「願望と心の弱さは裏表」映画 ふしぎ駄菓子屋 銭天堂 シネマディクトさんの映画レビュー(感想・評価)
願望と心の弱さは裏表
児童向けファンタジー小説の映画化だけど、意外とダーク風味なのは監督がホラー専門の中田秀夫なんで納得。願い事がかなうけどリスクもある駄菓子が買える駄菓子屋と言う設定が面白く、ズルをした子供にペナルティがあるのは、『チャーリーとチョコレート工場』風味。なんだけど、ファンの方には悪いけど、序盤から天海祐希の作り込み過ぎの演技と先生役の大橋和也の滑舌の悪いセリフ回しと下手な演技でウンザリして、映画の世界に入りづらかったです。CGもTVレベルだし子供主体のストーリーかと思ったら、急に監督好みのダークな話になってしまうのは一貫性がなく痛し痒しでした。役者では、作り込み過ぎとは言え、こう言う役柄に挑戦する天海祐希のチャレンジ精神は立派です。誰だかわからなかったのは、よどみ役の上白石萌音、天海祐希同様チャレンジ精神あっぱれです。実写で『鬼滅の刃』の鬼役ができそう。
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