「子供の頃に教えられ、時が経ち、大人になってからの処生訓」映画 ふしぎ駄菓子屋 銭天堂 あおねるさんの映画レビュー(感想・評価)
子供の頃に教えられ、時が経ち、大人になってからの処生訓
やはりこういったファンタジーが好きだと再確認しました。
幼少期から「妖怪大戦争」「ゴーストブック おばけずかん」、洋画なら「キャスパー」「ザスーラ」のような作品が好きなので、この銭天堂もワクワクする好みの作品でした。
子供から大人まで、いくつになっても学びがある作品が好きなのかもしれません。
イソップ物語やグリム童話の最後のページに載っていた文を皆さんは覚えていますか?
こうしたらこうなるんだよ、という処生訓を幼いながらに心得るんですよね。
銭天堂にも、その処生訓があると思います。
美味しい話には裏がある。
この作品からすれば「美味しすぎる話」には、ですね。
誤った選択をすれば後悔が待ち受けている。
良い方向に転ぶか、悪い方向に転ぶかは、結局自分次第。
人間誰もが綺麗な心でい続けられるわけじゃないけれど、人を大切に想う気持ちや、楽な道ばかりではなく努力する精神は持ち続けていたいものです。
キャスト面では、よどみ役の上白石萌音さんが圧巻。
普段の役柄とは打って変わってダークなキャラクターがとてもお似合いで、よどみのような役をまた演じてほしいなと思いました。
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