劇場公開日 2025年9月19日

「血がたぎってもう煮立ってもうやめれない」チェンソーマン レゼ篇 葉さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 血がたぎってもう煮立ってもうやめれない

2025年10月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

コミック未読、アニメ既観
米津始まり米津で締める
DolbyAtmosのスクリーンだったので、IRISOUTのBass音が身体に振動してテンション爆上がり。
クラブDJのライブセットのように緩急がつけられていて、
(勿論視覚的には疲れるのですが)疲れすぎなかった用意は聴覚的な効果が大きかったように感じます。
リズミカルにページをめくってコミックを読み進めていくような感覚がありました

肝心の本編
後半の感情移入のための豹変前のレゼが、みっともなく下品に見えてしまった故に、冗長に感じた。
現実世界にもあるが、”対象の女の子”そのものよりも”その人に惚れている男側”に対して軽蔑する現象を感じたことがある人もいるかもしれないが、それに近い。
しかし、それまでのデンジを我々は見届けているので、今回の新キャラ”レゼ”に対してただただ嫌悪感を覚えてしまった
(レゼファンの方々ごめんなさいね)
(推しに対して性愛的な感情を想起させることは人間の本能なので否定はしませんが、それでもごめんなさいね)

今回他に気になったのは
サメ男がどうしてそんなにデンジを慕っているのか。
今回漫画全履修済の人と一緒に鑑賞したが、後に判明するとのことなので安心

良かった点は音楽だけでなく、映像の配色も挙げたい。
緑・紫・オレンジの3色で画面を占拠する場面がいくつかあり、印象に残る。
優劣性がコロコロ変わるスプラトゥーンみを感じて面白かった。
強いのはビートだけではなく、彩度も含まれるからか、アニメーションのメリットを存分に活かした制作陣の気概を伺えて楽しかった。

芸術的の高さに救われたように感じる本作、残念ながら10本に1本出会えるような人生を変える映画とはならなかった。
努力・未来・a beautiful star🌟

葉
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