「Excellent!!」チェンソーマン レゼ篇 Starseekerさんの映画レビュー(感想・評価)
Excellent!!
最近見た映画の中では一番良かった。文句のつけようがない傑作と言って良い。単体では鬼滅の刃を超えていると思える満足度だと感じた。
CGを多用してるように見えるアクションシーンは当に圧巻の迫力!!ここは鬼滅の刃にも劣らないと思えた。IMAXで観たので尚更その迫力を体感できて良かった!
スピード感と臨場感増し増し!!
4DXなら更にこのぶっ飛んだバトルシーンに没入できるかも。
そしてやはりこのチェンソーマンシリーズ作品ならではの各キャラの立ち方がハンパなくてどのキャラも其々の個性が際立っていて非常に面白くて魅力的に見えた。デンジの分かりやすい性格やマキマさんの恐ろしさを秘めた美しさや、パワーの我儘ぶりやアキの優しさや天使の悪魔の二面性や変態的なビームの挙動など。
その中でも今回のヒロインのレゼは一際妖しく輝いて見えた。美しく愛嬌のあるビジュアルも相まって見ているこちらもデンジのように彼女の魅力の虜になってしまったように思えた。
また儚く淡い幻の恋物語の風景は誰もが共感し得るシーンで、二人のデートのキスシーンのバックで上がっていた花火がバトルシーンでのレゼの爆発能力の皮肉な比喩として効いていて切なくも鮮烈なインパクトを与えていた。
それだけにラストの結末には一抹の悲しみを禁じ得なかった。
レゼとデンジの戦闘シーンを見ていてなんで二人が戦っているの?と思ったけれど、レゼもデンジも謂わば国家の道具として理不尽に意味のない戦いをすることになった本来同じ境遇の者同士なのだが、単に立場の違いにより戦うことになってしまったのは悲しかった。
加えてレゼのロシア語の歌も内容が分からないながらもレゼという魅力的なキャラクターの境遇を立体的に描写しつつ作品全体の物悲しいスパイスとして物語を美しく彩っていてとても心地よく耳響いた。
それにしてもこの映画を創ってくれたスタジオMappaは、本当にチェンソーマンの原作漫画のこのレゼ編に相当する部分を上手く映画化してくれたと思うし、この繊細で壊れやすい美しいガラス細工のようなエピソードをTVでなく敢えて映画化したのも納得できる内容だった。本当に期待を大きく上回る素晴らしい出来の作品だった。さすがMappaだね!
そしてもう一度映画館に見に行きたいと思えた稀有な作品だった。
日本の極めて高いアニメ製作レベルの力を思い知ったよ。なるほど世界を席巻するわけだ。鬼滅の刃以外にもこれほどの傑作を生みだし続けるのだから!
またエンディングに米津玄師と宇多田ヒカルのコラボ曲も聴けてとても満ち足りた一時を過ごさせてもいました。ありがとうございます!
原作漫画、アニメもどちらも素晴らしいですよ!そして個人的には藤本タツキ氏の作品はアニメ化で更に魅力的になっていると思います。自分もアニメから入って原作読み始めたので😄
同感です。テンポよく楽しめる映画でしたね。レゼに絞って短時間にまとめた内容は最後までダレることなく鑑賞できました。TVシリーズと原作コミックもこれから鑑賞しようと思います。
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