「可もなく不可もなく」六人の嘘つきな大学生 早坂さんの映画レビュー(感想・評価)
可もなく不可もなく
自分の感想としては、至って普通のミステリー映画だったという感想です。
良かった点:
ミステリー映画の醍醐味である、視聴者が犯人は誰なのか?という視点に立って映画を見ることがとても出来ました。
各シーンごとに伏線がいっぱい貼られており、シーンごとに、この人が犯人なのか?もしかしたらこっちが犯人でも有り得る?など、色々な考察をしながら楽しめることが出来、終わった時ミステリー映画を見たなって思えました。
また、内容が就活×サスペンスという新しい新しいジャンルで新鮮に見ることが出来ました。
悪かった点:
所々ツッコミどころがありました。
犯人の解せない動機、妹は何がしたかったのか、この会議を見てる企業の人事は何をしているのか、などちょっとモヤモヤした印象です。
特に就活を舞台にしているのであれば、就活生だけで話が進められていて、企業側は?という率直なモヤモヤが出てきました。
あと6人登場人物の個性が弱かった印象です。
もっと6人の登場人物の過去や個性、スピラリンクスになぜ入りたいのかなど、もっと言及しても良かったのではないかと思いました。
もちろん、映画の尺など考えて作られているのは分かります。
ですが、今回映画では主にこの6人にずっとスポットライトが当たっています。登場人物が少ないからこそ、その6人をより個性のある人物に見せる構成や演出、ストーリーにすべきだったのではないかと感じました。
全体を通して、至って普通のミステリー作品だった印象です。
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