「公開済TVアニメとのセット評価★4.5(好み加点+1.0含む)」チェンソーマン レゼ篇 くりくりぼーさんの映画レビュー(感想・評価)
公開済TVアニメとのセット評価★4.5(好み加点+1.0含む)
原作マンガ未読、既公開済みのアニメ全編はAmazonで2回観ました。
私は映画は映画として評価するのが基本ですが、今回はズルして公開済TVアニメとのセットで評価となります。
まずは既公開済アニメにて主人公の「デンジ(チェンソーマン)」が、どういう境遇を経た少年であるかをシッカリ理解できていることがこの作品の肝なのでしょう。それを前提に本作を見終わると、本作の女性「レゼ」、「デンジ(チェンソーマン)」という人物が本当に愛おしく(いとおしく)なります。
惹かれあうものが敵味方に分かれて戦う悲哀の映画は多々あれど、本作の味わい深さは何とも言えない良さがありました。本作は秀逸で、単なるお涙頂戴の悲哀ではなく、例えるなら、えーと・・・ → 敵味方に分かれて戦う悲哀ではないけど、私的に同じ味わいを感じるのは30年前の「レオン」となります。
レオンは戦闘(銃撃戦)も良いし、マチルダもレオンも凄く魅了的ながら、それを更に上まわる不思議なロマンティックが全編を貫く味わいがありました。
レオンの世界感は私にとって中毒性があって、何度見ても、マチルダとレオンの仕草や言葉、空気感に浸ってしまう。
映像 ★★★ マンガを意識した作画なのかな?良い
音 ★★★ 良い
物語 ★★★★ 侮っていた!深いのね
役者 ★★★★ レゼというキャラはアニメ枠を超えて★5
声優がいいとか、可愛いとかと言った単純なんものではなく素晴らしい
編集 ★★★★ 100分なのに、良い意味で長くもあり深みを味わえた
粗さ ★★★ アニメの範囲では問題なし
総合 ★4.5 公開済TVアニメとのセット評価、レオン好みの加点+1.0付加
★2.5 映画単品評価
私はTVアニメの範囲までは、ジャンプ発の面白いマンガ程度に思って観ていましたが、本映画にてひっくり返されました。チェンソーマンは傑作快作だと思います。
ということで、私が好きな映画の「レオン」を引き合いに出し、私の好みも加点して、公開済TVアニメも含めてしまって、えこひいき込々で総合評価は★4.5とします。
単品でと考えたら深みを感じず、まぁ中高生向け哀愁バトルアクションとの評価となります。
もう一度見たい。
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