劇場公開日 2024年6月14日

  • 予告編を見る

「期待度○鑑賞後の満足度◎ 子供の頃、“誰と話してるの?”と言われたことのある大人たちへ… RIP ルイ・ゴセットJr。良い役者さんでしたね。(『愛と青春の旅立ち』での名演が忘れられません)」ブルー きみは大丈夫 もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0期待度○鑑賞後の満足度◎ 子供の頃、“誰と話してるの?”と言われたことのある大人たちへ… RIP ルイ・ゴセットJr。良い役者さんでしたね。(『愛と青春の旅立ち』での名演が忘れられません)

2024年6月19日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

①こんなことを言うとなんですが、私は幼児の時はホントに手のかからなかった子供だったらしく(物心つく前だったので勿論覚えておりません)、一人にしておいてもオモチャを相手にブツブツ言いながら一人で遊んでいたらしい。
その頃、私に「IF」がいたのかどうかも覚えておりません。いてたとしたら死ぬ前に思い出したいな。

②だれるところも有るけれど、気持ち良く泣かせてくれたから★4つです。
『ハーヴェイ』がやっぱり出てきましたね。(しかもほぼ冒頭から)
アメリカ映画では本作のような映画の場合のお約束なのかしら。
『ハーヴェイ』はいつの時代にも形を変えて作られるのでしょうね。

大人にならないと見えないものもあるけれども(見たい見たくないに関わらず)、子供時代に見えたもの(IFに限りません)が大人になると見えなくなるのは何故なんだろう。
生活・仕事というものが人生に中心に据えられてしまうからだろうか。また、生活というものの中心に自分がなってしまうからだろうか。

ただ、大人になっても子供の頃に見えていたものが見えている大人もいる筈。
この違いは何故生まれるのだろう。

でも、本作で最も伝えたかったかった事は、そんな子供の頃に見えていたものが見えなくなった大人も忘れてしまったわけではなく、何かの、ホントに何かのキッカケで思い出すこともあるということ。
夢と希望と想像と憧れと未来に胸を高鳴らせていた子供の心に帰れるということ。

現実はそんな甘いものではないということは重々分かりつつも、全否定しちゃうと人間が大脳新皮質をここまで進化させたのは何の為?勿体ない!(ここだけえらい現実的)ということになっちゃう。

アンチエイジングにはドキドキワクワクズキズキの子供心を忘れないことですよ。

もーさん