「現代ファンタジーは難しい」ブルー きみは大丈夫 じゅんぢさんの映画レビュー(感想・評価)
現代ファンタジーは難しい
予告編を観た時は期待した。ジョン・クラシンスキーが「クワイエット・プレイス」続編を断って作ったファンタジー映画だからだ。
いい所はあるのだけど、正直イマイチだった。そもそも日本人の感覚にイマジナリーフレンドがない。そのイマジナリーフレンドは完全に空想の産物なので特別な力があるわけではない。
出てくるキャラクターの位置づけがよく分からない。お父さんは元気すぎて物語を浅くしている。それになんで主人公の女性はイマジナリーフレンドが見えたの?それに答えてない。
イマジナリーフレンドの最高傑作はもちろん「E.T.」。これは当時のUFOブームをリアルに描いている事で、イマジナリーフレンドに馴染みがない日本でも素直に受け入れられた。
でも一番ダメなのは邦題。
これは「ベイマックス」を参考にしたのか、内容の一部を切り取っただけでテーマとはかけ離れたもの。メジャー作品なのによく本国がOK出したな。
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