「IF達のキャラが秀逸」ブルー きみは大丈夫 カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
IF達のキャラが秀逸
クリックして本文を読む
子供の頃には見えていたイマジナリーフレンドを大人になっても見えるように思い出させてあげると言うのは手放しで良い事なのかは疑問だが、IF達の個性的なキャラや豪華な俳優(声優)陣に心を奪われた。 (焼かれてるマシュマロとコップの中の氷にはひっくり返ったw)
同じく豪華な俳優陣だった日本アニメ映画「屋根裏のラジャー」でイマジナリーフレンドというものを初めて知ったが、大きなテーマとしては同じ様な気がした。
思い出さなくても全てのIFが見える主人公の女の子はなかなかの芸達者ぶりで将来性を感じた。
話の途中からきっとそうだろうなと気付いてしまったが、日本の配給会社は早めにオチがバレないようにタイトルを「ブルー」とし、チラシやポスターでもブルーを中心に置き、声優に人気?アイドルを使い番宣させるなど手の込んだミスディレクションをしたが、そもそも本国の制作側が意図していないことはできる限りやって欲しくないと思ってる。
家族3人の楽しかった時期の回想シーンは如何にも子供の個性を活かすような自由な教育で、監督のジョン・クラシンスキーとエミリー・ブラントの理想的な家族像なのかなと思った。
おばあちゃん役のフィオナ・ショウはハリーポッターの伯母役でも有名だが、今作では意地悪とは真逆の素敵なお祖母様でした。
老いたクマのIFの声をあてたルイス・ゴセットJr.は自分的には「愛と青春の旅立ち」の厳しい軍曹役や「第五惑星」の爬虫類系宇宙人役の印象が圧倒的に強いのだが、この3月に亡くなってしまったとのこと。
ご冥福をお祈り申し上げます。
コメントする