「世間が大絶賛するほどではないが楽しめる作品」チェンソーマン レゼ篇 すーばーるさんの映画レビュー(感想・評価)
世間が大絶賛するほどではないが楽しめる作品
原作漫画を2、3年前に読んでおります。
映像としてはMAPPAだなという感じですね。声優もハマり役だと思います。
映画用に作りこんでいる部分も多く原作を知っていると、あのシーンとあのシーンの間が違和感なく繋げられていて1回だけ読んだだけの自分も話に入り込みやすいね〜などと見ながら感心しておりました。
そこまで大絶賛するほどではないかなとも思いますが、原作のあのシーンがこんなに綺麗になってるんだな、原作にはないオリジナルの描写を入れてるなという楽しみ方ができます。
裏を返せば原作やアニメを見ていればより深く(?)楽しめるが、見ていないとなかなか理解できない作品であることは昨今のTVアニメの映画化にある形だなと思います。
何よりも今作はTVアニメの続きなので、原作を知ってる人はより楽しいという立ち位置のものだと思いますが、
チェンソーマン完全に初見の人は後半のスピード感に圧倒されてポカーンかもしれないですね。
それでも楽しめる出来になってると思いますしよりアニメや原作に興味が湧いたという人がいたら良いなと思います。
----------
デンジやレゼの心の動きも興味深いですが、2人の生い立ちに合わせたような今回のストーリーのテーマにもなっている「ネズミ」の話は考えさせられます。
レゼが都会の中にある純喫茶で仕事しているので都会寄りの生い立ちなのかなと思ったら…原作でも悲しいストーリーではあるけれど、どこか共感してしまう2人の話。
この2人のパラレルワールドがあれば見てみたいなと思える作品でした。
コメントする
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。