「ワンチャンあっただろうに。」犬人間　MARさんの映画レビュー（感想・評価）

アプリで出逢ったイケメン大金持ちの家に行くと、そこには犬として振る舞う男が…不審に思いつつ、逃すには惜しいイケメンと過ごしていくが…といった物語。

初っ端、イケメンのモーニングルーティーン。
味付けの肉を犬にあげちゃいかんだろ…って、人間でしたね。

ご飯食べるにはリアルな吻部が邪魔だろ…なんてどうでも良いことが気になりつつ、不穏な物語が始まっていく。

アプリの初デートで遅刻＆スマホポチポチとか印象悪すぎな主人公。しかも初対面で家⁉

充分やべぇ奴だが、犬人間を飼うイケメンはもっとやべぇ。ついでに言えば、それでも尚そのイケメンを勧めるお友達もやべぇ。やべぇやつばっかじゃんw

そんなこんなで、あまりテンポも良くない序盤だが、突然のフランクからはいよいよ雰囲気がヤバくなっていき…ここからの緊迫感は中々のもの。

それでも、振り切れていないというか、もっと胸糞悪さとかエグさとか感じさせられそうな題材なのにな〜といった印象も。

あと、オヤジさんの像とか何かキーになってたかな？…もしかして彼だった⁉

そして最後のは未来？或いは男の過去の描写？

いずれにせよ、面白くはあったけど、何故こうなってしまったか等の壮絶なドラマに期待していたので、良い題材なのに少し物足りなくも感じてしまった。