「すごく完成度の高い作品だけど…」チェンソーマン レゼ篇 Alejandro Gillickさんの映画レビュー(感想・評価)
すごく完成度の高い作品だけど…
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賛
内容に関しては、大好きな原作をそのまんま映像化したんだから面白いに決まってるし特にいうことなし。
アニメーションは文句なしの出来。テレビシリーズの美麗なデザインを完全に引き継ぎつつアクションシーンの迫力も満点。
映画ならではのオリジナル演出もすごくパンチが効いてた。
デンジとレゼがプールで戯れるシーンと並行して蜘蛛が蝶を狩るショットを挟む演出は恐ろしくて鳥肌立った。
雨が降ってるのに目を見開いたまま男の首絞めてるレゼは完全に"ノーカントリー"のアントン・シガーだし。
他にも"青い春"のラストシーンさながらの飛行機のショットとか、映画のオマージュも見れて満足度高い。
否
んー原作読んでるし面白いのはわかってたんだけど、テレビアニメを映画館で上映すること自体あんまりよく思ってないから複雑。
もちろん漫画で読むのとは違った映画でしかできないような演出が足されてたのは良かったんだけど、途中から始まって途中で終わるつくりは初見さんを完全に突き放したスタンスだから、映画館で上映することに対してはかなり疑問。
映画ってフラッと来て直感で「これ面白そう」って観にくる人も100%楽しめるものでなきゃいけないと思うから、テレビで放送しているアニメシリーズの続きを映画館で上映するのには反対。
「じゃなんで観たん?」って思う人もいると思うけどそれは単純にチェンソーマンが好きだから。
内容とは関係ないからここをツッこむのはずるい気もするけど、鬼滅やチェンソーマンのような大ヒット作品を金儲けの道具にしてる気がして嫌なのが正直な気持ち。
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