チェンソーマン レゼ篇のレビュー・感想・評価
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最高のアクションに宝石の様な青春のスパイス
この人アニメ向きなのか
原作者のマンガはすべて読んでいるけど
アニメは観たことないまま人に連れられて視聴。
作者はいろいろ観ているんでしょう。
吸収したものの再表出力には感心していたが、
どうにもこの人、致命的にアクションが描けないし、
カットバックやフラッシュバック/フォワードなどが頻出し、
演出優先で話が見えづらかったり、
あるいは映画ばりのスカしかたで
経緯を飛ばして発端と結末だけ描くなんてのもよくやったりで
若さというか洒落臭さが気になって
手放しで褒められず、アニメも敬遠していた。
だが今回アニメを観て、
アニメになることである程度状況が伝わるように整頓されたり、
飛ばされがちだったアクションがキチンと補完され
見応えのあるものになっていたりで
なんだこれ面白いじゃないかとなった。
というかレゼの話を初めて理解した気がする。
これは製作スタジオと脚本家の勝利。
筋としてはボーイミーツガールに過ぎず
デンジの設定もあいまって中学生の妄想のようなシーン多め。
大人としてはやっぱりそれを手放しに評価してはならないなあ
と思いながら、
なんだかんだパンフを買って帰るくらいには楽しんだ。
※追記
帰宅後原作を読み返したら、何もそんな大きく変わっているところはなかった。本当に小さな補完の積み重ねなのだなあと。
オレを好きになる女がみんなオレを殺そうとしやがる!
心と身体に時差が生じる
ルックバックも上からのアングルが印象的だったが、これもオープニングとエンディングのアングルが素敵だった。
そして、とにかく前半のレゼが可愛い。デンジなんてチョロヘイだから、こんな男の理想のファム・ファタールが現れたらイチコロだ。夜の学校での2人だけの授業、プールに飛び込んで裸で泳ぎを教えるシーン、花火のシーンが美しすぎる。コミックでは表現できない各所で使われる音楽がまた素晴らしい!
胸きゅんなシーンをこれでもかと見せてくれることで後半の血なまぐさく残虐なバトルシーンが生きてくる。
藤本タツキは残虐性を美に変えるのがうまい。
圧倒的に強い悪魔のレぜと超絶可愛いレゼが頭の中で交錯して胸がどんどん苦しくなっていく。
エモいとはこういうことか。
観ているうちに、今の子どもたちがチェンソーマンを支持する気持ちがどんどん解明されていく。
背負わされた重い荷物、孤独、理不尽な目にあっても暴力に訴えられない手足をもぎ取られたようなしんどさ、時折顔を出す性の目覚め、善と悪の心の葛藤、色んなものがないまぜになって、身動きぎ取れず淡々と死んだ目で生きていくのは本来的には嫌なんだろうみんな。
デンジの姿はできないことを代わりにやってくれる、言ってくれる代弁者でもあり、強力なカンフル剤のようだ。
強すぎる刺激にパンチを食らって胸が苦しくなる。その時は苦しいばかりなのに、時差で後から涙が溢れてきた。
こんなものが作れる藤本タツキのすごい才能にも涙する。
感受性が死にかけた全世界のヤツらにチェンソーマンの一撃を食らわせたい。
あっという間に惹き込まれる
前半戦がもう少し短かければな〜と思うのはあの回想シーンの長さと同じ感想ですマッパさん。後半の部分は流石。音楽が良かった。最後の最後に切なくなるワンシーンが。〈LIVEサウンド〉で観るの大好きなんだけど、この映画はまさにピッタリだった。
動きがつくとやっぱいいなぁ。
原作未読、TVアニメ3話でリタイアしました。
(゚∀゚)純愛ホラーだなぁ
血がたぎってもう煮立ってもうやめれない
コミック未読、アニメ既観
米津始まり米津で締める
DolbyAtmosのスクリーンだったので、IRISOUTのBass音が身体に振動してテンション爆上がり。
クラブDJのライブセットのように緩急がつけられていて、
(勿論視覚的には疲れるのですが)疲れすぎなかった用意は聴覚的な効果が大きかったように感じます。
リズミカルにページをめくってコミックを読み進めていくような感覚がありました
肝心の本編
後半の感情移入のための豹変前のレゼが、みっともなく下品に見えてしまった故に、冗長に感じた。
現実世界にもあるが、”対象の女の子”そのものよりも”その人に惚れている男側”に対して軽蔑する現象を感じたことがある人もいるかもしれないが、それに近い。
しかし、それまでのデンジを我々は見届けているので、今回の新キャラ”レゼ”に対してただただ嫌悪感を覚えてしまった
(レゼファンの方々ごめんなさいね)
(推しに対して性愛的な感情を想起させることは人間の本能なので否定はしませんが、それでもごめんなさいね)
今回他に気になったのは
サメ男がどうしてそんなにデンジを慕っているのか。
今回漫画全履修済の人と一緒に鑑賞したが、後に判明するとのことなので安心
良かった点は音楽だけでなく、映像の配色も挙げたい。
緑・紫・オレンジの3色で画面を占拠する場面がいくつかあり、印象に残る。
優劣性がコロコロ変わるスプラトゥーンみを感じて面白かった。
強いのはビートだけではなく、彩度も含まれるからか、アニメーションのメリットを存分に活かした制作陣の気概を伺えて楽しかった。
芸術的の高さに救われたように感じる本作、残念ながら10本に1本出会えるような人生を変える映画とはならなかった。
努力・未来・a beautiful star🌟
アクションシーンは、何を実行しているのか分からなくなる。
彼女の最後の台詞には、思わず「グッ」ときた。これまで作り物の敵キャラクターとしてしか見ていなかったし、正直あまり関心もなかった彼女に、初めて心を掴まれた瞬間だった。その一言がなかったら、評価はもっと下がっていたと思う。
その一言の共通点から、脳内で『チェンソーマン』の物語を遡れば、幾らでも共感できるポイントはあるのかもしれない。「だから、彼女はああしたのか」「あれで苦しんでいたのか」と思う場面もある。しかし、一時間以上の上映時間の中で、実際に共感できたのはそこぐらいだった。強いて言えば、サブキャラクターのちょっとした関係ぐらいか。
これは、私がチェンソーマンのファンではないからかもしれない。漫画も読んでいないし、デンジというキャラクターにあまり興味を持てなかった。そのため、物語全体に心が動くことは少なかった。
残されたのは、ハイクオリティーな映像と音楽だ。しかし、どんなに素晴らしい作画や技術でも物語として共感できなければ味わいは薄い。この映画に関しては、ただ私には合わなかったのだろう……。
何もかも新しい、美しい
胸から出ているひもは何?
というレベルの初心者の私ですが十分楽しめました。
身体の大部分が欠損しても再生するというパターンは、ドラゴンボールの死人が生き返る、から始まり、
亜人、鬼滅の刃、多分ほかにもいろいろあるのだろう。
このパターンは日本以外にあるのかしら?
米津玄師の主題歌から始まるのはNHKの朝ドラみたいで妙に安心した。
あの楽曲のクオリティは確かに世界レベルだと思います。
モノクロの夢のシーンから始まるが、ずっと最後まで現代美術を見ているようだ。
レゼは最後にあっさり殺されてしまうが、情に溺れた魔女は魔力を失うということでしょう。
一般ファミリー向けの映画などというものはもはや存在出来ないのだろう。
ただ、尖ったものに大勢の人が群がって行くという現象は少し怖い気もする。
自分だけが見つけた知られざる名作、なんてものに価値はないのかもしれないと思うと、少し淋しい。
声の演技
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