スオミの話をしようのレビュー・感想・評価
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三谷幸喜の話をしよう
『スオミの話をしよう』の話をしよう。
最近もNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』が評判となり、『情報7daysニュースキャスター』でMCを務めるなど精力的に活躍している三谷幸喜だが、映画監督はコロナ前の『記憶にございません!』以来とはお久し振り。
5年ぶりの映画監督最新作は…
大富豪の妻・スオミが突然失踪。
4人の前夫と現夫の5人の男が集うが、各々が語るスオミは全く性格が違う…。
スオミは何者なのか…? スオミは何処に…?
謎と男たちが巻き起こす珍騒動。
製作発表や予告編を見た時から、期待。題材も作風もらしさ全開で、こりゃ面白そう。
ところが…
見た人たちから結構鈍い声目立つ。
『ギャラクシー街道』の再来…とまでは言わないが、一抹の不安が。
で、実際に見た感想は…
順に話をしよう。
三谷幸喜の話をしよう。
コメディはお手の物。ミステリーなら『古畑任三郎』。
そりゃ期待値は上がる。
ほとんど豪邸のワン・シチュエーション。コミカルな会話劇。
まるで舞台を見ている感じで、舞台出発の三谷幸喜の真骨頂。マルチに活躍するようになった三谷幸喜の原点回帰のようにも感じた。
そう言った意味ではやはりらしさ全開。これぞ三谷印。
長澤まさみの話をしよう。
ある時はツンデレ毒舌、ある時は行動力抜群で頭も良く、ある時は日本語が分からない中国人(?)、ある時は不器用で小声、ある時は家事も運転も上手。
一体どれが本当のスオミ…?
つまりそれは、色んな顔と魅力の長澤まさみが見れる。長澤まさみの金太郎飴!
様々なファッション、最後かもしれないセーラー服まで。ミュージカルも披露。
強くて美しい“王”は見れなかったけど、長澤まさみを見るなら価値あり。三谷幸喜曰く、長澤まさみで一本映画を撮りたくなるのも分かる。
しかし、“失踪した妻”役なのでずっと出ずっぱりではない。5人の夫こそ見もの。
5人の男の話をしよう。
1番目の夫、魚山。“さかなやま”と書いて“ととやま”。現庭師。スオミの学生時代の先生。長澤まさみに罵られ、“7000円”の迷言の遠藤憲一は本作で一番笑わせてくれた。
2番目の夫、十勝。自称実業家で、詐欺師紛いで、YouTuber。チャラい性格。登場は一番最後だが、松坂桃李が役柄同様自由奔放に。
3番目の夫、宇賀。警察の係長で、スオミを中国人と思っている。スオミの為に行使悪用するが、スオミにとっては“繋ぎ”で、三谷作品常連・小林隆が妙演。
4番目の夫、草野。宇賀の部下の刑事。後輩の小磯といち早く対応。“超”が付く真面目な性格だが、“超”が付く神経質。スオミとの夫婦生活でも…。西島秀俊はカッコいい役もいいが、コミカルな役は素と思えるほどハマる。
5番目現夫の寒川。著名な詩人で、人々の心に残る金言を綴った詩集もたくさん。人格者かと思いきや、傲慢な金持ちで、言葉も人遣いも荒い。ヤな感じと何処か憎めない感じ、坂東彌十郎が巧演。
この“五人五色”なやり取り、掛け合いが面白い。プラスして、
助演の話をしよう。
草野の後輩の小磯。ミーハーな今時若者。瀬戸康史がいい感じで笑いを挿入。
寒川の秘書かと思いきや、寒川の身の回りの世話…いや、こき使われている出版社の乙骨。戸塚純貴があたふた。
スオミの過去に必ず現れ、その時その時で違う謎の女。彼女も何者…? 宮澤エマが印象残す。
三谷作品のトレードマークとなった豪華キャストだが、これまでのような“超”が付くビッグネームずらりではなく、初参加も多い今回のキャスティング。実質の登場人物も9人ほどだが、それぞれの役柄や立ち位置も明確で、それがまた舞台劇のようなアンサンブル。
面白かった点、ビミョーだった点の話をしよう。
先述の通り、“五人五色”。自分が一番スオミを愛していた、意地の張り合い、見栄。時々、分かるぅ~と夫たちならではの共感。
一人の女に翻弄される男たち。男ってバカね…と感じつつ、何故か彼らが可笑しく可愛らしい。
そんな彼らを見てスカッとするほど大笑いしたい所だが…、笑いはクスクス程度。勿論ちょいちょい笑いがこぼれる所もあるが、大笑いを期待した人に物足りないかも…。
いやそもそも、三谷作品に於ける大笑いは『ザ・マジックアワー』での佐藤浩市のナイフ舐めがインパクト強すぎただけであって、このクスクス笑いや安心して見れる作風や話の展開に唸るのが本来の三谷作品かもしれない。
しかし…、そんなクスクス笑いも今回はちと不発が多かった。セスナ機内なんかはただのドタバタ。
笑い以上に気になったのは、話やミステリー。
う~ん…、ちょっと残念だったかな…。
話の展開の面白さや『古畑任三郎』のような鮮やかなミステリーや伏線は今一つ…。これなら似た設定の『キサラギ』の方が圧倒的に面白かった。
事件の真相は、やっぱりね。
戸塚純貴や宮澤エマの立ち位置など何となく予想出来る。
スオミという女は…? ミステリーの肝のここが弱かった気がする。
ネタバレチェック付けるので触れるが、それぞれの夫に合わせていた…って、何か期待していたものと違う。
キュートでミステリアスで自由奔放に見えて、実は自由が無いスオミ。女性の自立と自由を一見描いているが、その描かれ方がステレオタイプ。
って言うか終わってみれば、“ビバ!ヘルシンキ!”だったの…?
つまらなくはなかったけど…、『ギャラクシー街道』なんかよりかはずっとマシだけど...、もうちょっと楽しみたかったかな。
三谷幸喜もいつの間にかハードルが上がっている。
それもこれも三谷作品に期待しているから。日本コメディの雄として、純粋に楽しみたいし、笑いたいし、演出・脚本に唸りたいから。
そんな三谷作品を見て、三谷幸喜の話をこれからもしよう。
変幻自在
コッテコテのコメディ映画は久しぶりで男女の関係性という難しい題材を三谷監督がどう調理するんだろうという興味が勝って初日に鑑賞。結構人入り良かったです。
序盤から中盤はおーっとヤバいかと思いながら観ていましたが、ちょくちょく笑えるところが出てきてからはちゃんとコメディとして楽しむことができました。
三谷監督作品は当たり外れの激しい印象ですが、どっちにも当てはまらなさそうなのは今作が初めてな気がします。
スオミという女性が失踪してしまい、その捜査の依頼を独自に引き受けた刑事はスオミの元旦那、その家にいた使用人も元旦那、突然やってきた刑事の上司も元旦那、起業家兼YouTuberも元旦那とスオミを愛した男たちがアッセンブルしてドンパチワチャワチャするワンシチュエーションコメディでした。
セスナで身代金を公園に落とすという正気かな?と思う展開には苦笑いしていましたが、そこへ辿り着くまでにセスナの外が寒くて立ち止まったり、落ちたと思ったらなんか浮けたりと謎すぎる展開の連発で頭こんがらがりながらも笑っていました。
妙にダー子がよぎる長澤まさみさんでしたが、髪の形とか分け目を変えるだけで全く違うキャラクターになるのはとっても面白かったです。
ツインテールになったらブチギレ少女に様変わりしてエンケンさんに怒号をぶつける理不尽な流れが好きでした。
5人の旦那たちもちょいクセのある男たちで、1人目は自分の生徒に手を出しちゃった元教師で今は使用人、エンケンさが演じる事によって抜けた感じが良く表現されていて結構好きでした。
2人目は桃李くん演じるすぐにお金を出してくれる金持ちぶったYouTuberという嫌いになりそうなキャラなのにポップさが全開で面白お兄さんに仕上がっていました。
3人目は何故か言語が全く通じないのに付き合っていた上司で、捜査の一環でお持ち帰りしちゃったという中々のやらかしを隠蔽しているのがリアルにはアウトですがコメディ的にはグッドなキャラでした。
4人目は無意識に上から目線になっちゃうもんですから、いたら絶対嫌だよなというキャラでしたが西島さんが活き活きと演じていて良かったです。
5人目の現在の夫はこれまたお金大好き、だけどスオミに何も求めないという今までにないタイプなのがスオミに刺さったのか現在進行形で…といった感じでこの人たちがずーっと言い争いしているのでノれるまでは時間がかかりましたが慣れてくるとそれもまた味になっていました。
瀬戸くんがツッコミとノリボケを一任しているので疲労が半端なさそうだなと思っていましたが、段々とカオスな状況下を楽しんでいって、軽快にツッコミをこなすところなんかナイスキャラクターだなぁと思いました。
戸塚くんの飄々とした感じも良くて、振り回されつつもしっかりと任務はこなしてくれる頼りになる人でした。
宮澤エマさんの瞬発的に表情と仕草を変える演技は凄すぎてニヤニヤしながら観ていました。
一件落着の流れだしこのままエンドロールかなぁと思っていたところに突然の簡素なミュージカルが差し込まれて俳優陣がグラサン、スオミが♪へールシンキ〜ヘルシンキ〜という謎の曲を歌っていくので一瞬パニクりましたが、何回かやっていくとクセになって面白くなっていきました。
グラサンかけてピッとカメラ目線になったり指パッチンしたりとシンプルな振り付けで壮大なオーラを醸し出しているのもギャップ込みで良かったです。
全体的に舞台向けの設定を無理やり映画にした弊害が出ており真の面白さが発揮されていなかったような気がします。
場面転換の少なさだったり、展開の動かなさだったりと気になるところが多くあってのめり込めずでした。
ハマるところはちょくちょくあったので、そこを全力で楽しめればそれでオールオッケーなのかもです。
鑑賞日 9/13
鑑賞時間 9:20〜11:30
座席 N-4
結局
何か伏線が仕込まれてて、それが意外な展開を生んで面白いのかと思ったら、???と言う感じで終わってしまいました。結局、一人の女性にいい歳のおっさんが振り回されただけでした。色んな長澤まさみさんが見れるのが好きな人は良いですね。
笑顔で爽快感に浸れない! 来場者 ”減る心気” ラストに連呼してる場合じゃ無いw
秋晴れの中、今日は「スオミの話をしよう」を見に行ったよ。
どうも世間の評価は低い模様だね。
スネオじゃなく、ナオミでも無く スオミ・・・
フィンランドの事をフィンランド語でスオミと言うそうだ。
彼女の父親が海外を転々とする外交官で特にフィンランドが好きで、その国で生まれた我が子にスオミと名付けた。色々な激流の人生(5度の結婚離婚の繰り返し)で、彼女は結局、心の居場所を生まれ故郷のフィンランドに永住しようと計画する。その移住資金を求めた画策が今回のメイン話の展開。
途中、クスクスと笑う所もあるが、この人物に情入れが全く出来ない自分が居て最後まで見てても面白くも何とも無いのだな。
最後は赤い車で去って行くが、友人の女性弁護士と一緒に 何処かで死ねばいいのに!と・・・そう思ってしまう。何故か・・・ハハハハですね。
レイトショウ枠の一つ前枠はガラガラで数人だけだったかも。
久し振りだ~公開直後作品でこんなガラガラなのは。(;^ω^)
脚本・監督:三谷幸喜さん
--------MC-----
スオミ(元妻:狂言誘拐、失踪する人):長澤まさみさん
①夫:魚山大吉(元中学教師、料理上手):遠藤憲一さん
②夫:十勝左衛門(ユーチュ-バ-、事業失敗):松坂桃李さん
③夫:宇賀神守(警察、草野の上司、ジーパン):小林隆さん
④夫:草野圭吾(警察、繊細で情報通):西島秀俊さん
⑤夫:寒川しずお(著名な詩人、大金持、ドケチ):坂東彌十郎さん
小磯杜夫(警察、草野の部下):瀬戸康史さん
乙骨直虎(寒川の出版社の人):戸塚純貴さん
薊(スオミの友人、弁護士):宮澤エマさん
映画”キサラギ”風なのかなと 思ってた節もあったが受けたイメ-ジは違った。
キサラギの方が 本気で笑えるし最後に心に残る思いが温かい。
それと比べてはイカンのだが、やっぱりスオミの素性が良くない設定に成ってるのが仇だと思うな。
監督はこの人物を誰に被せて描いたんであろうか。
ヤッパリ深津さんへの根深い想いがそうさせてしまったのか。
またしても、ベッドの上で俯いて”うわぁぁ~ん”て落ち込んで涙してる
監督の姿を思い浮かべてしまうわ。
晴の日も有ればさ、雨の日もある。そんなに気にする事は無いよと思うのよ。
毎作ヒットさせるのは至難の業。
世間の期待が大きいから、それに応えるのは大変。それは俳優陣もスタッフも皆さん理解はしているだろうし。
まぁ、事のネタバラシしてからの最後展開は結構大事だと思うんだな。
そこの詰めがいっつも弱いと感じるんだよね。
ソコですよ、ソコ。
時間が有って気になる方は
劇場へ!!
長澤まさみはめっちゃ美しいけど
なんだろう、物足りない。面白くなくはないけど、ドーンと来ない。予告と設定とキャスティングで超期待しただけに、勿体ないと思った。もっと面白くなったのでは!? 以下雑感
・CMが良すぎた
・あんなダメダメおじさん達とスオミが結婚を繰り返すことにリアリティが無い
・三谷さんの性癖が垣間見えて引く
・大富豪の詩人、ただただ不快
・おとなしい女が好きな西島秀俊の外見をした男、魅力がない
・スオミのキャラが薄すぎる。男のペットをやめるのは良いが、その後がヘルシンキだけって。女はそんなもんだって言いたいのかな?
・「みんな大好き〜!」って。言ってほしかったんだろうけど、ペラッペラだな
・古い
・なんであんなにミニスカート? 撮りたかったの?
・ミュージカルシーンはYouTubeで流してほしい、二度見したい
・松坂桃李は良かった
・トキューサも良い
ヒットメーカー三谷幸喜に意見できないのは分かるけど、なんとかならなかったのか…
まあ、ジェンダーギャップ指数118位を反映してる映画だよなと。
ラヂオの時間と12人の優しい日本人は面白かった。王様のレストランと鎌倉殿の13人も良かった。ていうか鎌倉殿は傑作。三谷幸喜最高と思った。
今回のも、もっと良くなったんじゃないかなーと思うので、三谷さんの映画の監督は本人じゃなくて別の人にやってほしい。
長澤まさみに翻弄される
身も蓋もないことを言えばダー子がピンチに陥らないコンフィデンスマンですねー
そのせいでカタルシスが特にないですが、まさみちゃんの七変化の素晴らしさを安心して楽しむことができます
下手に出自が不幸だったみたいなお涙頂戴とかバレそうになってピンチとかそういう取ってつけたようなストーリーの起伏に走らなかったのはむしろ良いところなのではないかと思います
スオミが愛していたのは……
ヘルシンキ♪
あれなんの時間?
数々の仮面を持ち、男たちを手玉にとるファム・ファタール的な話かと思ったら違った。
愛し方も愛され方もわからない女の子が、愛されるために不器用に四苦八苦してたけど限界が来ちゃって、もうちゃんと自分を愛そうと決めるという物語。
夫の一人一人に「〇〇さんにとってのスオミさんってどういう人だったんですか?」と聞いてくれる新人の刑事に感情移入しちゃった。素直だし正直だし良いキャラ。
最後にスオミさんの関係者の話し合いに参加したいって愚図ったのも、(わかるよ、ここまで来たらもう最後まで知りたいよな!)という気持ちになった。
スオミの母親が、落ち着きがないし真剣な話ができないし水商売っぽいし強迫性障害っぽいのがなんかつらい。
父親は早くに離婚して他人だけど、スオミは凄く好きで尊敬してるのかもなと思うとさらにつらい。
両親どちらからも愛を教われなかったスオミ。
ソウルメイトって言ってくれる友達が出来た事が最大の幸福だよ。救われてほしい。
狂言誘拐なのは途中でなんとなくわかってくるので、ミステリーでなかったのはちょっと残念。面白かったから良いけど。
舞台?
画面がほぼ変わらないので、映画というより舞台を見ている感じがします。
登場人物も少ないので、展開が予想しやすいので、スオミってどんな女のという謎めいた部分も、予想できてしまうので、この映画はそこじゃないのか?もチョット不明。
コメディとしては、チョイチョイ面白い部分はありました。が、飛行機のシーンはやりすぎ感があり安っぽく見えます。
あと、最後のシーンは必要だったのでしょうか?
これはもう舞台劇! 「舞台と一緒で」演者のみんなと観客も一緒になって 限られた時間を共有して、がやがや楽しむのがいいのです 瀬戸康史推し!
良い悪いではなく、これはもうほぼ舞台劇。
俳優陣の演技合戦、わちゃわちゃしてるのを、観ているこっちも一緒になって楽しんで、初めて完成する演劇と同じ贅沢。
これだけの人が出ている三谷演劇なんて、絶対チケット取れないでしょうし。
エスカレートしていく笑いのノリがまさに舞台の雰囲気。
特に小型飛行機からの落下シーンのノリなんて、まさに舞台の盛り上がり。
舞台だったら、ワイヤーで吊られて飛んでるところで、拍手喝さい、
舞台上と客席が一体になる瞬間になったに違いありません。
特に、そのシーンでも大活躍の、瀬戸康史のはしゃぎっぷりを観てるだけでも楽しい。
宮澤エマが何回もお約束で登場するところとかもウケる。
全く余談ですが、なぜ本作が「TOHOシネマズ日比谷のプレイアムシアター」でないのか?!
代わりに、いきなり「侍タイムスリッパ―」(大好きだけど)なのか?不思議でしょうがない。
東宝シンデレラで東宝カレンダー何十年も表紙の東宝トップ女優主演、フジテレビジョン・東宝製作のメインストリーム作品ではないの?
「サムタイ」は確かにヒットして奇跡の拡大公開だけど、そこまでではないでしょう?
三谷幸喜は東宝に嫌われてるの???
仕方ないので松竹=新宿ピカデリーのスクリーン1で観ましたよ。
マサミ演じたスオミはネズミみたいに消えた
長澤まさみは今年かなり消えた主人公を演じたね笑
でも、この作品で唯一な魅力点は長澤まさみさんの演技力だと思う。本当に凄かった。
最初から最後まで、面白いシーンは少ないし、全然笑ったこともなかった。アドバイスの所は、中国語の部分のセリフは大事ではないけど、字幕があればもっと良いと思う。最後の舞台のシーンは要らないと思って、ぼーっとしているから二度と詐欺を始めるまでのシーンは結末で十分だった。
そしてもう一つ、独立な女性の魅力的だった所は感じられず、ただ他人の都合を考えないいたずらにすぎない。それは一番腹立つだった。
原生家庭の原因もあるけど、それでも自分の感情に向かえば良いじゃない?最後に、また人をだますのはなぜ?前言ったことは全部嘘ということ?
長澤まさみファンのための映画?
全体的に長澤まさみのファンムービーの要素が強いと思ったけど
終盤になるまで、回想でしかでないのでファンムービーとしても中途半端な気がする
魔性の女に翻弄される男たちというには微妙
富豪で詩人の妻のスオミが失踪し
知り合いの刑事に捜索を頼むが
刑事はスオミの元夫で
さらに庭師もスオミの元夫で
そこに上司の警察官、ユーチューバーと追加され
スオミを結婚したことある男ばかりで事件を解決を目指す
スオミの人格が夫によって違うのは
相手に合わせてキャラをつくっていたらしい
様々な役をこなせる長澤まさみの演技力はすごい
母親役もやっているのは驚いた
でも、中国人のフリをしているのはストーリー的にどうなんだ?
あと、夫たちが揃ったところでキャラがコロコロ変わるのはくどい
個人的にはコメディはイマイチだったが
「7000円」と詩人の富豪なのにドケチぶりは面白かった
結局、誘拐事件はスオミの自作自演で
身代金はフィンランドに移住するために使うらしい
最後に現在の夫とも離婚して自立したと思ったが
やはり同じようなことを繰り返して終わる
ソウルメイトのこともよくわからなかった
スオミが元夫たちと離婚をした理由は
4番目は神経質
5番目は富豪の詩人なのにドケチで保身しか考えていない
この二人のインパクトが強くて
他の夫の離婚理由がわかりにくい
ユーチューバーは逮捕されたから別なのかな?
でも、離婚した夫たちと連絡を取り続けているのはどうなんだ?
ミュージカルシーンでグダグダに終わった話を誤魔化しているような・・・
基本的に場所はほとんど屋敷内で起こるので
映画館で見るにはちょっと物足りなさを感じる
ユーチューバーはセスナを出すためにでてきたような気がした
事件をずっと警察に通報しないままはどうかと思ったし
警察官と結婚してずっと中国人のフリをし続けるのは無理な気がしてくる
長澤まさみをもっとFeaturingして欲しかった!
長澤まさみの出番が物語のリアルタイム進行ではなく、
基本的に5人の元夫(現夫含む)たちの回想シーンでの登場なので、
そこはかなり不満でした。
三谷幸喜監督作だからというよりは、長澤まさみ目的が強かったので
余計に残念でしたね。
とはいえ、さすが三谷作品だけあって、
クスッと笑えちゃうところはすごく良かったです。
特に瀬戸康史の存在が大きいと感じました。
瀬戸康史と言えば、「鎌倉殿の13人」でも光っていたので、
三谷作品には欠かせぬ存在になっているのではないかと思います。
ミステリーはミステリーなんですが、
タルい進行なので、スピード感がないというか、いまひとつリズムに乗れないんですよね。
たぶん本作は舞台でやると臨場感があって面白いのでしょうけど、
映画向きの脚本ではないように感じました。
映画ならではだったのが、セスナのシーンですね。
ここで瀬戸康史が忍者ハットリくんばりにレジャーシートで空を飛んだのは爆笑でした。
ここが一番面白かったです。
最後になって長澤まさみ演じるスオミがようやくリアルタイム進行に加わるのですが、
そこはやっと面白くなったというか、面白くなって終わるという感じでしたね。
しかもミュージカルシーンもあってカオスな感じなのですが、
まあ魅力的にあ長澤まさみをたくさん観れたのでうれしかったです。
というわけで、面白くないわけではないけれど、すごく面白いわけでもないという
なんとも自分としては不完全燃焼な作品でした。
そこそこ笑えて長澤まさみをたくさん観れたので、少し甘めの評価としています。
長澤まさみさん好きなんだけども
作品自体はぬるくなったビールみたいな感じでオススメはしづらいです作品です
前作より明らかにスケールダウンしているし、オチが最初から見えていてワクワク全く出来ませんでした
三谷作品の良いところって奇想天外で最後まで目が離せない感じが持ち味なはずなのに完全に形をひそめてましたね
細かく言えばシーンシーンでウケている場面は何箇所もありましたが、それは長澤まさみさん、遠藤憲一さん、瀬戸康史さん、宮澤エマさん辺りの熱演に対しての称賛だったと思います
最後のミュージカルっぽいシーンは良かったので作品自体をミュージカルベースにしたら多少は違った感じになったような気がします
この作品で長澤まさみさんの評価下がらないといいな…
さすが!
下北沢のスズナリの舞台の様な群像劇!
お金掛けた色んなロケはなく、展開はシンプル。
セットやキャスティングは掛かってるとは思うが…w
ほぼ自宅シーンなのは12人の優しい日本人の様!
観る側の想像力が試される。
派手な展開でお金掛かったものじゃないと映画館で観ないという頭の人は観ない方がいいのではww
まさみとエマの七変化
三谷作品公開前の恒例行事。
三谷さんは毎度の事、番宣に、しつこい位みなさん出まくっていますね。
逆に観たくなくなるのも毎度の事だが、三谷作品は結局全て観ています。
はい。ファンです。
が、、うん。。
最高傑作ではないかな。
そんなの謳わなくていいのにね( ̄∇ ̄)
ストーリーは置いておいて。。
良くも悪くも全てにおいて三谷作品だった。
監督、こ〜ゆうの好きですね。
楽しめたのですが、ちょいと古いのかも。。
同列年配のご夫婦の笑い声は良く聞こえたが、私はというと。。
いや、面白かったですけどね^_^
出演者は
相変わらず美しいまさみちゃん、アイラブ西島さんや桃李君、瀬戸君にエマちゃんと魅力的!
エンケンさんに小林さん、坂東さん、戸塚君と主要キャストも様々なタイプの俳優さん大集合で絵面は賑やかで華やかでした。
ほぼ豪邸内で巻き起こるワチャワチャも、俳優陣が楽しんで演じているのが伝わってきて、本筋よりそちらにニヤニヤしちゃったり。。
瀬戸君が超楽しそうでズキュン。
長回し、しかもキャストが動きながら芝居して、そしてカメラさんも動いてる!
おお、これは誰か1人でもミスったらやり直しか!すごいプレッシャーだな!とか、これ又本筋と違う所に目が向いてしまいました。
まさみちゃんスオミ。
変な名前の由来はわかりました٩( ᐛ )و
だけど何をしたいのかイマイチ分かりませんでした(°▽°)
現在の夫&5人の元夫達。
西島さんのキュートさにハキュン。
はぁ〜カッコよ♡あのカッコ良さはもう反則だ。
(あんなのが旦那なら嫌だけど)
エンケンさんのドMっぷりにプププ。
(先生時代のどこに惚れた??w)
桃李君の西島さんにだけ無表情で無視にハハハ。
(1番相性良かったのでは??)
小林さんのアイラインにだけ爆笑w
(何言ってるか全然わかってないのにアイセルw)
すごい体格の良い方なんですね。
坂東さん。
(アイダミツオを薄めたような格言?
おじちゃんおばちゃんにウケてました)
こき使われる戸塚君も良かった。
最近の彼の芝居で一番しっくり来た。
しかし乙骨とは!!
乙骨は憂太しか勝たん٩( ᐛ )و
スタイル抜群まさみと並ぶとやや見劣りしてしまって残念だったが、エマちゃん、器用なんですねぇ!巧かった!
まさみちゃんと同レベルで、彼女の七変化も全て美しかったです。
本当のスオミの姿とは??
こんなにも人によって印象が違うもんかねぇと思ったが、彼女自身が、それぞれの夫の理想に合わせて自分を作り、演じていたのだから、まぁ、そうかと納得。
あなたはどのタイプのスオミが好みでしたか??(^。^)
ラストのミュージカルも好みが分かれる演出かもしれませんが、私は夫’sのダンスに注目していたので、ニヤニヤして観れました。
子供の学校行事のパパさんの出し物みたいでプププ。
三谷節全開の作品で、万人受けする作品だと思います。
(あれ?でも、評価低いのねwおよよ)
だけど、最高傑作かと言われれば、違う〜と思いました。
まさみを愛でるには100点ですが♡
つか、ナミビアの入場特典のポストカードがデザイン違いの又配ってた!
え〜欲しい( ; ; )
長澤の長澤による長澤のための映画
三谷作品というより、「長澤まさみ」が見たくて鑑賞したので、個人的には、「満点」です。色んな長澤まさみが観れたから。
最後の歌と踊りは少々やりすぎかな?とも思ったけど、あれだけ尺を使ったのなら1回転してOKかな?
四番目の西島との関係もムズムズする微妙な距離感で良かった!
今年は「ミッシング」の石原さとみや「ラストマイル」の満島ひかりとか光る女優さんが多いけど、コメディエンヌとしては長澤まさみの勝ちかな?(ファン贔屓)関係ないけど3人とも漢字2ひらがな3だ!
セスナから現金落とすくだりはちょっとしつこいかんじでぐだぐだしたけどね。
まあ、とにかく長澤まさみの七変化を楽しみましょうよ!そういう映画だから。
あ、冒頭のBGMは中々ジャジーでかっこよかった!
三谷版コンフィデンスマンJP?
ミステリーとしてもコメディとしても中途半端。もっとどちらかに振ったら良かったのでは。
狂言誘拐も協力者も瀬戸康史が6人目なのも早々に察しがついてしまうのはいかがなものか。
長澤まさみが色々化けるのも既視感が強いと思ったらコンフィデンスマンJP。コメディもトリックも、あちらの方が面白い。
それらもあってスオミは最後まで見ても哀しい女というより終始強かな悪女といった印象。
謎のフィンランド推しも何なんだ?と戸惑うばかり。
演出のチープさは面白さに繋がっていないこともないけど、いつものドタバタも映画だと長ったらしく思える。
唯一、5人の夫たちはそれぞれ人間臭くキャラも立っていて良かった。
三谷幸喜は好きなのだが、個人的に映画は打率が低め。そして今回も外れだったと言わざるを得ない。
期待しすぎました
好きな俳優さんたちばかりだから
もうわくわくで楽しみで仕事休んでまでみたけど
退屈すぎて面白くなくてストーリーもどこかで観たような映画でした。
三谷幸喜だから出演したのか、よく俳優さんたちも受けましたね、、、
ただ、長澤まさみさんがあんなに歌がうまいとはびっくりでした。
うーん、、、独特な映画でした。評価はできないです。
全126件中、101~120件目を表示