映画 ふしぎ駄菓子屋 銭天堂のレビュー・感想・評価
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幸せになるか不幸せになるかは自分次第なのです
誰だって人には言えないけど叶えたい願いはありますよね。ほんのささやかな願いから大きな願いまで様々。
もしも願いを叶えてくれるお菓子があったらそれは欲しいです。
でもそれはきっかけであって、大切なのはやはり自分自身でした。
簡単に願いを叶えてくれるお菓子などあるはずも無く、紅子さんはそれを承知の上でお菓子を売っていたのです。
本当に自分がそうなりたいと思ったらやっぱり自分で切り開かなければいけません。その力をみんな持っていますよ、と言う紅子さんの言葉が聞こえるようです。
小太郎先生の妹まどかのきれいな心が欲しいと言う願いには恐れ入りました。てっきり友達の百合子を妬んで絵が上手くなりたいと言うのかと思っていた僕の浅はかさを大いに反省です。
このきれいな心にはさすがにたたりめ堂の悪意のお菓子も敵いませんね。人の持つ優しさを最大の武器にした素晴らしい結末でした。
よどみの萌音ちゃんの悪役っぷり大変良かったです。伊原六花ちゃんの自分を見失いおかしくなって行く様も上手でした。天海祐希さんはキャラ的に特殊メイクも仕方ないかもだけど、そのままの綺麗な姿の紅子さんも見たかったかな。
自分の力の大事さを知った子供たちと、やはり自分を取り戻した陽子さんと小太郎先生の姿を見て、とても大切な事を改めて教えて貰えたのでした。
いい映画を見ました
あれ?思ったより面白いぞ
2024年劇場鑑賞324本目。
仮面ライダー電王 プリティ電王とうじょう を観に行った時に同時上映していたアニメ版を観ましたが、笑ゥせぇるすまんみたいな話だなぁと思ってみていました。
原作はどうか分からないですが、駄菓子屋ということで判断能力の低い子供にしか売らないのかな、と思っていましたが映画では大人にも売っていたのでぼくにもかわいくて性格のいい彼女ができるお菓子下さい。
あんまり期待していなかったのですがまっすぐ育った先生やその妹のおかげでいい映画になっていたと思います。
クレジットで上白石萌音を見るまで出演していることに全く気づいていませんでした・・・。
あと天海祐希がおばあさん役をやるとケンシロウに「お前みたいにデカいババァがいるか」と殺されないか心配です。
人間の欲望と心の善悪
人気児童小説を実写映画化した作品で食べると願いを叶えることが出来る駄菓子によって巻き起こる事件を描いたストーリー。人間の欲望と心の善悪を上手く表現している作品です。観客はお役連れが多く子供たちに人気の理由が分かりました。
2024-202
祝スクリーンデビュー
銭天堂初心者も、老若男女も楽しめる作品!
子ども向けの作品なので大人の私も楽しめるか少し不安でしたが、最初から最後まで心から楽しんで観ることができました。
天海さんが演じる紅子と上白石さんが演じるよどみの掛け合いはさすがの迫力でした。
伊原さんが演じる陽子の駄菓子を求める切実な想いはすごく心に残りましたし、大橋さんが演じる小太郎は彼の心情が観ていてとても伝わってくるので観ている側も一緒になって作品にのめり込むことができました。
もしかしたら大人にこそ観てほしい作品かもしれません笑
⭐︎3.7 / 5.0
ゴイゴイスー!!
基本は子供向け。よどみが可愛いかった
どっかで見た感が…
駄菓子の効果とは
原作が児童文学ですがキャストのファンなので見てきました。
見て良かった。
子どもも大人も人間の欲深さについて様々なパターンで描かれていました。これは大人も見て胸にグサグサきます。
気の小さい小太郎が勇気を出して家族を助ける場面、そして好きな人に告白する場面。
実は駄菓子の力をかつて借りていたが、いつしか本当の彼自身の力になっていたことが最後に明かされる場面はとても心に残りました。
続編も作られそうな設定だと思うのでぜひ期待しております。
よどみがもっと見たいので笑
銭天堂がリアル
銭天堂のお店が作り込まれていて、本当に存在するかのようでした。
現実世界からお店に辿り着くまでの路地も違和感がなく良かったです。
ピンチになってもすぐに解決するので、あまりハラハラ感はなかったですが、総じて学びのある映画だったと思います。
本が読みたいな
赤首輪の黒猫についていけば。
願いを叶えてくれる不思議な駄菓子屋「銭天堂」と、人々の悪意で駄菓子を作り売る「たたりめ堂」の話。
新米教師・等々力小太郎のクラスメイトの成績の悪い雄太、等々力の妹・絵を上手く描きたいマドカ、小太郎の後輩・編集者で働く地味な相田陽子が“銭天堂”で購入した駄菓子を食べたことで様子に変化が…。
ニャ~と鳴く黒猫に着いて行けば現れる駄菓子屋銭天堂、1日1人選ばれた子だけが行くことが出きると見せるなか…、駄菓子屋の光景に懐かしさを感じつつも商品を見ればダジャレ菓子の数々…、本作鑑賞前に本サイトの解説読んだら児童小説…、あっ子供向け?!と鑑賞10分前に知り…。
原作は児童小説ということもあり、ストーリーはシンプル、先読みも出来ちゃうって感じで大人でも観れないことはないけれど、やはり子供向けですかね。
大人の欲望の方が果てしないのは、空虚に思える時間が深いからなのかもしれません
2024.12.13 イオンシネマ久御山
2024年の日本映画(104分、G)
原作は廣嶋玲子&jyajyaの同名漫画
ふしぎな駄菓子に翻弄される人々を描いたファンタジー映画
監督は中田秀夫
脚本は吉田玲子
物語の舞台は、関東近郊&都内某所
母校のわかば南小学校にて小学5年生の担任をすることになった等々力小太郎(大橋和也、幼少期:黒木将盛)は、母・紀子(田中里衣)、妹・まどか(平澤宏々路、幼少期:清水悠乃)とともに新しい生活を始めることになった
まどかは美大を目指して予備校に通っていて、友人の百合子(伊礼姫奈)とともに大学合格を目指していた
また、小太郎は大学時代の後輩・陽子(伊原六花)に想いを寄せていて、久しぶりに会う約束を取り付けていた
陽子は文芸誌の担当をしたかったが、今はファッション部門に配属されていて、編集長の浅井(山本未来)を筆頭に、本郷(渡邊圭祐)、由美(荒井玲良)、ミドリ(鮎川桃果)らのセンスに圧倒されていた
ある日のこと、授業後に生徒たちと話していた小太郎は、彼らがある時点から急に変わったという話を聞く
さらに、廊下で立ち話をしている生徒も同じようなことを言い、それは「銭天堂という駄菓子屋のお菓子を食べると願いが叶う」という噂話に端を発するものだった
小太郎はそんなまやかしのようなものがあるわけないと思っていたが、記憶の奥底で何かの駄菓子を食べた記憶が残っていて、それが彼の心をざわつかせていた
物語は、かつての自分も利用していたというもので、主人公の駄菓子のみ「本人の意思とは関係なく禁忌を忘れる」という都合の良いものになっていた
他の人の駄菓子は永久的に続く禁忌があるので、うっかり蛇の鳴き真似をしたりとか、勉強を疎かにしたりはできない
また、自分の能力を上げるものもあれば、他人をコントロールするものもあって、ある程度の「欲しがり」の連鎖を生む下地は整っていたように思う
不思議に思ったのは、たたりめ堂のよどみ(上白石萌音)は銭天堂が集めたコインが闇落ち(不幸虫)しないと商品が作れないので、銭天堂をライバル視している場合ではないし、潰したら商売が上がったりになる気がする
そのあたりはほとんど描かれず、おそらくはその辺のヘイトを集めても何かを作れそうだったので、おバカキャラにしないためにもひとつくらいは劇中で作っても良かったのかな、と感じた
基本的に小学生向けの作品で、うまくいかない現実に対してどう向き合うかを描いているのだが、根本的な性格が不幸の内容を決めているように思う
小太郎とまどかは根が良い人間なので、何かしらの願いがあっても自分の何かをコントロールしようと考える
紅子(天海祐希)が言う「私の駄菓子が勝つ時」と言うのは、よどみには見えていない「善意の塊が欲する欲望」と言うものがあって、それは不幸虫を生むことがないと言うことを知っているからなのだと感じた
いずれにせよ、情操教育に使うような内容で、秘密の道具を出してくれるロボットの系譜のような作品であると言える
そう言ったアイテムによって、みんながどのように振る舞うかを見るのが紅子の楽しみなのだが、高確率で不幸になっていることを考えると、転落するのを見るのが楽しみなのかなとも思ってしまう
店に選ばれる客はランダムではあるものの、何かしらのわかりやすい欲望を持っている人になるので、あれこれと節操のない人は選ばれないように思える
駄菓子はきっかけを与えるもので、その継続は努力が必要というものだが、その一歩の踏み出しというのは意外と大変だったりする
それが誰かのアドバイスだったりするのが現実だが、思い込みの力を利用するのなら、自分にプラシーボをかけて、その辺にあるお菓子にそれっぽい名前をつけてみるのもありなのかもしれません
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