「浜辺美波と山下美月が大スクリーンで見れて眼福なのはよかったのですが...」六人の嘘つきな大学生 くまねこさんの映画レビュー(感想・評価)
浜辺美波と山下美月が大スクリーンで見れて眼福なのはよかったのですが...
浜辺美波と山下美月が大スクリーンで見れて眼福なのはよかったのですが、選考の奇抜さが目立ち、本来軸となる物語が希薄になってしまった印象です。
1万人も応募するような企業が1人しか新卒を採らないという、まさに乃木坂46か東宝シンデレラのオーディションのような難関ですが、その選考方法が狂ってる。というか、大学生相手にこんな事するの、間違いなくブラック企業だろうし、そこまで魅力のある企業に見えない。
色々と秘密が暴露されていく展開も、最終的には事情がある事だったのにその場ではみんな冷静さを失ってカオス状態にしてるの、演出としてひどく稚拙で、最後に誰が残っても非常に後味が悪い。
密室のミステリーものとして、会話や演出など、もっと練れなかったのかな~? 原作は読んでませんが。
設定は裁判の陪審員という本作とは全く違うシチュエーションですが、三谷幸喜脚本の「12人の優しい日本人」は、登場人物の会話だけで楽しめるようになっていて、下手な小細工もない分、破綻するような設定もありませんでした。
なんかモヤモヤする映画。
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