スオミの話をしようのレビュー・感想・評価
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「カメレオンマン」を思い出した残暑
小難しい事考えないで、嫌なこと忘れるには最適なコメディ映画でした。
長澤まさみさんの誰にも合わせる役柄は、ウディアレンの「カメレオンマン」を思い出しました。
人によっては好みが分かれるかもしれませんが、私は楽しめました。
演者さんも良かったです。
長澤まさみファンだけ見てください(笑)
いや〜~最後のまとめ方がそうきたか〜~最後のが違う形だったら☆3.5だった(笑)
これはもう、基本的には長澤まさみちゃんの七変化、衣装替え、コスプレ、別人格の演じ分けをまとめて見れることを楽しめる人だけの映画です(私はかろうじて楽しめるほうで一応良かったけども〜~~)
楊端和のカッコ良さと、ダー子の巧妙さと、そういうのがぜーーんぶ好きな人ならきっと楽しめます(笑)
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そして、予告編にもある、スオミの(元を含めて)5人の夫達のわちゃわちゃしたアホなやり取り(笑)
離婚しても未練タラタラ、何なら「例え今他の男と結婚してようが本当は俺が一番スオミのことを理解しているはずだ」的な勘違いを離婚した全員してる馬鹿馬鹿しさ(笑)
5人全員集まって何するかと思えば出会いの時系列を書いてるし(笑)
何で一般家庭にホワイトボードがあるの(笑)
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セスナ機内でのやり取りはもうドリフのコントですか?って感じで(笑)
ちょっと待て飛行機の窓?扉?を開けて「寒い!」だの(寒いどころじゃないだろうが(笑))、「あ、人が落ちた!」だの、「良かった上昇気流のおかげで今落ちた人が飛行機に戻れた!」とかそういうの止めなさい(笑)
俳優さん達、何でこの脚本を全員真面目にこなしているんだろうか?ともうそっちのほうが気になりました(笑)
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ただドタバタコントと一応後半の推理まではそれなりに面白かったんですが、やっぱり最後のまとめの演出が。。。いや、長澤まさみちゃんのスタイルは良いし声も良いし、なんだけど。。なんだけども〜~~
拭いきれない「これは一体何を観させられてるんじゃ〜~」感が半端なくて(笑)
うん、多分最後のとこ、賛否両論な気がします。ま、コメディタッチなのは最初から分かってたし、多分長澤まさみちゃんのファンしか見にいかない?から大丈夫??かな(汗)
とある国のとある都市名が、頭から離れなくてつらい〜(笑)(笑)
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この頃ソウルの春とか重い深い実話ベースとかを見ちゃってたので余計にこの底のあさーーい超娯楽映画が薄くて薄くてどうしたものか、と思いましたが、
敢えてこの映画から得られる教訓をひねり出すとすれば、
「人が喜ぶ自分を演じて生きるんじゃなくて、あなたはあなたらしく生きていこうよ」
ってことかな?
頑張ってテーマをひねり出すとこうなります。でも。。無理に映画館で見なくてもいいかも。でした!
結局、スオミがどういう人間なのかが分からない
誘拐事件の成り行きと、スオミという女性の正体にまつわる展開には引き込まれる。
ただ、誘拐事件の方は、警察に通報することを拒否したり、脅迫状を破り捨てたり、本当に犯人と電話で話しているのか怪しかったり、身代金の一部を他人に出させようとしたりと、明らかに現在の夫が怪しいと思われるのだが、それがミスリードであるということも、おそらく狂言だということも、何となく分かってしまうところはいただけない。
結局、身代金の受け渡し場所である公園には誰も行かないで、全員がセスナ機に乗り込んでしまい、しかも「空中浮遊」というドタバタ劇になるに及んで、「犯人探し」という要素がどうでもよくなってしまうのは、ミステリーとしての失敗だろう。
一方の、スオミの正体にしても、長澤まさみの七変化ぶりは堪能できるのだが、三谷幸喜がこれをやりたかったのだとしたら、「コンフィデンスマンJP」の二番煎じと揶揄されても仕方がないだろう。
自分が愛してもらえるよう、相手の好みのタイプの女性になりきるというスオミのキャラクターは理解できなくもないが、スオミがどうしてそうなったのかが分からないし、彼女が結婚相手を愛していたのか、あるいは、結婚生活に何を求めていたのかといったことが、最後まで明らかにならなかったことには不満が残る。
父親が愛したフィンランドに住みたいというスオミの夢も、父親との思い出のようなものが描かれないので唐突感が否めないし、ラストのミュージカル・シーンでも、「どうしてヘルシンキなの?」と何だか呆気にとられてしまった。
宮澤エマ演じるスオミの補佐役との関係性も含めて、スオミの人生や人間性がまったくと言っていいほど掘り下げられなかったために、彼女に共感することも、感情移入することもできず、人間的な「深み」を感じ取ることができなかったのは、物足りないとしか言いようがない。
♡HELUSINKI♡
豪邸に暮らす著名な詩人、寒川しずおの新妻スオミが朝出掛けたきり帰ってこなくなり、誘拐ではないかと駆けつけた刑事でもあり元夫の草野と、家の使用人で元夫の魚山と、草野の上司でもあり係長で元夫の宇賀神と、アプリ会社代表でYoutuberでもある元夫の十勝の話。
豪邸に集まった現夫と元夫4人だったがスオミの話になると現夫、元夫一人一人に見せるスオミのキャラ、性格が違うと分かっていくが…、そのスオミに未練のある男達のほぼ会話劇。
自宅ポストに入れられた犯人らしきからの一枚の切り抜き手紙から始まり、寒川家に徐々に集まってくる元夫達、行方不明になってるスオミは何処にいると見せるけど。
結果論になってしまうけど、長澤まさみ演じたスオミの誘拐うんぬんよりも、スオミの七変化、一人一人の男に見せる違う顔を楽しむ作品って感じなのかな。コンフィデンスマン.JPの長澤まさみさんが好きな方にはハマりそう。
個人的には現夫寒川と編集者の乙骨のやりとりが笑えた!気兼ねなく観れて楽しめた。
スオミは結婚した夫にあわせる女(欠点あり)
スオミは結婚した夫に合わせられる女、でも欠点(◯◯っぽい)。でも離婚した元夫は不服もない、何故か!五人の夫(刑事部長、刑事、刑事見習い、元実業家、有名書道家でお金に目がない+オッコツは編集者(利用されただけなので夫未満で0.5)+新しい6番目の夫(ある人の部下)皆の性癖を利用して誘拐と言う罠にはめていく。ネタバラシしたあと、スオミは五人の夫に一人で生きていくと言って、ある一人の夫に最後に真相を話すそれは父親の故郷(◯◯◯◯◯)にいくということだった。実は水面下でソウルメイトとスオミは某部下に罠を仕掛けて6人目の夫する罠を仕掛けていたのだ!まんまと罠にはまった6番目の夫は父親の故郷でスオミと一緒に生活しているもよう。
最後にミュージカル風でネタバラシがあります。
是非とも劇場にてご覧ください!なかなか難解ですが面白かったです。
※長澤まさみさんの6変化がみものです。
※戸塚純貴さんのなよっとした演技も最高でした。
※エマさんのスオミのソウルメイト役の演技も素晴らしかったです。
※三谷幸喜作品は人によって面白さが変わりますが僕は面白かったです。
三谷幸喜耐性を試される映画で、長澤まさみの七変化を楽しむだけの内容でした
2024.9.13 イオンシネマ京都桂川
2024年の日本映画(114分、G)
大富豪の妻失踪によって集まることになった妻の前夫たちを描くコメディ映画
監督&脚本は三谷幸喜
物語の舞台は、関東圏のどこかの豪邸
詩人で富豪の寒川(坂東彌十郎)の妻・スオミ(長澤まさみ)が失踪し、その相談が知り合いの刑事の草野(西島秀俊)の耳に入った
草野は部下の小磯(瀬戸康史)とともに清掃員になりすまして邸宅に入り、そこで事の顛末を伺う
屋敷には寒川の他に世話係を買って出ている出版社の社員・乙骨(戸塚純貴)がいて、スオミは昨日の朝から行方知れずになっていた
寒川は著名な詩人だが、豪邸に住んでいることがバレるとイメージが損なわれて作品が売れなくなることを危惧していた
そこで秘密裏に草野に声がかかったのだが、草野は実はスオミの前夫だったのである
とりあえず逆探知の機械を電話に取り付けて犯人からの連絡を待っていると、今度は玄関先に脅迫状のようなものが届いた
草野は「誘拐が現実味を帯びてきた」との理由から警察への通報を勧めるものの、寒川はそれを拒み続けた
そんな折、どこからともなく情報を聞きつけた草野の上司・宇賀神(小林隆)がやってくる
彼も実はスオミの前夫で、彼は1番目の夫だと信じ込んでいた
だが、実は屋敷の庭師をしている魚山(遠藤憲一)が最初の夫で、魚山と宇賀神の間にはもう一人の夫・十勝(松坂桃李)がいたことがわかるのである
映画は、4人が揃った段階で犯人の要求が判明し、その金策のために十勝を呼び寄せるという流れになっていた
基本的にコメディ映画なのでミステリー
要素は飾りになっていて、自作自演もしくは協力者を引き連れた虚言誘拐だとすぐにわかる
本作は、5人の夫が語るスオミの回想録を楽しむ映画で、それ以上でもそれ以下でもない
高校教師時代に関係を持った魚山の回想ではセーラー服のギャルスオミと彼女の母・時枝(長澤まさみ)が登場し、十勝の回想では「サバゲーで積極的に動くスオミ」が登場する
宇賀神の回想では、中国語だけを話すスオミが登場し、草野の回想では健気で何もできないスオミが登場する
彼らはスオミの思い出話に花を咲かせるものの、誰もが別人のようなスオミ像を話していく
多重人格かと思われたが、実際には「夫が望む妻の姿を察知して体現していた」というもので、寒川と結婚している今はどちらかといえば自然体に近いものになっていた
ミステリー要素はあるものの、この内容をミステリーだと言ったら怒られる内容で、とにかく場面転換のために謎を置いている、という感じになってくる
最大のミステリーは、どこにでも登場するスオミの友人・薊(宮澤エマ)の存在で、これが単なるソウルメイトというものになっていた
てっきり腹違いの妹、もしくはパートナーという路線かと思っていたが、そこまで複雑には考えていないようだった
いずれにせよ、長澤まさみの演技&コスプレを堪能する映画で、貴重なセーラー服姿とポニーテール姿も登場する
ラストのヘルシンキ音頭は脱力もので、舞台劇っぽさが全開の作品になっている
好みが分かれそうな内容だが、三谷幸喜ワールドが受け付けない層がいくと脱力するだけなので、過去の三谷幸喜作品を観てから決めた方が良いのではないだろうか
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