「ひとりじゃない、もう一度空へ〜!!」ザ・パイロット MARさんの映画レビュー(感想・評価)
ひとりじゃない、もう一度空へ〜!!
WWⅡの最中、敵陣に不時着したソ連パイロットのサバイバルを描いた作品。
…ということで良いのかな?
何と言うか、色んな要素が詰め込まれていてどれが柱なのかちょっとわかりづらい。
そんなこんなで中々の迫力を誇る空戦シーン。被弾のカランコロンという音にはヒュンとしますね。
程なくしてドラマパート。前にはナチス、後ろには狼な絶望シーンも印象的だが、助けてくれた相棒や同胞達の姿よ…。
後半はリハビリ。いよいよ何を見せたい映画かわからなくなってきたが、絶望の淵に立たされても生き抜こうとする男の姿にはアツくなりますね。腕を取って立ちあがるとこにはググッときた。
何にせよ、生きようとする思いって大事だなと感じさせられた。ワタクシだったら立ち直れないかもだけど、自分を生かす為にどれだけの人が…と思えば、やはり生きていかなくてはいけないですよね。
ソ連というと素直に感情移入はし辛いのが正直な所ですが、いくつもの人生が繋がってこの結末に辿り着き…贔屓目なしに1つの戦争映画として良き作品だなと思わされた。
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