「40年前…って割と最近ですね。。」エブリワン・ウィル・バーン MARさんの映画レビュー(感想・評価)
40年前…って割と最近ですね。。
スペインの小さな村にて、いじめを苦に自ら命を絶った息子への思いから、橋から飛び降りようとした女性の前に奇妙な少女が現れ…といった物語。
のっけから、何のことやら?なテロップで、ある村の魔女狩りにも似た過去を紹介し、場面はいきなりマリアとルシアの出逢い。早速恐ろしい能力を目にするも、何かシンパシーを感じたらしく、マリアはルシアを割と自然に受け入れ、2人の暮らしが始まっていく。
哀しいサスペンスドラマみたいなのを期待していたら、ホラーというかもはやSF!?なルシアの力。
13年経って何故今!?…と思ったりもしたが、その間もずっと変な目で見られていたっぽいし、苦しみは続いていたんですね。確かにマリアもサイコじみてはいるけれど。
そんな感じで、ルシアの不気味さや、小さいコミュニティだからこそ起こりがちな哀しい村八分とか、安っぽいと言えばそれまでだが、良く言えば古き良きホラー演出も相まって序盤は中々。
しかし、何となくはわかるけど40年前の村人の罪とか妹やデイビッドのこととか、過去のことがボカされすぎな印象も。ここがわかればガツンと響くものがあったのかなぁ…なんて思ったりもした。騎士が云々ってのはまさかほんの40年前の話じゃないですよね…!?
あとは、椅子が狭いとことか、ステーキレアのくだりは笑うとこだったのかな…?面白かったが、狙うような場面でもないし、なんなのw
上述の通り、ルシアの能力がSFチックすぎるところもあったが、題材とか雰囲気とかは良かっただけに、もっと見たいところが見れない感じがちょっと惜しかった。
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