チェンソーマン　レゼ篇のレビュー・感想・評価

原作の二部「学園編」でチェンソーマンへの興味を失っていた自分が、まさかまたワクワクできるとは思わなかった。
原作の二部「学園編」では、 原作一部「公安編」のときの熱がどこかへ行ってしまったように感じた。漫画も読むのをやめた。
だから、この映画で“あの頃のチェンソーマン“に再会でき、嬉しかった。

チェンソーマン独特の空気感はそのままに、映画館ならではのダイナミックさが加わり、作品世界へ一気に引き込まれました。音楽も映像と絶妙にマッチしており、相変わらず曲（OP・エンディング・挿入歌）が作品の世界観にしっかり寄り添っていていいです。すきです。

また、チェンソーマンらしいバイオレンスと疾走感の中に、どこか恋愛映画のような切なさが垣間見えるのもよき。そして予想以上に「サメ映画」としても楽しめる作品で、まさかの角度から物語を味わえるのが面白いところ。普通にサメ映画として見るのも大いに“あり”だと思います。

レゼ篇で描かれた世界の続きが、この先のアニメでどのように展開していくのか、楽しみになりました。

上映時間100分のうち、IMAXを駆使したアクションシーンはおよそ30分。

それ以外は「一体何を見せられているんだろう？」と感じるほど静かなドラマパートが続く。

しかし、このドラマ部分こそが後半の大アクションへ向けてじわじわと積み上げられており、ついに爆ぜる瞬間は圧巻だ。

アクションの密度だけ見れば『鬼滅の刃』には敵わないかもしれない。

だが、どうしようもないクズ男と、無類の強さと儚さを併せ持つレゼとの死闘は、美しく、激しく、そして悲しい。

この二人の関係には、確かな“悲恋”があった。

痛みが胸に刺さったままエンドロールへ。
流れる曲は宇多田ヒカルと米津玄師という、今の日本を代表するアーティストたちの奇跡の組み合わせ。

その歌声が、本作の悲恋を完璧な形で締めくくってくれる。

ストーリー自体よりも世界観を楽しむ作品だと思っているので、映画館のスクリーンで見ると没入感があってとてもよかったです。
総集編で内容を復習してから鑑賞しましたが、ストーリーを知らない人が見ても、雰囲気だけで楽しめる映画だと思いました。
あとドルビーシネマで観たけど、IMAXのが迫力あって良さそうだなって思いました！

マンガをみており、レゼは知らないな。あったかな、って感じでした。
息子たちのすすめで観ました。
まず、映像美、SLAM DUNKの時に思った、｢アニメって、すごいな｣を思い出しました。プール、お祭り、戦闘シーン(ちょっとした静止画)もよかったが、私は祭りのシーンに情景を感じました。他の方が書かれているようにストーリーはテンプレでした(怒られるかな)。
もうちょっと、マキマさんの対比、選択の窮屈さがあるとよかったかな。

今まで見たことがなかったので、テレビアニメ版を観てから映画に来ました。テレビアニメを観ていなくても映画では背景など説明が丁寧だから大丈夫と書かれた記事を見かけましたが、映画を見た感想としてはやはりテレビアニメを観ていないとかなりのギャップがあると思う。

レゼはエロいですね。デンジの欲望を戦闘のモチベーションにしているから当然か。これも楽しめる部分です

隠喩があちらこちらに散りばめられていて、その伏線回収もきれいにされていて、すごく見応えがあった。
レゼ、デンジの心情表現もよく描写できて、共感できる部分が多くあった。
全体的にひとつひとつの描写に無駄がなく、意味を持っていて、完璧な構成であったと思う。

音楽が良く、世界観も面白く見易いが、特に内容無く、ストーリーが大幅に核心に進むでもなく、ただだだ、レゼという人気キャラの雰囲気プロモーションビデオの様だった。
レゼ役の声優さんがキャラクターの魅力を引き上げてくれて素晴らしかった。
他の映画を観に行った時にコマーシャルで流れてたトレーラーでこの映画の魅力は全部出しきってました。

Netflixで総集編で予習してから観に行った
なかなか迫力あって良かった、ストーリーも切ない感じで良かったよ
予習してる方が良いけど無くても普通に観られます

めちゃくちゃ面白いサメ映画でした。
前半は「なんだこの甘酸っぱい青春映画は？」と思っていたら、後半は一転、テンポ抜群のアクション系サメ映画に！
振り幅の大きさも含めて、しっかり堪能しました。

そして、上田麗奈さん演じるレゼが本当に良かったです。
危うさと魅力を併せ持った存在感で、思わず惹き込まれました。
“様子のおかしい女性”を演じさせたら、やはり天下一品ですね。

昭和に生まれ、モノクロテレビでのアニメから育った者にとっては、こんな映像美と切ないストーリーを観ることが出来て、本当に幸せです。

原作は未読。アニメ版は4話目くらいで挫折。総集編も途中離脱。
なのにこの映画にいたっては、わけわからん。
ここまで自分に深く刺さるとは思わなかった。

スタッフロールが流れ始め、
宇多田ヒカルの歌声が聴こえた時になぜか涙が出た。

(以下ネタバレ)

敵対するもの同士が惹かれ合い、最後は結ばれない恋愛映画。
定番のようなストーリーながら、
この映画は【男性】が待つ店に向かう【女性】が辿り着くことができずに
最後を迎えるパターン。(男女の逆はよくあるような)

デンジにも言われ、
レゼ自身も孤独と運命を自ら変えようとしたときに待ち受ける悲劇の瞬間。

そこに至るまでのデンジとレゼの言葉のやり取り、
背景となるプールやお祭り、花火などのシチュエーション、
登場人物たちの顔の表情と声優たちの表現力の見事さ。

さらにアクションシーン。
元は(おそらく)原作が絵コンテのような役割を果たしたのであろうが、
監督やアクション監督、原作者などディレクションの立場にいる人たちが
思いを言語化して各スタッフたちに伝えて生まれた完成度の高い映像美＆色彩美。
そして、その完成された映像に重なる音楽/サウンドトラックの巧みなこと。

で、最後に宇多田ヒカルと米津玄師の歌で〆るのはズル過ぎる…。

ホント、この原作への愛とこだわりを感じる。

追記>
映画館のフロアから1階に下りる帰りのエレベーターは
自分とカップルの３人だけだった。
その途中でカップルの女性の方が彼氏に言う。
「あん時、ビームくんが死んでしもてたら、デンジを許せへんと思うわ」。

こんなにも感情移入ができる映画が生まれる国に生きている。
それは本当に幸せなことだと感じた。

原作は未読。
序盤は非常に美しい画、カットに感動するもテンポ感悪いな…内容が薄いのかな？と不安に。
結果それはフリでした。後半のバトルシーンのスピード感を生かす最高の演出。
さらに、BGMやSEの使い方、タイミングが完璧すぎる！
ストーリーやキャラクターは個人の好き嫌いがあるものだけれど、作品としての"完成度"は誰もが納得の最高傑作だと思う！
TVアニメ編集版の公開も未視聴の方向けに素晴らしかったと思う。

レゼを見ていてキューティーハニーを思い出した。セクシーでとてつもなく強い。あれだけ残虐なのに憎めない。続編があれば生き返らせて欲しい。バトル映像は見たことのない迫力で、没入した。音楽も洗練されていた。原作を読んでみたい。スクリーンxでもう一度見てみたい。

レベルが高すぎて、視聴後は少年漫画のアニメ作品を見たとは思えないほどの後味に晒された

映像、音響、音楽、演技
全てが“いい作品”を作るために磨かれた、超高級素材ばかりだが、他の素材を食い合うことなく一つの料理として完成されている
ここまでの映画はなかなか無いと思う

唯一続き物と言うのが難点だが、この完成度ならぶっちゃけ総集編を見なくても単体として楽しめる…かも？

他にも素晴らしい点は多々あるが、一番感動したのは“対比”の多さ
序盤のデンジの日常と、終盤のデンジの日常
序盤のレゼの心情と、終盤のレゼの心情
ボムが登場するまでのデンジの想いと、事件後のレゼの想い
全てが綺麗に対比となっており、初見と2度目じゃ間違いなく感想が変わる、味変するガムの様な映画

音楽の悪魔が携わった主題歌とEDも素晴らしく、チェンソーマン レゼ編と言う一夏の蜃気楼の様な恋物語を上手く噛み砕き、解釈して作り上げられた2曲だ

最後に惜しい点
そもそも人の命が軽い作品なのは重々承知だが、にしても野茂さんと副隊長の退場が早すぎた
これは映画ではなく原作に対する不満だが、野茂と副隊長の退場シーンの感情としては

「ウソだろ、ボム強すぎん？」
「野茂さんと副隊長を殺したのかコイツ」
的な、圧倒的強者かつ無慈悲な殺人犯を目の前にした怒りと絶望に満たされなければならないはずだが

登場から退場までが早すぎたせいで
「あ、さっきの人死んだ」
くらい軽い感想しか出なかったのが惜しかった

これがもっと前から登場していたり、アキ君との絡みを見せてもらってたりしたら、あのシーンを見たときの感情は、よりアキ君に近いものとなり、怒りと絶望が沸いて出たのかもしれない
まぁこの感想自体、アニメ本編の姫野やネームドキャラの退場時に最初に抱いた感想だが

劇場版にしっかり仕上げてきてて流石のクオリティだった。TVアニメ版では賛否両論だったストーリー面も感じていた物足りなさが0だった。恋愛・バトル・ギャグ・シリアス・おセンチ全部てんこ盛りのゴチャ混ぜ感がこれぞザ・チェンソーマンって感じ。
両主題歌の豪華さ・作品への寄り添い方の最上級さもさることながら、やっぱり今作のMVPはレゼ役の上田麗奈さんかと。もうレゼとしかいいようのない素晴らしい演技だった。台詞の言い方や吐息の仕方、”ボンッ”の台詞の最高さ…ほんとにほんとに凄かった。まさにハマったらヤバい女の表現が流石すぎる。レゼの最期に悲しむ人が多かったっぽいけど正直もう登場から”幸せになれないオーラ”が凄かったので個人的にはだろうな…と 笑 エンドロール後も含めて完成度の高い劇場版だと思った。
多分今後のエピソードも映像化するんだろうけど個人的には今後もTVアニメより劇場版展開して欲しい気。こうやって一気にギュッッッのほうが合ってる気がする。続編待ってます。

バトルアクション、青春モノの塩梅が程よく、最後はホロリと。アニメ版知らなくとも軽く予習だけして十分楽しめました。テンポは良いけど、キャラクターを深く知らないせいか後半のバトルがこれ以上長かったら少し飽きてしまったかも。
夜の学校のシーン、レゼの最後が特に印象に残ってるし世界観は好き。音楽もいい。
アニメが苦手な人も先入観捨てて。観ないと勿体ない。

最高に面白かったです。

白熱した戦闘描写が凄いし、レゼちゃんがとにかく魅力的で可愛かった。

お腹が痛くてどうしても我慢できなくなり、ラスト２０分で退席。
原作、未読、アニメも未見でしたが、迫力とグロさは伝わりました。
ラストが見れなかったので、もっとも印象に残ったのが二人で裸でプールに入るシーンで、自分だったらどうするかと考えてた(笑)

正直 主人公の見た目が 全く愛着持てなくて
テレビアニメ版は ちょっと観て止めちゃったけど 映画だからと観に来たら やっぱり愛着持てん