「最高潮、最高頂‼️」チェンソーマン レゼ篇 TATOOTATさんの映画レビュー(感想・評価)
最高潮、最高頂‼️
はい、素晴らしい❗️
結局はこれに尽きる。流石MAPPA!そして流石IMAX!
徹頭徹尾、本当に最高だったのだが
先ずは序盤のマキマさんとの映画館デートの件から
大好きなマキマさんとのデートだから、と張り切る
デンジにマキマさんは「今日は夜の12時まで映画館
ハシゴするから」と言われ、ややショックを受けるデンジ
(因みに私は本当に本気でやりたい。勿論、強要はしない
けど相手が良ければ、これ以上、何も望まない)
というのは閑話休題。
そして、いざ映画が始まるとデンジは始終、退屈そうに
しながらも周りで笑ったり泣いたりしている人たちを見て心が全く動かない自分には心があるのか?と不安を抱く。
ここ、私はデンジを象徴しているシーンだと思う。
映画に出て来る人間は大抵がフィクションでありながら
観ている者によって、どの登場人物にも感情移入出来る。
それは、観ている時の自分の心境だったり環境、そして
その他諸々の事情を抱えていて自分と重なる時がある。
つまり追体験をするのである。そういう意味で、私は
映画はノンフィクションだと思っている。
それが映画の持つ力であって人間が最も
喜怒哀楽を発揮する場だとも思っている。
デンジが、そうならなかったのはチェンソーマン信者の
者は承知の如くであろうが最初から明らかに他の者と
違う境遇を過ごし、あまりにも悲惨で
歴代のジャンプ主人公と比べても他と
一線を画す存在であることに他ならない。
だからデンジは誰にも感情移入が出来なかったし
心の機微を理解する瞬間でもあったのだと思う。
ところが、そんなデンジも最後の最後にマキマさんと
二人して涙を流すという共通が、引きでこの二人だけ
映し出した時、実際、物理的にも二人しか居なかった
という点と共通しているのが、本当は他にもちらほら
人は居たんじゃないか?それでも先刻のデンジのように
退屈そうにしているから居ない者として扱ったのかな?
と想像が働いて妙に面白かった!
というシーンを映画で!然もIMAXで!観れている贅沢!
藤本タツキ先生の漫画は、この前で言うと、これまた圧巻『ルックバック』も映画化され大いなる反響を呼んだが
映画を描いた漫画『さよなら絵梨』こそ是非とも映画化
して貰いたい。ルックバックの次は、さよなら絵梨だろうと思っていたのだが、今回は今回で良かったし、まだ
されないと決まった訳ではないから心待ちにしている。
さて今作の主人公とも言うべきレゼが登場してからの
ボムであることが分かった辺りからのアクション
戦闘シーン、一連の流れは、もう凄まじい!
誰かが言っていた。映画の大半は"音"で出来ている。
IMAXならではの繊細でありながら
肌にぶつかってくるような凄絶な轟音と
MAPPAならではの高い筆致と色鮮やかな映像美が
相まって"美"と"芸"と"技"と"術"の最奥極地であった。
もう一回、否、もう何回でも観たい!
ということでチェンソーマンの最新話でも読みますか。
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。
