映画 ふしぎ駄菓子屋 銭天堂のレビュー・感想・評価
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ほっこりする映画でした。
アニメを全て履修した上で観に行きました。
オリジナル要素もたくさんありましたが、概ね原作をリスペクトした丁寧な作りでした。
虹色水あめがメインストーリーっぽかったですが、感動で泣けました。
映画後にパンフレットを読みましたが、見逃していた美術品がたくさんあったので、大きなスクリーンで何度も見に行く価値はあると思います。
アニメでの人気回がちょこちょこ出てくるけれど、全ては見せないのが逆に上手いと思いました。映画きっかけでアニメ見る人もいそう。
気になった点としては、陽子はよどみに頼ることになり悪意を吸い取られましたが、その後普通に本郷さんと楽しそうにしていました。よどみゾーンは怖さはあったけど実害は少ないのでは?と思ってしまいました。
たまに原作で出てくるバッドエンドを映画の実写化でやってしまうと本当のホラーになってしまうので仕方ないのかな。
あとは等々力先生がそもそも陽子のどんなところに惹かれたのかがよく分からず、惜しかったかなぁと思います。
全体的には大人にも子供にもおすすめできるほっこり映画で良かったです!
悪役(青髪女)は別に悪い事何もしてないな
「笑ゥせぇるすまん」系の話を知らないのであれば、二番煎じに感じず、★4ぐらい楽しめると思います。
あとはそれぞれの行動動機と合理性についてだが、銭天堂のばあちゃんは「老後の暇つぶし」と考えればわからないでもない。でも悪役の青髪女はよくわからなかったな~。悪役扱いされてるけど、そもそも何か悪い事したっけ?最終的に悪意を吸収されても、実害は無いわけでしょ?実害と言えば、最後に悪意玉で銭天堂を破壊しようとした事ぐらいだが、あの行動もよく理解できないし、悪役と決定づけるために無理矢理やらせた感がある。結局反撃で冷凍保存されたのもやりすぎでかわいそうと思った。
映画で見る内容ではないかなこれは。連載漫画とかドラマとかで見るべき。
銭天堂はきっかけ‼️
銭天堂はキッカケなんでしょう‼️銭天堂の駄菓子はキッカケであり、好運でしかなく、あとはその人がいかに謙虚に正しく人の道を歩むか⁉️現状に悪い意味で満足せず、強欲さを追い求めるとたたりめ堂の駄菓子による転落の人生へ‼️いつの世にも普遍的な人生の教訓を、駄菓子を通じて面白く描いた作品‼️もうチョット壮大な見せ場があってもいいような気がしたんですが・・・‼️出演者の中では上白石萌音ちゃんのよどみが天下一品ですね‼️
【”努力しないでズルして願いを叶えようとすると、大きな報いが来るんだよ!”今作は二つの駄菓子屋が登場する、ややお化けテイストのファンタジックムービーである。上白石萌音さん、分からなかったなあ。】
ー 世に、妬み、嫉みは数々あれど、それが募ると悪意のみが増殖し、大きな報いが待っているのである。By NOBU。-
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・児童小説が原作だそうであるが、ヤッパリ設定が面白いんだよね。願いを叶える黒猫に招かれた小路の奥にある広場に建つ、「銭天堂」。不思議な和服姿の女主人、紅子(天海祐希)が言うには、買ったお菓子をどう使うかでその人の運命が変わるので「銭転堂」としたかったが、転は縁起が悪いので天としたとの事。
そこには、
1.お母さんに怒られないようにテストで良い点が取りたい男の子
2.女の子にもてたい男の子
3.ファッション雑誌社に就職したのに、センスが無いのでセンスを良くしたいと思った女性編集者陽子(伊藤六花)
などが導かれて来るのである。
・一方、薄暗い怪しげな道を進むと、「たたりめ屋」と言う店があり、中には人の悪意を集めるよどみ(上白石萌音)がいて、怪しげな食べ物を供していた。
- で、このよどみさんが誰だか分からずに、ずっと鑑賞していたのだが、エンドロールを見たら、ナント上白石萌音さんであった。ビックリ!あんな役も演じるんだね!-
・陽子の事が好きな小学校の先生、等々力子太郎(大橋和也)が、彼女の変貌ぶりを心配する姿や、彼の美大を目指す妹が、仲の良かった友人にその絵の才能を妬まれるが、その友人は「たたりめ屋」で怪しげなお汁粉を食べていた事が分かるが、銭天堂で買った様々な色に変わる水飴を妹が友人に舐めさせて、窮地を脱するところなどは、ナカナカでありました。
<そして、最後に明らかになる小学生の時に苛められっ子だった等々力子太郎が、銭天堂に招かれて駄菓子を食べて苛めっ子に立ち向かってから、成長し母校の教師になった件なども良かったな。
今作は、チビッ子がいるご家族で見ても面白い作品ではないかな、と思います。>
やはり子ども向け
子どもと行きましたが、結論、子ども向けという映画では、とても良かったと思います。
親の立場としても、観ていて、ウルッときたし、感動もした。
また、子ども向けなので、大人にとっては、物足りないかもしれないけど、そこはやはり子どもむけなので、仕方ない。
人として、よく生きることの大切さが描かれていて、子どもにとってわかりやすい感じで、最後はハッピーエンドということもあり、個人的には良かったかなぁと思い、⭐︎4つとしています。
なお、アニメのキャラクターの再現性追求という意味では、そうではないけど、まぁ、こんなものでしょうという感じ。
まぁ地道に行きましょうということで!
見る予定はありませんでしたが、はたらく細胞までの時間つなぎに。
内容として別に映画館の大きなスクリーンじゃないとだめってほどの内容ではないので、わざわざは見なくてもいいかな?と思いますが、
よくある「楽しようと何かに手を出すと後でしっぺ返しがくるし、
結局地道な努力をして堅実に生きるのが1番良い。
欲深いのは1番良くない。」
っていう日本昔話的なお話しでした😌
(つまり簡単に痩せる痩せ薬なんてものは無いから変な薬を買うんじゃなく食生活気を付けてプラス筋トレと有酸素運動ってやつですね。うん。ほんとそう。)
悪くはないです。でもそんなに諸手を挙げるほどでもないかなーというところ。
ただ、主人公の妹が
「誰よりも絵が上手くなりたい」
ではなく
「友達を妬んだりすることの無い“綺麗な心”が欲しい」
と願っていたことはとても良かったです!
*****
なんか悪役っぽい怪しいほうの店の店主が繰り出そうとした技の見た目が、
呪術廻戦の夏油が映画で出した「極ノ番・うずまき」にちょっと似てました!やっぱり人の心が生み出す怨念も悪意も具現化すると似たような感じになるんだなーと思いました。
欲しい欲しいと思い続けるといつまでも満足出来なくて苦しいとか。。やはり恐ろしいのは無茶な過度の欲求と妬みとかですね。怖い怖い。
無難に時々映画を見てストレスはこまめに発散し、過度に要求せずぼちぼちとのんびり筋トレしながら生きていこうと思います(笑)それが1番(笑)
駄菓子の効果とは
原作が児童文学ですがキャストのファンなので見てきました。
見て良かった。
子どもも大人も人間の欲深さについて様々なパターンで描かれていました。これは大人も見て胸にグサグサきます。
気の小さい小太郎が勇気を出して家族を助ける場面、そして好きな人に告白する場面。
実は駄菓子の力をかつて借りていたが、いつしか本当の彼自身の力になっていたことが最後に明かされる場面はとても心に残りました。
続編も作られそうな設定だと思うのでぜひ期待しております。
よどみがもっと見たいので笑
銭天堂がリアル
銭天堂のお店が作り込まれていて、本当に存在するかのようでした。
現実世界からお店に辿り着くまでの路地も違和感がなく良かったです。
ピンチになってもすぐに解決するので、あまりハラハラ感はなかったですが、総じて学びのある映画だったと思います。
赤首輪の黒猫についていけば。
願いを叶えてくれる不思議な駄菓子屋「銭天堂」と、人々の悪意で駄菓子を作り売る「たたりめ堂」の話。
新米教師・等々力小太郎のクラスメイトの成績の悪い雄太、等々力の妹・絵を上手く描きたいマドカ、小太郎の後輩・編集者で働く地味な相田陽子が“銭天堂”で購入した駄菓子を食べたことで様子に変化が…。
ニャ~と鳴く黒猫に着いて行けば現れる駄菓子屋銭天堂、1日1人選ばれた子だけが行くことが出きると見せるなか…、駄菓子屋の光景に懐かしさを感じつつも商品を見ればダジャレ菓子の数々…、本作鑑賞前に本サイトの解説読んだら児童小説…、あっ子供向け?!と鑑賞10分前に知り…。
原作は児童小説ということもあり、ストーリーはシンプル、先読みも出来ちゃうって感じで大人でも観れないことはないけれど、やはり子供向けですかね。
大人の欲望の方が果てしないのは、空虚に思える時間が深いからなのかもしれません
2024.12.13 イオンシネマ久御山
2024年の日本映画(104分、G)
原作は廣嶋玲子&jyajyaの同名漫画
ふしぎな駄菓子に翻弄される人々を描いたファンタジー映画
監督は中田秀夫
脚本は吉田玲子
物語の舞台は、関東近郊&都内某所
母校のわかば南小学校にて小学5年生の担任をすることになった等々力小太郎(大橋和也、幼少期:黒木将盛)は、母・紀子(田中里衣)、妹・まどか(平澤宏々路、幼少期:清水悠乃)とともに新しい生活を始めることになった
まどかは美大を目指して予備校に通っていて、友人の百合子(伊礼姫奈)とともに大学合格を目指していた
また、小太郎は大学時代の後輩・陽子(伊原六花)に想いを寄せていて、久しぶりに会う約束を取り付けていた
陽子は文芸誌の担当をしたかったが、今はファッション部門に配属されていて、編集長の浅井(山本未来)を筆頭に、本郷(渡邊圭祐)、由美(荒井玲良)、ミドリ(鮎川桃果)らのセンスに圧倒されていた
ある日のこと、授業後に生徒たちと話していた小太郎は、彼らがある時点から急に変わったという話を聞く
さらに、廊下で立ち話をしている生徒も同じようなことを言い、それは「銭天堂という駄菓子屋のお菓子を食べると願いが叶う」という噂話に端を発するものだった
小太郎はそんなまやかしのようなものがあるわけないと思っていたが、記憶の奥底で何かの駄菓子を食べた記憶が残っていて、それが彼の心をざわつかせていた
物語は、かつての自分も利用していたというもので、主人公の駄菓子のみ「本人の意思とは関係なく禁忌を忘れる」という都合の良いものになっていた
他の人の駄菓子は永久的に続く禁忌があるので、うっかり蛇の鳴き真似をしたりとか、勉強を疎かにしたりはできない
また、自分の能力を上げるものもあれば、他人をコントロールするものもあって、ある程度の「欲しがり」の連鎖を生む下地は整っていたように思う
不思議に思ったのは、たたりめ堂のよどみ(上白石萌音)は銭天堂が集めたコインが闇落ち(不幸虫)しないと商品が作れないので、銭天堂をライバル視している場合ではないし、潰したら商売が上がったりになる気がする
そのあたりはほとんど描かれず、おそらくはその辺のヘイトを集めても何かを作れそうだったので、おバカキャラにしないためにもひとつくらいは劇中で作っても良かったのかな、と感じた
基本的に小学生向けの作品で、うまくいかない現実に対してどう向き合うかを描いているのだが、根本的な性格が不幸の内容を決めているように思う
小太郎とまどかは根が良い人間なので、何かしらの願いがあっても自分の何かをコントロールしようと考える
紅子(天海祐希)が言う「私の駄菓子が勝つ時」と言うのは、よどみには見えていない「善意の塊が欲する欲望」と言うものがあって、それは不幸虫を生むことがないと言うことを知っているからなのだと感じた
いずれにせよ、情操教育に使うような内容で、秘密の道具を出してくれるロボットの系譜のような作品であると言える
そう言ったアイテムによって、みんながどのように振る舞うかを見るのが紅子の楽しみなのだが、高確率で不幸になっていることを考えると、転落するのを見るのが楽しみなのかなとも思ってしまう
店に選ばれる客はランダムではあるものの、何かしらのわかりやすい欲望を持っている人になるので、あれこれと節操のない人は選ばれないように思える
駄菓子はきっかけを与えるもので、その継続は努力が必要というものだが、その一歩の踏み出しというのは意外と大変だったりする
それが誰かのアドバイスだったりするのが現実だが、思い込みの力を利用するのなら、自分にプラシーボをかけて、その辺にあるお菓子にそれっぽい名前をつけてみるのもありなのかもしれません
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