劇場公開日 2025年9月19日

「強烈な暴力の合間に切ない恋愛模様を挟み込む映像美」チェンソーマン レゼ篇 たまに映画館で見る人さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0 強烈な暴力の合間に切ない恋愛模様を挟み込む映像美

2025年10月20日
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鑑賞方法:映画館

この映画単体で物語として完結しています。ただ、まあまあ残酷なシーンはあるので、子供向けでは癒えない作品ではありますが。

原作の最低限の知識(主人公の名前や、悪魔とやらが暴れまわってるらしい世界線の日本、ぐらい)を持つ自分が見ると、ストーリーはある意味の荒唐無稽さを含んでいます。ただし、あくまでも主人公とヒロインの真っ直ぐな純愛に強烈なスポットライトを当てることで、そのようなことは些末なものだと感じさせ、見事に映画として成立させることに成功してるのではないでしょうか。

映画では、この二人が相思相愛だったのか、あるいは単に情にほだされただけの関係なのかは、多くを語ってはくれません。ただ、迫力ある映像の合間に見せるキャラクターの細やかな仕草描写や、それに上乗せされる声優の方々の見事な演技は、我々観客を充分に様々と想起させます。かつ、それらを肯定するような歌声。はい、最初に申し上げた荒唐無稽さなんか、 もはやどうでもよくなります。

鬼滅の刃しかり、本作しかり。日本のアニメ映画の実力を余すことなく表現した作品に、短い間で二度も出会えたことに感謝したくなる作品でした。

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