「他人を見透かすことって重要?」六人の嘘つきな大学生 awer91さんの映画レビュー(感想・評価)
他人を見透かすことって重要?
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傷つきたくなくて、まあるく周りを見れなくなった当時に感じた自己嫌悪を思い出しました。
しかしそれも昔の話
こじらせ九賀くんの「惨敗だよ」。この一言が頭に残ったので掘り下げたい。
◯絶+彼女との別れによる罪悪感、完璧になれなくなった自分、見下していた大学生と同じ場所にいることへの嫌悪
順風満帆な当時の自分に戻れる憧れの人=先輩
結果、先輩を精神の拠り所にしたのでしょうか。先輩って結局他人なんですがね
フォーカスは九賀にとっての身近な就活生&会社だけど、要するに「全員俺と同じクズなんだろ!?(先輩以外)」を証明したい。
ところが何とあからさまに良い奴(波多野くん)に遭遇。リーダー足る自分よりグループの支柱になっている…アイデンティティ崩壊の恐れ…
犯人を波多野くんに仕立て上げたのは、都合が良かっただけじゃなくて、貶したい気持ちもあったのかな。
だけど波多野くんは自分なりに消化して前を向いていた。彼は泥の中でも真っ直ぐ泳ぎ始めた
身勝手にも仕掛けた人間力勝負に負けたから、「惨敗だよ」の一言が出たのではと考えました。
元彼女の言葉を受けても、5年10年経っても九賀くんは「ごめん」と言える人にはならなさそう。でも波多野くんは「九賀くんらしい」と笑っていそうです。完敗だ。
追加の感想
構成が上手すぎる。全員熱がこもってて、役への入り込みも伝わってきてすごく良かった。
こういう映画大好き
嶌さん、裏の顔探りまくってごめん。ショートヘアが似合う。なんか「浜辺美波顔」が薄れてて演技見やすかったな
会社への執着と熱意が強く、地獄最終選考で生き残る実力と運の持ち主、、採用です。
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