チェンソーマン レゼ篇のレビュー・感想・評価
全861件中、401~420件目を表示
普段アニメはあまり見ないけど楽しめた!
マンガ派の雑感想
アニメ未鑑賞、漫画は数年前にレゼ編一気読み、うろ覚えでの状態で鑑賞しました
当時はレゼ編が本筋から少し外れていて、全14話ほどの短さもあり、それほど印象には残っていなかったのですが――。
丁寧に映像化されると、ここまで面白くなるのですね。アニメ界には一体どこからこれほど優秀な人材が現れるのか、本当に驚嘆します。
漫画の映像化は原作の面白さが核なので続編に期待したいのですが......
今後の展開は、チェンソーマンが漫画史に残るといえるくらい出来が良いです。
レゼ編以降は素晴らしくて何度も読み返しました。
ただ、この作品はあくまで「漫画」として作られてり、その完成度があまりに高いからこそ、アニメ化はよくても、映画化はしてほしくないな、と感じています。
ですが素晴らしいクリエイター達なら、原作の感動をそのまま映像化してくれると期待しています。
日本のアニメの奥深さを再確認する映画
テレビシリーズは見ていましたが漫画は読んだことがありませんでした。テレビシリーズの延長線だと思っていましたが、ヒットしていたので観に行きました。映画は予想をはるかに超えた内容でラストシーンに涙するという、テレビシリーズでは全く想像出来ないストーリーで前半はよくある青春映画のようで退屈しますが見終わってみると全てがひとつにまとまって感動を与えます。漫画を読んでない人は見た後にYouTubeなどで解説動画を見るとさらに世界観や一つ一つの何気ないカットの意味が分かってさらに映画の深みがましてまた観に行きたくなるのでオススメです。日本の漫画やアニメがなぜ世界中で評価が高いのか分からせてくれる映画です。
JANE DOEが感動的すぎてダメ。
原作漫画、アニメ本編鑑賞済み。
映画そのものは良かったです。
ただ劇中歌であるJANE DOEが藤本タツキが描いたレゼ編の世界観と解釈不一致な気がしました。
劇中でデンジとマキマが映画館デートをする中でマキマが映画に対する批評として「こっちを無理やり泣かせようとしてくる感じが嫌だった」
と発言し、最後に見た映画のなんてことないシーンで二人共々涙をするシーンがあったと思います。
こういった思想が見えてくる作品の中で、
最後にあそこまで感動的でダイナミクスの効いた曲が大音量で流れてしまうのはもの凄く矛盾に感じてしまいました。
涙を誘うなら自然な形にして欲しかったです。
原作を忠実に映像化しただけの凡庸な出来
せいぜい原作レベルの面白さしかなかった。
原作を超える衝撃や感動を与えてはくれなかった。
原作自体が人生を変えるレベルのクオリティに至っていないのだから、この映画は人生を変える一本にはなり得ない。
アニメ1期(アニメ版)の監督は、これを良しとせずチェンソーマンにしか出せない魅力を以て唯一無二の作品に仕上げようと奮闘していたように思う。
それには良い点も悪い点もあったが、間違いなく従来のアニメの枠を超えようとする気概があった。映画はそういったものすべてを失って凡庸な作品となった印象である。
凡庸といえる箇所として大きなところは、変わり映えしない戦闘描写、雰囲気だけの浅い心情描写だろうか。
■戦闘描写に関して、当時の原作としては戦闘描写に目新しさがあった。アニメ1期ではその目新しさをアニメの文脈で再解釈して映像化できていた。一方で映画(レゼ篇)の戦闘描写は凡庸そのものでただ作画クオリティが高いだけの陳腐なものだった。
■心情描写に関して、元々原作はこのあたりを簡略することで早いテンポ感を実現している。さらに一歩踏み込むと、漫画でしか実現できないテンポと怒涛の展開によって、心情描写は薄くとも読者の心を動かすに至っているのではないかと思う。アニメで同じアプローチを取ることは難しく、この問題に真っ向から取り組んだのがアニメ1期である。うまくいかなかったのは残念だが、映画(レゼ篇)ははなっからこの問題を放棄したような印象である。
自身の作品に責任や信念を持たないのは、原作遵守と考えれば立派だし、もしかするとあるべき姿ですらあるのかもしれないが、一人のクリエイターとしてはどうなのだろうか。
本当は星1をつけてやりたい。
数年前に原作読破して今回映画を見ました。
年間100本以上映画を見ていますが、
正直星1をつけてやりたいです。
なぜならキャラの緻密な心情の動きや作画が完璧すぎるので、そこにリアリティが生まれています。
こんな女性存在しないのに、何故か劇場の2時間でレゼというキャラクターにものすごく愛着が湧いてしまいました。
漫画ではそこまでの感情は湧きませんでした。
これこそ制作陣営の凄さなんでしょう。
鬼滅の刃を引き合いに出しますが、正直猗窩座襲来は本当に良かったですが何故だか感動はありませんでした。死に至るまでのキャラの深堀が浅かったと思います。(そもそも原作が短いので仕方ないですが)
本作はそういう意味で言うと恋愛映画、短編小説の様にレぜという1人のキャラを際立たせています。
だからこそこの映画を見終わったあとに来る虚無感、トラウマが植え付けられています。
もしラストでデンジに会えていたらと思ってしまうし、頭の中で宇多田ヒカルの曲が流れます。
感傷的な人からしたら正直ホラーレベルのトラウマかもしれないです。
これからのチェンソーマンは更に絶望の連続ですが、楽しみでもあり観たくない気持ちでいっぱいです。制作お疲れ様でした!(複雑な気持ちでいっぱい)
完璧な映画
史上最高のアニメ映画
まずシンプルに作画が良過ぎる。プールのシーンとか美しくて感動しましたよ!
戦闘シーンの作画も最高でしたね!台風の悪魔を輪切りにしてる所とか劇伴と声優の演技も相まって迫力満点!
ストーリーもまさに一夏の恋と言うか悲愛と言うか…とにかく綺麗で物悲しいエンディングでしたね…!
とにかくオススメです!
音響だったりスクリーンのサイズだったり環境も関わってくるので映画館で観たほうが良い映画です!
大迫力のバトルだが切なさが残ります
IMAXで鑑賞。天才の作品だなと思いつつ、平凡な私には思いつかないストーリー展開を楽しむ。レゼは魅力的で切ない。デンジは雑魚寝部屋を散らかすが几帳面に片づけて落ち着いた堅実な生活を送っているシーンが何故か心に残った。破天荒なんだけど堅実で静謐な余韻の残る部分が対比になっている。
レゼが見た景色
チェンソーマンのアニメ化が終わってから約3年後に公開された劇場版チェンソーマンレゼ編。最高の仕上がりであっという間の100分でした。制作に携わった方々には脱帽です。
台風の悪魔とのアクションシーンは、原作よりも厚みが増しトドメを指すカットでは色味が原作風に一瞬だけ変化しカッコ良すぎて痺れました、、、
ビームの暴れっぷりも良かったし、デンジとマキマさんの映画デートを映画館で見るという不思議な体験も感慨深かったです。
全シーン大好きでしたが、特に良かったと感じた点は原作よりもレぜの心情が分かりやすくなっていた点です。
映画冒頭レぜが喫茶店に向かう道中を丁寧に描くことにより、ラストのデンジに会いに行くシーンの深みが何倍にも増し何とも言えない気持ちになりました。
(原作でも道中を描いていますが小さいコマ割りであっさりとした印象でした。)
特に印象的だったのかレぜの視線に映る飛行機のカットです。この飛行機のカットは原作にはなく今回の劇場版で追加されているカットになります。
この飛行機のカットと同じような構成で描かれているのが学校のプールにデンジが飛び込むカットです。
デンジがプールに飛び込むカットの構成と屋上の飛行機のカットの構成が似ている点から、レぜはデンジと逃避行し幸せな暮らしを望んでいるのではないかと推察しました。
この映画には、最後もう一回だけ飛行機のカットが出てきます。それは、デンジとレゼの決着がつき海辺で会話するシーンです。屋上では、近距離で見えてたはずの飛行機がこのシーンでは遥か遠くに飛行機が見ておりデンジと逃避行することが難しくなり一人で逃げようという心情に変化したのかなと感じました。
最後に花の映し方も劇場版ならではだなと感じました。
この花は、デンジとレぜが仲良くなったものでもありラスト、デンジに会いに行くきっかけにもなった二人にとって大切なものです。喫茶店で二人が話をしているシーンでは必ずこの花が画面のどこかに配置されており、二人の幸せな時間を見守っているようにも感じました。
エンドクレジット後のデンジが花束を持って喫茶店で待ってるシーンでは、花びらが全て散ってしまいレゼとの恋の終わりを示唆しています。
他にもまだまだ好きなシーンが満載で語り尽くせない程、劇場版チェンソーマンにどっぷり浸かっております、、、
飛行機のカットの意味は、僕の拡大解釈な部分もあるかと思いますので皆さんの解釈も良かったらお聞かせください。
藤本タツキ先生は天才
まともなデンジ君
デンジ君のぶっ飛んだキャラに惹かれてきましたが、今回はまともになりかけるデンジ君をマキマさんが泳がせて鍛えていたのかなぁ?
作画は工夫もあってアートっぽく楽しめる反面、低予算なのか背景の人が動かないなんて粗いものが見えてしまったのは褒められない。
音響、音楽は良かったんだけどうるさくて台詞が聞き取れない箇所が時々あって気になった。
脚本、なかなかのご都合主義で、なんで台風あんなに弱いのか、人を殺したって罪悪感みたいに話すアニメでもあるまいに、とかツッコミどころはたくさんあるけど、アニメだしチェンソーマンだからいいんじゃないと私は許せる。
田舎のネズミと都会のネズミの比喩は深みを出しているけど今回のストーリーとの関連性がよくわからない。
でもビームのキャラが好きだったので評価3にしました。
中学生の感想としましては…
本日、レゼ篇を友達と観に行きました。
友達とレゼ篇を観に行く学生の方で、このレビューサイトを観ている方も多くいると思います。僕もその一人でした。色々な心配もありつつ観に行きました。
結果としては映像・演出の使い方が素晴らしい。そして、色々言われていますが、案外物語のテンポや勢いというのもとても見やすく面白みもありました。
「バトルシーンのところ、同じ場面が繰り返されるから飽きそうだな…」と思っていたのですが、色遣い、画風、攻撃一つ一つへの貯めなどの演出でかなり興奮する、ザ・ジャンプって感じがしました。
アニメを観ていなかったり、原作を読んでいない方でもバトルの迫力を楽しむために観てみても良いかもしれません。
少しエッなシーンもありますが、全然気まずくなるような空気もなく、綺麗…美しい…と言った魅了される気持ちになりました。
作画が雑と一部で言われている割には全然気にならず、逆に漫画っぽさ(?)と言いますか、チェンソーマンとマッチしていて良かったです。
ただ今回は全員男子で行ったため、"原作やアニメを知らない"女子(女性)と観た場合飽きられてしまう可能性もあるのでご注意を。
学生の皆さんは友達と行く方も一人で楽しむ方も、色々なことを気にすることなく観ることをオススメします!!
※この映画だけの感想です
漫画もアニメも見たことがなくて、登場人物さえ何も知らなかったですが、かなり面白かったのでこの映画だけの感想です。今後漫画もアニメも見たいと思っています。
前半の誰にでもある幸せな日常・恋愛要素でキャラクターへの理解と感情移入をして、後半の傍から見たら悲しいバトルを見ることで、たった100分間の気持ちの揺れを最大限に引き出しています。この揺れ幅こそが、映画の満足感と余韻に繋がっています。
実はこの映画で1番好きなのはマキマとの映画デートで、デンジが普通の幸せを感じている表現が、今私たち観客が見ている「映画」で、尚且つ会話のリアルな感じが大好きです。「10本に1本くらいしか面白い映画に出会えないよ」その通り、この映画はその面白い映画です。
そして今回のメインであるレゼとの出会いから、きっと1つ1つの言葉や表情を読み取らないと、多くを語らないレゼの気持ちは分からないと思いました。ただどのシーンの笑顔も、本当の恋愛感情だなとは思いました。あの時本心で一緒に逃げたいと思ったのではないか、きっとデンジにとって少なくともマイナスの話ではないはずなのに受け止められなかった、そこに未成年の弱さとか危うさとかが感じられます。
後半の壮絶なバトルシーンは、映画館で見るべき映像美と音響でした。ちょっと長かったな、と感じるくらい少しでも痛めつけ合ってほしくなかったです。ギャグシーンを挟んでくれるのが唯一の救いで、デンジとレゼにとってどちらが勝っても負けても辛い、そんな戦いの展開にしてくるのは意地悪でした。
ラストのレゼのセリフやカメラワーク、喫茶店のデンジの表情に、少しでも普通を知って成長していることが分かりました。少し含みを持たせて考えさせてくれる、映画の余韻を作り出してくれてよかったです。音楽もすごく良くて、素敵な100分間を過ごせたと思います。
最高でした!
終始テンポよく大変楽しめました。
ただし、映画を見る前に原作と主題歌2曲は視聴してきたほうがより楽しめると思います。
レゼ編と銘打っているのですから、レゼに感情移入した状態で観ると完璧に没入できます。
冒頭の主人公デンジとレゼの出会いは雨宿りで偶然を装って、、、と観れば王道のボーイミーツガールですが、レゼの正体を知ったうえで観れば、マフィア映画の暗殺シーンにしか見えません。
原作では吹き出しに隠れていたレゼの手元が、劇場版ではチョーカーに手をかけた状態で描写されており、”なぜあの時殺さなかったのか?”という後半に出てくるセリフに重みを乗せてきます。
おそらくデンジの突拍子も無い手品がなければ、ここで二人のお話は終わっていたのでしょう。
以降”殺して心臓を取り出す”という作戦目標からはかけ離れた、喫茶店での会話、学生生活の模倣などを経て、逃避行のお誘いをするわけですが、声が着くことでレゼの感情の動きにグッと解像度があがったと思います。
逃避行の誘いにどもるデンジの返答を聞いて、”他に好きな人がいるでしょ”と言うレゼのセリフには、声優さんの演技も相まって、嫉妬や理解者を失った失望を感じる奥深いものになりました。
その後のバトルシーンは感情の起伏を失ったセリフを吐きながら、爆発に次ぐ爆発、破壊に次ぐ破壊を繰り返し、失恋を吹っ切る為に意中の相手を殺す様なサイコパスな雰囲気があり、前半の青春パートとの演技の差がすごいです。
んでもって、バトル終了後、今度はデンジ側から逃避行のお誘い。
あきらめようと頑張ったところで逆に近寄ってくる沼堕ちムーブのデンジに、首の骨を折ってやりたくなるレゼの気持ちが伝わってきます。
それでもなお、喫茶店に向かった挙句、天使にハートを貫かれながら、デンジの後ろ姿を見つめるのですから、誰が何と言おうとレゼはデンジに堕とされていましたよ。
レゼというキャラクター、デンジというキャラクターが好きな人であれば、絶対に楽しめる映画だと思います。
蛇足ですが、戦争に利用された子供たちの話は現実にある話で正直気分が落ちます。
劇中で岸辺が”記事になったがすぐに聞かなくなった”と言及していますが、白日の下に晒されてもすぐに風化してしまうリアルが表現されていると思います。今現在も各地の紛争や非人道的な行為がニュースになっていますが、どうすることもできないまま時が流れていくばかりなのかと
全861件中、401~420件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。






