりたい。勿論、強要はしない
けど相手が良ければ、これ以上、何も望まない)
というのは閑話休題。
そして、いざ映画が始まるとデンジは始終、退屈そうに
しながらも周りで笑ったり泣いたりしている人たちを見て心が全く動かない自分には心があるのか?と不安を抱く。
ここ、私はデンジを象徴しているシーンだと思う。
映画に出て来る人間は大抵がフィクションでありながら
観ている者によって、どの登場人物にも感情移入出来る。
それは、観ている時の自分の心境だったり環境、そして
その他諸々の事情を抱えていて自分と重なる時がある。
つまり追体験をするのである。そういう意味で、私は
映画はノンフィクションだと思っている。
それが映画の持つ力であって人間が最も
喜怒哀楽を発揮する場だとも思っている。
デンジが、そうならなかったのはチェンソーマン信者の
者は承知の如くであろうが最初から明らかに他の者と
違う境遇を過ごし、あまりにも悲惨で
歴代のジャンプ主人公と比べても他と
一線を画す存在であることに他ならない。
だからデンジは誰にも感情移入が出来なかったし
心の機微を理解する瞬間でもあったのだと思う。
ところが、そんなデンジも最後の最後にマキマさんと
二人して涙を流すという共通が、引きでこの二人だけ
映し出した時、実際、物理的にも二人しか居なかった
という点と共通しているのが、本当は他にもちらほら
人は居たんじゃないか?それでも先刻のデンジのように
退屈そうにしているから居ない者として扱ったのかな?
と想像が働いて妙に面白かった!
というシーンを映画で!然もIMAXで!観れている贅沢!
藤本タツキ先生の漫画は、この前で言うと、これまた圧巻『ルックバック』も映画化され大いなる反響を呼んだが
映画を描いた漫画『さよなら絵梨』こそ是非とも映画化
して貰いたい。ルックバックの次は、さよなら絵梨だろうと思っていたのだが、今回は今回で良かったし、まだ
されないと決まった訳ではないから心待ちにしている。
さて今作の主人公とも言うべきレゼが登場してからの
ボムであることが分かった辺りからのアクション
戦闘シーン、一連の流れは、もう凄まじい!
誰かが言っていた。映画の大半は"音"で出来ている。
IMAXならではの繊細でありながら
肌にぶつかってくるような凄絶な轟音と
MAPPAならではの高い筆致と色鮮やかな映像美が
相まって"美"と"芸"と"技"と"術"の最奥極地であった。
もう一回、否、もう何回でも観たい!
ということでチェンソーマンの最新話でも読みますか。
お洒落で切ない
お洒落でした。絵も色使いも雰囲気も音楽も。結末は思った以上に切なくて、なんとも言えない寂しい気持ちになりました。とにかく観に行って良かった!
戦闘シーンは激しくてカラフルでグロくて、なんだかもう芸術作品でした。チェンソーマンの中のデンジの表情が一瞬映りましたが、演出が熱くて良かった!
デンジ、パワー、アキ3人ともオープニングみたいにずっと仲良く過ごせたらいいのにな。
天使の悪魔も暴力の魔人も好感度あがっちゃって、この先のストーリーが辛い。。。
という点では、この映画では主要人物たちはまだ無事で良かった。
宇多田ヒカルのエンディングもエンディングって感じがして最高に良かった。
JANE DOEが感動的すぎてダメ。
原作漫画、アニメ本編鑑賞済み。
映画そのものは良かったです。
ただ劇中歌であるJANE DOEが藤本タツキが描いたレゼ編の世界観と解釈不一致な気がしました。
劇中でデンジとマキマが映画館デートをする中でマキマが映画に対する批評として「こっちを無理やり泣かせようとしてくる感じが嫌だった」
と発言し、最後に見た映画のなんてことないシーンで二人共々涙をするシーンがあったと思います。
こういった思想が見えてくる作品の中で、
最後にあそこまで感動的でダイナミクスの効いた曲が大音量で流れてしまうのはもの凄く矛盾に感じてしまいました。
涙を誘うなら自然な形にして欲しかったです。
本当は星1をつけてやりたい。
数年前に原作読破して今回映画を見ました。
年間100本以上映画を見ていますが、
正直星1をつけてやりたいです。
なぜならキャラの緻密な心情の動きや作画が完璧すぎるので、そこにリアリティが生まれています。
こんな女性存在しないのに、何故か劇場の2時間でレゼというキャラクターにものすごく愛着が湧いてしまいました。
漫画ではそこまでの感情は湧きませんでした。
これこそ制作陣営の凄さなんでしょう。
鬼滅の刃を引き合いに出しますが、正直猗窩座襲来は本当に良かったですが何故だか感動はありませんでした。死に至るまでのキャラの深堀が浅かったと思います。(そもそも原作が短いので仕方ないですが)
本作はそういう意味で言うと恋愛映画、短編小説の様にレぜという1人のキャラを際立たせています。
だからこそこの映画を見終わったあとに来る虚無感、トラウマが植え付けられています。
もしラストでデンジに会えていたらと思ってしまうし、頭の中で宇多田ヒカルの曲が流れます。
感傷的な人からしたら正直ホラーレベルのトラウマかもしれないです。
これからのチェンソーマンは更に絶望の連続ですが、楽しみでもあり観たくない気持ちでいっぱいです。制作お疲れ様でした!(複雑な気持ちでいっぱい)
史上最高のアニメ映画
まずシンプルに作画が良過ぎる。プールのシーンとか美しくて感動しましたよ!
戦闘シーンの作画も最高でしたね!台風の悪魔を輪切りにしてる所とか劇伴と声優の演技も相まって迫力満点!
ストーリーもまさに一夏の恋と言うか悲愛と言うか…とにかく綺麗で物悲しいエンディングでしたね…!
とにかくオススメです!
音響だったりスクリーンのサイズだったり環境も関わってくるので映画館で観たほうが良い映画です!
大迫力のバトルだが切なさが残ります
IMAXで鑑賞。天才の作品だなと思いつつ、平凡な私には思いつかないストーリー展開を楽しむ。レゼは魅力的で切ない。デンジは雑魚寝部屋を散らかすが几帳面に片づけて落ち着いた堅実な生活を送っているシーンが何故か心に残った。破天荒なんだけど堅実で静謐な余韻の残る部分が対比になっている。
レゼが見た景色
チェンソーマンのアニメ化が終わってから約3年後に公開された劇場版チェンソーマンレゼ編。最高の仕上がりであっという間の100分でした。制作に携わった方々には脱帽です。
台風の悪魔とのアクションシーンは、原作よりも厚みが増しトドメを指すカットでは色味が原作風に一瞬だけ変化しカッコ良すぎて痺れました、、、
ビームの暴れっぷりも良かったし、デンジとマキマさんの映画デートを映画館で見るという不思議な体験も感慨深かったです。
全シーン大好きでしたが、特に良かったと感じた点は原作よりもレぜの心情が分かりやすくなっていた点です。
映画冒頭レぜが喫茶店に向かう道中を丁寧に描くことにより、ラストのデンジに会いに行くシーンの深みが何倍にも増し何とも言えない気持ちになりました。
(原作でも道中を描いていますが小さいコマ割りであっさりとした印象でした。)
特に印象的だったのかレぜの視線に映る飛行機のカットです。この飛行機のカットは原作にはなく今回の劇場版で追加されているカットになります。
この飛行機のカットと同じような構成で描かれているのが学校のプールにデンジが飛び込むカットです。
デンジがプールに飛び込むカットの構成と屋上の飛行機のカットの構成が似ている点から、レぜはデンジと逃避行し幸せな暮らしを望んでいるのではないかと推察しました。
この映画には、最後もう一回だけ飛行機のカットが出てきます。それは、デンジとレゼの決着がつき海辺で会話するシーンです。屋上では、近距離で見えてたはずの飛行機がこのシーンでは遥か遠くに飛行機が見ておりデンジと逃避行することが難しくなり一人で逃げようという心情に変化したのかなと感じました。
最後に花の映し方も劇場版ならではだなと感じました。
この花は、デンジとレぜが仲良くなったものでもありラスト、デンジに会いに行くきっかけにもなった二人にとって大切なものです。喫茶店で二人が話をしているシーンでは必ずこの花が画面のどこかに配置されており、二人の幸せな時間を見守っているようにも感じました。
エンドクレジット後のデンジが花束を持って喫茶店で待ってるシーンでは、花びらが全て散ってしまいレゼとの恋の終わりを示唆しています。
他にもまだまだ好きなシーンが満載で語り尽くせない程、劇場版チェンソーマンにどっぷり浸かっております、、、
飛行機のカットの意味は、僕の拡大解釈な部分もあるかと思いますので皆さんの解釈も良かったらお聞かせください。
まともなデンジ君
デンジ君のぶっ飛んだキャラに惹かれてきましたが、今回はまともになりかけるデンジ君をマキマさんが泳がせて鍛えていたのかなぁ?
作画は工夫もあってアートっぽく楽しめる反面、低予算なのか背景の人が動かないなんて粗いものが見えてしまったのは褒められない。
音響、音楽は良かったんだけどうるさくて台詞が聞き取れない箇所が時々あって気になった。
脚本、なかなかのご都合主義で、なんで台風あんなに弱いのか、人を殺したって罪悪感みたいに話すアニメでもあるまいに、とかツッコミどころはたくさんあるけど、アニメだしチェンソーマンだからいいんじゃないと私は許せる。
田舎のネズミと都会のネズミの比喩は深みを出しているけど今回のストーリーとの関連性がよくわからない。
でもビームのキャラが好きだったので評価3にしました。
最高でした!
終始テンポよく大変楽しめました。
ただし、映画を見る前に原作と主題歌2曲は視聴してきたほうがより楽しめると思います。
レゼ編と銘打っているのですから、レゼに感情移入した状態で観ると完璧に没入できます。
冒頭の主人公デンジとレゼの出会いは雨宿りで偶然を装って、、、と観れば王道のボーイミーツガールですが、レゼの正体を知ったうえで観れば、マフィア映画の暗殺シーンにしか見えません。
原作では吹き出しに隠れていたレゼの手元が、劇場版ではチョーカーに手をかけた状態で描写されており、”なぜあの時殺さなかったのか?”という後半に出てくるセリフに重みを乗せてきます。
おそらくデンジの突拍子も無い手品がなければ、ここで二人のお話は終わっていたのでしょう。
以降”殺して心臓を取り出す”という作戦目標からはかけ離れた、喫茶店での会話、学生生活の模倣などを経て、逃避行のお誘いをするわけですが、声が着くことでレゼの感情の動きにグッと解像度があがったと思います。
逃避行の誘いにどもるデンジの返答を聞いて、”他に好きな人がいるでしょ”と言うレゼのセリフには、声優さんの演技も相まって、嫉妬や理解者を失った失望を感じる奥深いものになりました。
その後のバトルシーンは感情の起伏を失ったセリフを吐きながら、爆発に次ぐ爆発、破壊に次ぐ破壊を繰り返し、失恋を吹っ切る為に意中の相手を殺す様なサイコパスな雰囲気があり、前半の青春パートとの演技の差がすごいです。
んでもって、バトル終了後、今度はデンジ側から逃避行のお誘い。
あきらめようと頑張ったところで逆に近寄ってくる沼堕ちムーブのデンジに、首の骨を折ってやりたくなるレゼの気持ちが伝わってきます。
それでもなお、喫茶店に向かった挙句、天使にハートを貫かれながら、デンジの後ろ姿を見つめるのですから、誰が何と言おうとレゼはデンジに堕とされていましたよ。
レゼというキャラクター、デンジというキャラクターが好きな人であれば、絶対に楽しめる映画だと思います。
蛇足ですが、戦争に利用された子供たちの話は現実にある話で正直気分が落ちます。
劇中で岸辺が”記事になったがすぐに聞かなくなった”と言及していますが、白日の下に晒されてもすぐに風化してしまうリアルが表現されていると思います。今現在も各地の紛争や非人道的な行為がニュースになっていますが、どうすることもできないまま時が流れていくばかりなのかと
最高!最強!
原作はポチタ、デンジ、マキマの名前を知ってるくらいでほぼ未読、アニメ1期もOPが米津さんでEDが全部違うアーティストの曲である事以外は知らない状態でレゼ篇を観ました。
結論を言うと面白かった!!
観終わった瞬間凹みすぎて心が苦しかった…
最初はレゼと知り合いお祭りデートまでが、なんかやたら長いかなぁとか思っていましたが、アレは最後に効いてくる演出だったと観終わってからしみじみ感じました。
2日も経たないうちにまたレゼとデンジに会いたくなって2回目に行きました。
戦闘シーンは目が追い付かない程のスピードで一瞬たりとも目が離せないし、破壊の規模が大きすぎる。でもあの世界では悪魔が当たり前に存在しているのを考えると、あの規模も常ではないにしろ「あり得る」世界なのだろうなとも思えます。
ビームくんが健気で可愛いくて打たれ強い。
台風くんもあの大きさだけど「台風」ならばまだ幼いというのも何故か納得してしまえる。
見落としてる所があるので、まだまだ観に行くつもりです!
映画観終わってから原作は購入してアニメの総集編も履修しました。
面白かったけど何か違う。*個人的な感想です。
原作もアニメも大好きだが、期待していたチェンソーマンレゼ編ではなかった。良くも悪くも原作に忠実。
気になるのが、ほとんどの感想が作画、演出についてばかりで、内容について触れている人が少ないことだ。個人的にはレゼというキャラを一生脳裏に焼き付けるぐらいのインパクトをストーリーで見せてほしかった。映画を観て泣けた人は恐らく原作ファンの人くらいだろう。そうなっている理由の1つがシリアスと笑いの緩急が中途半端になっていることだ。
たしかにデンジというキャラクターが立つ演出かもしれないが、レゼに対してはどうだろうか。個人的にはマキシマムホルモンのBGMや台風を倒す演出が気になって、最後のレゼに感情移入ができなかった。
この映画はデンジのための映画であって、レゼはあくまでデンジの引き立て役でしかない。それが何よりも悲しい。もう一度レゼに会うために見たいと思わせる映画であってほしかった。
映画のコンセプトと主題歌が合ってなさすぎる。
だが、それでいいのかも知れない。
レゼかわいいから。
素直になるのは、遅くちゃいけない。
■まだ見てない君へ
構成および考察からはネタバレなので見ちゃダメです。
・チェンソーマン好きの君へ。
姫パイが死んだの時の悲しみや喪失感を期待してるなら、それはやめておけ。
レゼ篇はもっと青い恋だ。
とても若々しい気持ちで臨むと良い。
・チェンソーマンを知らない君へ。
最近の人気映画はどんなもんや、とか思うとる君。
痛い目合います。アクション系のアニメが大好きならいけますが、嫌いならやめましょう。
流行好きでアクション好きだけど、チェンソーマン知らないお前。
お前、100点だ。
見に行こう。
■前置き
レゼ篇。鑑賞から二日経った。
チェンソーマンはアニメ勢だ、ワンクールを8周ほど見る位には好きである。
ただ、原作を買ってまで先を知りたいと思える程に好きな訳でも無い。
■構成および考察
さて、映画についてだ。
評論家気取りの映画に対する評価は端的に済ませる。
「語らない演出というのは好きだが、キャラクターが語らな過ぎるのと、語らない演出というのは同一のソレではない」
まぁつまるところ、レゼに情を入れにくいのだ。
他の評価者が言うように、アクションがキツイというのは、まぁ分からなくもないが、それは正直別に良いんじゃないかと思う。チェンソーマンだし。
問題はアクションに労力を割きすぎた所にある。
前半で前置いた、都会・田舎のネズミ。
マキマとのデート。
いいじゃないか。人生に問いかけてくる感じだ。
人間味が無いのかと思えば、ふとした時に泣ける。
深みのある演出しか刺さらないから、映画を見ない、ではなく、深みのある演出を見つけたいから狂った様に映画を見る。
そこにマキマの本質があり、狂気があり、愛があるのだと思う。
前半でこれ程までに、丁寧に前置いたのなら、後半に活かして欲しかった。これは単なる願望で、わがままだ。
話が逸れたが、シーンはラストに移る。
レゼと路地。
先には例のカフェ。
はやる気持ち。
行かねば。
違う。
好き。
違う。
知りたい。
この気持ちの終着点を。
この先を。
デンジ。
この気持ちの移り変わりが、はやる気持ちが、走る速度に、作画に良く出ていた。
ちょっとだけ好きな演出だ。
......伝わる訳ねぇ。
そう。語らない演出は良いのだ。
俺等が見落とさないならな。
そして最後の言葉は、
「本当は私も学校行ったことないんだ......」
知りたいし、知ってほしい。
レゼはようやくそう思えたのだろう。
伝わらないから素直になれたのだろうか。
違うだろう。
きっともう会えない。
そう思ったからこそ、素直になれてしまった。
あの海岸で、
「君が私を攫えばいいんだよ」
なんて、そんな不器用な言葉でも、吐いて出れば、未来は変わっていたのかもしれない。
遅いよレゼ。観ていた私はそう感じた。
素直になるのは、遅くちゃいけない。
■総評
大衆に寄せた割に、肝心な所で言足らず。
藤本タツキという人間をよく知らないが、大衆にアクションを見せつける事に悦を感じる様なタイプには見えない(偏見)
だからこそ、大衆を置いてくような深みが見たかった。
少し期待しすぎた様だ。
ただ仕方ない。
商売は商売なのだ。
これは嫌味ではなく、単にそこにある事実だ。
いや違うな、悔しいんだ。
しがらみが憎いんだ。
もっと壮大な深みが欲しかった。
ありがとうございます。
※追記(9/28)
良い所を書きそびれた。
いや良い所というより見どころだ。
レゼがデンジに、
「デンジ君は、都会のネズミと田舎のネズミ、どっちが好き?」
と、問うたとき、
デンジは、
「俺は都会のネズミだな。都会の方がウマいモンがあるし、楽しそう」
と答えた。
この時のレゼの目に注目して見て欲しい。
なんて寂しそうな目をするんだ。
私と違うんだ。
嫉妬とも、嫌悪とも違う。
気になる人と嗜好が異なる。
ただそれだけの話だ。
ただそれだけの話でも女の子は傷つくのだ。
いや、これは私の妄想だ。
むしろそうであれ。
これで傷ついていたのなら、私はレゼに魅入ってしまう。
いや、妄想だな。
田舎の鼠は危険な都会で…
孤独兄ちゃん転がしの女
自分を好きになってくれる女が好きだ
ならば確かにチョロい!チョロすぎる
原作未読勢なのであくまで単品映画として観る
勿論、前提となる世界観やいきさつ、今後の展開がある事は理解しているが、この物語はデンジの、というよりかはレゼの視点で観た方が刺さる
彼女の正体がモルモットである事は作中で説明された
ひどい人生だったと思う
デンジに惹かれた、というか共鳴したのはそこだと思う
"学校に行ってないデンジ"に自己投影したのだ
デンジに会ったのは偶然ではない
けどそれまでの幾許かの日々、彼女は普通の女子として喫茶店でバイトして、店内でも勉強をして、任務なんだけど少しだけ普通の自由を満喫したのだ
で
彼女はどのタイミングでデンジを好きなったのか?
個人的にはレゼのデンジに対する感情は恋愛ではないと思う、類似性バイアス?
殺し合った末に自分を向いて「好き」と言ってくれた、いわば初めての心を許せる同属ではないだろうか?
デンジを籠絡して殺すか
公安からの駆け落ちを促して組織に拉致するか?
でもそもそも籠絡?させる必要はなかった
目的はデンジの心臓だし、マキマとは違ってレゼは心臓を持ち帰るだけでいい
「最初に殺しておくべきだった」はアンサーだと思う
でもそれをしなかった
一週間、店に通うデンジと楽しく会話した
デンジと夜の学校に忍び込んだ
デンジとお祭りに行って花火を観た
暗殺じゃあない
最終的に派手にドンパチした
なのに恋愛パートは必要か?
そう考えるとやはりレゼは躊躇したのだ
誤算もある
デンジの本命・マキマの存在
そしてデンジの不死身すぎる生命力
ビームを始め仲間の助太刀がなければデンジ一人ではレゼには勝てなかった
が、単騎でチェンソーマンを倒しにいくのもまた無理があるんだよね…
デンジの心をマキマから剥がした事がレゼの大金星
「今ある安寧を棄てる」事をデンジに決意させた
これは奇跡ですよ
デンジはレゼとの逃避行で【世の中の全てを敵に回す】事になるんだからね
ただ、喫茶店で花束抱えて惚けているデンジにはその未来が見えていない
レゼの事しか考えてないので
そのデンジが待つ喫茶店の手前でマキマに仕留められるレゼ
なんで変身しなかったか?
変身時の爆発にデンジを巻き込みたくなかった?
そうじゃないと思う
初めて変身を見せた時は手前にあった木の柵は壊れてなかった
変身しなかったのは潮時を感じたからか
それと爆発ではなくてそもそもこれ以上デンジを巻き込みたくなかった
おそらくレゼは最期にデンジに会いたかった
あのまま電車に乗ったところでソ連本部からの制裁は免れない
任務に失敗したのでもう戦う意味もない
生きる目的?
普通の人生?
それは叶わない
デンジと戦うのを辞めた時点で行き止まりだったと思う
観賞後、映画前半のレゼとの恋愛パートは説明的に感じたが、2回目観たら演出に惹き込まれて説明的な感じはしなかったし、そこが活きてるから観賞後じわじわくる
もう一度観たい
原作未読、アニメ一期で予習をして観ました。
本作を観て良かった。最高でした。
原作も読んでなくて良かった。
CMも見ず、何も知らない自分は
レゼが何者かもわからず、
学校で追い回された時に
デンジ早く助けに行ってくれ、と思ってました苦笑
お祭り、夜の学校、青春ですね。
レゼがとても魅力的、上田麗奈さん素敵でした。
男は単純です。
そして花火からの展開、疾走感が凄かった。
戦闘シーンも追いつけなくなるくらい
派手で迫力があり見応えがありました。
ラストシーン、
東北行きを見送り、戻ることを決め、
電話ボックスからカフェまでの路地を何故ここまで詳細に描写するのだろうと思っていましたが、
心変わりした時間を少しでも長く描くことで
デンジの元へ行く気持ちの強さと確かさを、台詞なく示していたのではないかと感じました。
それだけにせつない。
しばらく思い返し、余韻に浸ることができそうです。
もう一度観に行きたいです。
期待通りの面白さでした
今年一番期待の一作、本当に楽しい映画でした。
1.大迫力
現代の大作アニメにおいては、手書きアニメの頃には不可能だった、緻密な絵を破綻せずに動かすというのは最早当たり前になってしまいました。本作では、戦闘が加速していく中で、より色はビビッドに、画面はサイケデリックに、動きは荒々しくなっていった。これは新しい映像表現の取り込みだと思われます。アニメーションの楽しさを再認識出来ました。
2.原作通りで映画としてまとまっていた
原作通りというのに拘りすぎてもいけないと思うのですが、本作では映画に最適なサイズで、非常によく話がまとまっていました。偶然なのか、原作の切り取りがうまいのか、いやいや、藤本先生が最初から映画を描くように漫画を描いていたような気がします。
3.レゼが可愛い
本作の魅力の1つがこれでしょう。レゼがとにかく可愛くて、そしてエロい。エロトーク可な女の子って、理想っすよね。でも、それは全てデンジ君用に調整されたペルソナ。もう一面の彼女は冷酷な暗殺者。そして、それとは別の面が学校デートで生まれている。プールのシーンでクモに絡めとられる蝶はもしかしたらレゼだったのかも知れません。彼女自身も気づいていない、デンジ君を好きになってしまった彼女が、最後の最後に表面に出てくる。色々な顔が見れて、魅力的でした。
さて、映画を離れて、この作品は漫画全体の位置づけで言えば、デンジ君が恋をする話。同僚が死んでも何も感じず「自分に心があるのだろうか」と悩む彼が、はっきりと性愛を超えた恋心を感じる重要な回です。
仮にデンジ君が他者と愛を育む事が出来たら、彼は普通の大人になれるかも知れない。でも、そんな事はこわーいあの人が許さないでしょうけどね。
とても良かった
2回鑑賞しました。
1回目、前半長ぇ…レゼの演技過剰でない?ぶりっ子すぎるでしょ、引くわ。。。学校シーンとか眠い、チェンソーに青春とか求めてないんだわ、血をみせろ!!からの後半戦闘シーンで一気に目が覚める。
そう、このめちゃくちゃな混沌が見たかった!!
「ボムだ!!」でビームが好きになる、「だって、ごめんな!」で暴力の魔人を忘れられなくなる。
この後、ビームを更に好きになるんだけど一先ず置いといて、首のピンを抜き、可愛らしいお顔を吹っ飛ばして変身するボムが最高にカッコいい!
指パッチンと爆発の相性良すぎ。中学の頃なら間違いなくハマってた。今はいい歳なので指の脂少なく擦れるだけ。
劇場音響と爆弾音がマッチしすぎて、これだけで映画館で見る価値がある。
爆音だけだとお腹いっぱいになっちゃうけど、いい具合に台風の悪魔が暴風と「ボム様!」の心地よいアクセントを加えてどんどんグチャグチャになっていく。
良いよ。。。言うことなし、完璧。原作の空白を映像できちんと補完してくれる。
スピード感、映像の迫力、デンジとビームのバディコンビ、30分前の自分へ、眠いとかほざいてんじゃねー。この先のドンぱちは劇場でご鑑賞下さい。
レゼに戻って、海辺のシーン。嘘だろ、何でこんなに情緒的に描けるの。
原作をあまり覚えていなかったので、このまま新幹線でどこかに逃げるんだっけ?と思ってたら、約束の場所へ向かうレゼ。
足下にネズミが這う、なんか不吉だなぁと思ってたらいっぱい集まってきた!
ネズミに埋もれた中から刺客でも現れるのかな?と思ってたら、マキマさんですか。。。
鼠を好きな方や愛着を持っている方にはごめんなさい。
自分にはネズミは不衛生の象徴ですが、マキマの美貌との対比にハッとさせられる。
このシーンでしっかり心を掴まれる。
重い扉を開けて、少しずつ原作を思い出してくる。
そうだった。あっけなかったね、そういえば。
今際の際に一言。
どうせ「好きだった」とかでしょ、と思ってたら初めてレゼという人物の血の通った言葉を聞く。
ビルの上で天使の悪魔が呟いた言葉に、塗り薬にもならんなぁと思いつつ、宇多田ヒカルの声が劇場に響いてEND。パワーちゃんのおバカさにホッとする自分がいました。
1回目の感想を5行くらいにするつもりでしたが、長すぎましたね。ごめんなさい。
語り残したことは多いが、なんてナウ⚪︎カをパクりつつ、2回目は下記の通りです。
2回目はEDの宇多田ヒカルが聴きたくて、再度、劇場に突撃。
前半シーン、あれ?前回より退屈じゃない!寧ろ、しっとりとして良いシーンじゃない!
おいおい、デンジくん、君はどんだけなんだ。でも、なんか純愛で良いじゃない!
180度、見方が変わる。
レゼの媚び媚びに動じなくなる。
皆の言う通り、これはこれでありだな!上田麗奈、最高!
プールのシーンもすっごくいいじゃない!音楽と蜘蛛の捕食が相まって、悪い予感するじゃない!裸のプール、最高!
1回目を見ているので悪い予感なんて知らないふりしましたが、殺人鬼と対面するんですね。
殺人鬼を前に顔がピクつくレゼ。慄く自分。どういう感情なの。怒なの?
首の絞め方がプロじゃないですか。蝋人形の様なお顔が非常に怖い。
感情の整理がつかないまま、夏祭りへ。1回観ているはずなのになぁ。。。こんなに揺さぶられるはずないのに。。。
サクッといきます。デンジくんの舌が噛みちぎられて、血まみれからの「ボムだ!」
いただきました、2回目。ビームが愛おしくなる。そんなに◯次郎っぽいかな?
首のピンを抜くシーンは何度見てもカッコいい。
退魔ニ課の訓練施設に逃げ込むデンジとビーム。ノモさんは自分が死ぬだろうことを分かってたのかなぁ。。。複雑な気持ちになる。
ボムさん登場して、首のピンを引き抜く。顔を潰さないことも出来るんですねと思ってたら
、頭無くても動けるの!しかも頭爆弾になる。よく見るとちょっとグロいな、これ。
そして、胴体走ってきます。ノモさんに取り付いて、こっちも自爆。
ノモさん、ごめんなさい。ここの爆発シーン、カッコいいんですわ。訓練施設が爆風と爆炎で燃え盛るところが綺麗。
ボムとチェンソーの削り合いは本当にエンタメしてる。ボムの爆発音が何度見ても聞いても劇場にハマっている。爆音上映があったら、是非観たい。
チェンソー、ボム、ビーム、台風で、もみくちゃになりながら、ボムとチェンソーが海に沈む。プールのシーンとこう重なるのか。
海底はとても静か。このまま、二人で沈んでいても良かったのでは?
心無しか、ボムがデンジに心を預けているように見えた。
海辺の3人、陽の光は暖かいよね。暗闇にしか光は灯らない。
デンジって憎めない奴だなぁと思う。
女の嘘にショック受けても優しく出来る。自分は応援したくなる。
ニャーコにバイバイ、デンジのちょっとした仕草がとてもいい。
花火が見える丘で一緒に逃げようと言ったのは本心だったか。
心臓を持ち去るための嘘だと思ってた。
音楽が心に染みてくる。あぁ、その路地に入ってはダメ。。。
ネズミの群れから出てくるのは、もはや名前を呼んではいけないあの人。
天使さん、あなたいい仕事しますね。的確ですよ、何もかも。
最後の言葉はもう知ってるからね、何てことは無いですよ。
と思ってたら、思わず涙腺が緩んでしまった。
そう言えば2回目を見ようと思ったのはEDを聞きたいのもあったけど、もう一度、この言葉を聞きたいからだった。
と、思うほどに今年観た映画の中で最高に素晴らしい映画でした。
少年漫画の筈ですが、妙に大人っぽさがあり、爆発があり、それらが破綻せず混じり合って成立している不思議な映画です。
本当に不思議です。1回目を観終わった時、2回目を観ようなんて思いもしませんでした。
デンジの素直さ、音楽、ボム、レゼの最後の言葉、たったこれだけの要素が劇場に足を運ぶ原動力となりました。
自慢でも何でもなくて、世間受けはしない作品だと思いますが、自分はとても好きな作品です。
館内でライトがついても立てない人がいた
原作でも随一の悲しい話、レゼとの初恋のストーリーが突如血で血を洗う高速バトルになる、戦闘はもう原作通り、圧倒的なレゼの爆弾能力だけどまさか水が弱点とは知ってもいても手に汗握る。。出来ればデンジと逃げて欲しかったな。
圧倒的な力でレゼを始末してしまった。。マキマの得体のしれないボス感を再認識した。
あのまま終わるとかなり落ち込むからあえてエンディングの後少しパワーとイチャイチャさせたんだろうけど対比がキツく、レゼは物語にもういないんだと言う事実が重く伸し掛る。。館内の灯りがついても足が重い、鼻をすする音。。立ち上がれない人が何人もいた。。近年稀に見るせつない映画だった。
すごく完成度の高い作品だけど…
賛
内容に関しては、大好きな原作をそのまんま映像化したんだから面白いに決まってるし特にいうことなし。
アニメーションは文句なしの出来。テレビシリーズの美麗なデザインを完全に引き継ぎつつアクションシーンの迫力も満点。
映画ならではのオリジナル演出もすごくパンチが効いてた。
デンジとレゼがプールで戯れるシーンと並行して蜘蛛が蝶を狩るショットを挟む演出は恐ろしくて鳥肌立った。
雨が降ってるのに目を見開いたまま男の首絞めてるレゼは完全に"ノーカントリー"のアントン・シガーだし。
他にも"青い春"のラストシーンさながらの飛行機のショットとか、映画のオマージュも見れて満足度高い。
否
んー原作読んでるし面白いのはわかってたんだけど、テレビアニメを映画館で上映すること自体あんまりよく思ってないから複雑。
もちろん漫画で読むのとは違った映画でしかできないような演出が足されてたのは良かったんだけど、途中から始まって途中で終わるつくりは初見さんを完全に突き放したスタンスだから、映画館で上映することに対してはかなり疑問。
映画ってフラッと来て直感で「これ面白そう」って観にくる人も100%楽しめるものでなきゃいけないと思うから、テレビで放送しているアニメシリーズの続きを映画館で上映するのには反対。
「じゃなんで観たん?」って思う人もいると思うけどそれは単純にチェンソーマンが好きだから。
内容とは関係ないからここをツッこむのはずるい気もするけど、鬼滅やチェンソーマンのような大ヒット作品を金儲けの道具にしてる気がして嫌なのが正直な気持ち。
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