「まともなデンジ君」チェンソーマン レゼ篇 笛奴さんの映画レビュー(感想・評価)
まともなデンジ君
デンジ君のぶっ飛んだキャラに惹かれてきましたが、今回はまともになりかけるデンジ君をマキマさんが泳がせて鍛えていたのかなぁ?
作画は工夫もあってアートっぽく楽しめる反面、低予算なのか背景の人が動かないなんて粗いものが見えてしまったのは褒められない。
音響、音楽は良かったんだけどうるさくて台詞が聞き取れない箇所が時々あって気になった。
脚本、なかなかのご都合主義で、なんで台風あんなに弱いのか、人を殺したって罪悪感みたいに話すアニメでもあるまいに、とかツッコミどころはたくさんあるけど、アニメだしチェンソーマンだからいいんじゃないと私は許せる。
田舎のネズミと都会のネズミの比喩は深みを出しているけど今回のストーリーとの関連性がよくわからない。
でもビームのキャラが好きだったので評価3にしました。
マキマの事をご存知ない様子、となるとTVアニメ版だけ視聴の原作未読勢の方でしょうか
今回疑問に思われた事柄等は今後も視聴していればいつかは理解できるかもしれません。
とりあえず、悪魔は生まれたばかりの赤子の時はフルパワーは出せないので弱っちいです。(それでも台風の破壊力はあの威力ですが)
近年のアニメのような「なんでもかんでも解説を喋ってくれる」作品ではないのでそれなりに視聴側の想像力と理解力が必要だと思います。
私も原作未読勢ですが、SNS等で情報を拾っている為、今後の大まかな展開は知っています。そのおかげで楽しめました。
ちなみに、「都会のねずみと田舎のねずみ」は彼ら2人それぞれの環境を揶揄したものなので全くの無関係ではないと思います。
レゼはデンジがどちらを回答するかでその後の二つの分かれ道を選択したんです。
一方は愛の駆け落ち逃避行、もう一方は…、映画の通りです。
しかも、レゼとデンジが2人きりの時に話した絵本の内容を、なぜか翌日現れたマキマが知ってる…という恐怖も感じました。
よく出来たストーリーだと思います。
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