スオミの話をしようのレビュー・感想・評価
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長澤まさみはめっちゃ美しいけど
なんだろう、物足りない。面白くなくはないけど、ドーンと来ない。予告と設定とキャスティングで超期待しただけに、勿体ないと思った。もっと面白くなったのでは!? 以下雑感
・CMが良すぎた
・あんなダメダメおじさん達とスオミが結婚を繰り返すことにリアリティが無い
・三谷さんの性癖が垣間見えて引く
・大富豪の詩人、ただただ不快
・おとなしい女が好きな西島秀俊の外見をした男、魅力がない
・スオミのキャラが薄すぎる。男のペットをやめるのは良いが、その後がヘルシンキだけって。女はそんなもんだって言いたいのかな?
・「みんな大好き〜!」って。言ってほしかったんだろうけど、ペラッペラだな
・古い
・なんであんなにミニスカート? 撮りたかったの?
・ミュージカルシーンはYouTubeで流してほしい、二度見したい
・松坂桃李は良かった
・トキューサも良い
ヒットメーカー三谷幸喜に意見できないのは分かるけど、なんとかならなかったのか…
まあ、ジェンダーギャップ指数118位を反映してる映画だよなと。
ラヂオの時間と12人の優しい日本人は面白かった。王様のレストランと鎌倉殿の13人も良かった。ていうか鎌倉殿は傑作。三谷幸喜最高と思った。
今回のも、もっと良くなったんじゃないかなーと思うので、三谷さんの映画の監督は本人じゃなくて別の人にやってほしい。
長澤まさみに翻弄される
身も蓋もないことを言えばダー子がピンチに陥らないコンフィデンスマンですねー
そのせいでカタルシスが特にないですが、まさみちゃんの七変化の素晴らしさを安心して楽しむことができます
下手に出自が不幸だったみたいなお涙頂戴とかバレそうになってピンチとかそういう取ってつけたようなストーリーの起伏に走らなかったのはむしろ良いところなのではないかと思います
スオミが愛していたのは……
ヘルシンキ♪
あれなんの時間?
数々の仮面を持ち、男たちを手玉にとるファム・ファタール的な話かと思ったら違った。
愛し方も愛され方もわからない女の子が、愛されるために不器用に四苦八苦してたけど限界が来ちゃって、もうちゃんと自分を愛そうと決めるという物語。
夫の一人一人に「〇〇さんにとってのスオミさんってどういう人だったんですか?」と聞いてくれる新人の刑事に感情移入しちゃった。素直だし正直だし良いキャラ。
最後にスオミさんの関係者の話し合いに参加したいって愚図ったのも、(わかるよ、ここまで来たらもう最後まで知りたいよな!)という気持ちになった。
スオミの母親が、落ち着きがないし真剣な話ができないし水商売っぽいし強迫性障害っぽいのがなんかつらい。
父親は早くに離婚して他人だけど、スオミは凄く好きで尊敬してるのかもなと思うとさらにつらい。
両親どちらからも愛を教われなかったスオミ。
ソウルメイトって言ってくれる友達が出来た事が最大の幸福だよ。救われてほしい。
狂言誘拐なのは途中でなんとなくわかってくるので、ミステリーでなかったのはちょっと残念。面白かったから良いけど。
舞台?
画面がほぼ変わらないので、映画というより舞台を見ている感じがします。
登場人物も少ないので、展開が予想しやすいので、スオミってどんな女のという謎めいた部分も、予想できてしまうので、この映画はそこじゃないのか?もチョット不明。
コメディとしては、チョイチョイ面白い部分はありました。が、飛行機のシーンはやりすぎ感があり安っぽく見えます。
あと、最後のシーンは必要だったのでしょうか?
これはもう舞台劇! 「舞台と一緒で」演者のみんなと観客も一緒になって 限られた時間を共有して、がやがや楽しむのがいいのです 瀬戸康史推し!
良い悪いではなく、これはもうほぼ舞台劇。
俳優陣の演技合戦、わちゃわちゃしてるのを、観ているこっちも一緒になって楽しんで、初めて完成する演劇と同じ贅沢。
これだけの人が出ている三谷演劇なんて、絶対チケット取れないでしょうし。
エスカレートしていく笑いのノリがまさに舞台の雰囲気。
特に小型飛行機からの落下シーンのノリなんて、まさに舞台の盛り上がり。
舞台だったら、ワイヤーで吊られて飛んでるところで、拍手喝さい、
舞台上と客席が一体になる瞬間になったに違いありません。
特に、そのシーンでも大活躍の、瀬戸康史のはしゃぎっぷりを観てるだけでも楽しい。
宮澤エマが何回もお約束で登場するところとかもウケる。
全く余談ですが、なぜ本作が「TOHOシネマズ日比谷のプレイアムシアター」でないのか?!
代わりに、いきなり「侍タイムスリッパ―」(大好きだけど)なのか?不思議でしょうがない。
東宝シンデレラで東宝カレンダー何十年も表紙の東宝トップ女優主演、フジテレビジョン・東宝製作のメインストリーム作品ではないの?
「サムタイ」は確かにヒットして奇跡の拡大公開だけど、そこまでではないでしょう?
三谷幸喜は東宝に嫌われてるの???
仕方ないので松竹=新宿ピカデリーのスクリーン1で観ましたよ。
マサミ演じたスオミはネズミみたいに消えた
長澤まさみは今年かなり消えた主人公を演じたね笑
でも、この作品で唯一な魅力点は長澤まさみさんの演技力だと思う。本当に凄かった。
最初から最後まで、面白いシーンは少ないし、全然笑ったこともなかった。アドバイスの所は、中国語の部分のセリフは大事ではないけど、字幕があればもっと良いと思う。最後の舞台のシーンは要らないと思って、ぼーっとしているから二度と詐欺を始めるまでのシーンは結末で十分だった。
そしてもう一つ、独立な女性の魅力的だった所は感じられず、ただ他人の都合を考えないいたずらにすぎない。それは一番腹立つだった。
原生家庭の原因もあるけど、それでも自分の感情に向かえば良いじゃない?最後に、また人をだますのはなぜ?前言ったことは全部嘘ということ?
長澤まさみファンのための映画?
全体的に長澤まさみのファンムービーの要素が強いと思ったけど
終盤になるまで、回想でしかでないのでファンムービーとしても中途半端な気がする
魔性の女に翻弄される男たちというには微妙
富豪で詩人の妻のスオミが失踪し
知り合いの刑事に捜索を頼むが
刑事はスオミの元夫で
さらに庭師もスオミの元夫で
そこに上司の警察官、ユーチューバーと追加され
スオミを結婚したことある男ばかりで事件を解決を目指す
スオミの人格が夫によって違うのは
相手に合わせてキャラをつくっていたらしい
様々な役をこなせる長澤まさみの演技力はすごい
母親役もやっているのは驚いた
でも、中国人のフリをしているのはストーリー的にどうなんだ?
あと、夫たちが揃ったところでキャラがコロコロ変わるのはくどい
個人的にはコメディはイマイチだったが
「7000円」と詩人の富豪なのにドケチぶりは面白かった
結局、誘拐事件はスオミの自作自演で
身代金はフィンランドに移住するために使うらしい
最後に現在の夫とも離婚して自立したと思ったが
やはり同じようなことを繰り返して終わる
ソウルメイトのこともよくわからなかった
スオミが元夫たちと離婚をした理由は
4番目は神経質
5番目は富豪の詩人なのにドケチで保身しか考えていない
この二人のインパクトが強くて
他の夫の離婚理由がわかりにくい
ユーチューバーは逮捕されたから別なのかな?
でも、離婚した夫たちと連絡を取り続けているのはどうなんだ?
ミュージカルシーンでグダグダに終わった話を誤魔化しているような・・・
基本的に場所はほとんど屋敷内で起こるので
映画館で見るにはちょっと物足りなさを感じる
ユーチューバーはセスナを出すためにでてきたような気がした
事件をずっと警察に通報しないままはどうかと思ったし
警察官と結婚してずっと中国人のフリをし続けるのは無理な気がしてくる
長澤まさみをもっとFeaturingして欲しかった!
長澤まさみの出番が物語のリアルタイム進行ではなく、
基本的に5人の元夫(現夫含む)たちの回想シーンでの登場なので、
そこはかなり不満でした。
三谷幸喜監督作だからというよりは、長澤まさみ目的が強かったので
余計に残念でしたね。
とはいえ、さすが三谷作品だけあって、
クスッと笑えちゃうところはすごく良かったです。
特に瀬戸康史の存在が大きいと感じました。
瀬戸康史と言えば、「鎌倉殿の13人」でも光っていたので、
三谷作品には欠かせぬ存在になっているのではないかと思います。
ミステリーはミステリーなんですが、
タルい進行なので、スピード感がないというか、いまひとつリズムに乗れないんですよね。
たぶん本作は舞台でやると臨場感があって面白いのでしょうけど、
映画向きの脚本ではないように感じました。
映画ならではだったのが、セスナのシーンですね。
ここで瀬戸康史が忍者ハットリくんばりにレジャーシートで空を飛んだのは爆笑でした。
ここが一番面白かったです。
最後になって長澤まさみ演じるスオミがようやくリアルタイム進行に加わるのですが、
そこはやっと面白くなったというか、面白くなって終わるという感じでしたね。
しかもミュージカルシーンもあってカオスな感じなのですが、
まあ魅力的にあ長澤まさみをたくさん観れたのでうれしかったです。
というわけで、面白くないわけではないけれど、すごく面白いわけでもないという
なんとも自分としては不完全燃焼な作品でした。
そこそこ笑えて長澤まさみをたくさん観れたので、少し甘めの評価としています。
長澤まさみさん好きなんだけども
作品自体はぬるくなったビールみたいな感じでオススメはしづらいです作品です
前作より明らかにスケールダウンしているし、オチが最初から見えていてワクワク全く出来ませんでした
三谷作品の良いところって奇想天外で最後まで目が離せない感じが持ち味なはずなのに完全に形をひそめてましたね
細かく言えばシーンシーンでウケている場面は何箇所もありましたが、それは長澤まさみさん、遠藤憲一さん、瀬戸康史さん、宮澤エマさん辺りの熱演に対しての称賛だったと思います
最後のミュージカルっぽいシーンは良かったので作品自体をミュージカルベースにしたら多少は違った感じになったような気がします
この作品で長澤まさみさんの評価下がらないといいな…
さすが!
下北沢のスズナリの舞台の様な群像劇!
お金掛けた色んなロケはなく、展開はシンプル。
セットやキャスティングは掛かってるとは思うが…w
ほぼ自宅シーンなのは12人の優しく日本人の様!
観る側の想像力が試される。
派手な展開でお金掛かったものじゃないと映画館で観ないという頭の人は観ない方がいいのではww
まさみとエマの七変化
三谷作品公開前の恒例行事。
三谷さんは毎度の事、番宣に、しつこい位みなさん出まくっていますね。
逆に観たくなくなるのも毎度の事だが、三谷作品は結局全て観ています。
はい。ファンです。
が、、うん。。
最高傑作ではないかな。
そんなの謳わなくていいのにね( ̄∇ ̄)
ストーリーは置いておいて。。
良くも悪くも全てにおいて三谷作品だった。
監督、こ〜ゆうの好きですね。
楽しめたのですが、ちょいと古いのかも。。
同列年配のご夫婦の笑い声は良く聞こえたが、私はというと。。
いや、面白かったですけどね^_^
出演者は
相変わらず美しいまさみちゃん、アイラブ西島さんや桃李君、瀬戸君にエマちゃんと魅力的!
エンケンさんに小林さん、坂東さん、戸塚君と主要キャストも様々なタイプの俳優さん大集合で絵面は賑やかで華やかでした。
ほぼ豪邸内で巻き起こるワチャワチャも、俳優陣が楽しんで演じているのが伝わってきて、本筋よりそちらにニヤニヤしちゃったり。。
瀬戸君が超楽しそうでズキュン。
長回し、しかもキャストが動きながら芝居して、そしてカメラさんも動いてる!
おお、これは誰か1人でもミスったらやり直しか!すごいプレッシャーだな!とか、これ又本筋と違う所に目が向いてしまいました。
まさみちゃんスオミ。
変な名前の由来はわかりました٩( ᐛ )و
だけど何をしたいのかイマイチ分かりませんでした(°▽°)
現在の夫&5人の元夫達。
西島さんのキュートさにハキュン。
はぁ〜カッコよ♡あのカッコ良さはもう反則だ。
(あんなのが旦那なら嫌だけど)
エンケンさんのドMっぷりにプププ。
(先生時代のどこに惚れた??w)
桃李君の西島さんにだけ無表情で無視にハハハ。
(1番相性良かったのでは??)
小林さんのアイラインにだけ爆笑w
(何言ってるか全然わかってないのにアイセルw)
すごい体格の良い方なんですね。
坂東さん。
(アイダミツオを薄めたような格言?
おじちゃんおばちゃんにウケてました)
こき使われる戸塚君も良かった。
最近の彼の芝居で一番しっくり来た。
しかし乙骨とは!!
乙骨は憂太しか勝たん٩( ᐛ )و
スタイル抜群まさみと並ぶとやや見劣りしてしまって残念だったが、エマちゃん、器用なんですねぇ!巧かった!
まさみちゃんと同レベルで、彼女の七変化も全て美しかったです。
本当のスオミの姿とは??
こんなにも人によって印象が違うもんかねぇと思ったが、彼女自身が、それぞれの夫の理想に合わせて自分を作り、演じていたのだから、まぁ、そうかと納得。
あなたはどのタイプのスオミが好みでしたか??(^。^)
ラストのミュージカルも好みが分かれる演出かもしれませんが、私は夫’sのダンスに注目していたので、ニヤニヤして観れました。
子供の学校行事のパパさんの出し物みたいでプププ。
三谷節全開の作品で、万人受けする作品だと思います。
(あれ?でも、評価低いのねwおよよ)
だけど、最高傑作かと言われれば、違う〜と思いました。
まさみを愛でるには100点ですが♡
つか、ナミビアの入場特典のポストカードがデザイン違いの又配ってた!
え〜欲しい( ; ; )
長澤の長澤による長澤のための映画
三谷作品というより、「長澤まさみ」が見たくて鑑賞したので、個人的には、「満点」です。色んな長澤まさみが観れたから。
最後の歌と踊りは少々やりすぎかな?とも思ったけど、あれだけ尺を使ったのなら1回転してOKかな?
四番目の西島との関係もムズムズする微妙な距離感で良かった!
今年は「ミッシング」の石原さとみや「ラストマイル」の満島ひかりとか光る女優さんが多いけど、コメディエンヌとしては長澤まさみの勝ちかな?(ファン贔屓)関係ないけど3人とも漢字2ひらがな3だ!
セスナから現金落とすくだりはちょっとしつこいかんじでぐだぐだしたけどね。
まあ、とにかく長澤まさみの七変化を楽しみましょうよ!そういう映画だから。
あ、冒頭のBGMは中々ジャジーでかっこよかった!
三谷版コンフィデンスマンJP?
ミステリーとしてもコメディとしても中途半端。もっとどちらかに振ったら良かったのでは。
狂言誘拐も協力者も瀬戸康史が6人目なのも早々に察しがついてしまうのはいかがなものか。
長澤まさみが色々化けるのも既視感が強いと思ったらコンフィデンスマンJP。コメディもトリックも、あちらの方が面白い。
それらもあってスオミは最後まで見ても哀しい女というより終始強かな悪女といった印象。
謎のフィンランド推しも何なんだ?と戸惑うばかり。
演出のチープさは面白さに繋がっていないこともないけど、いつものドタバタも映画だと長ったらしく思える。
唯一、5人の夫たちはそれぞれ人間臭くキャラも立っていて良かった。
三谷幸喜は好きなのだが、個人的に映画は打率が低め。そして今回も外れだったと言わざるを得ない。
期待しすぎました
好きな俳優さんたちばかりだから
もうわくわくで楽しみで仕事休んでまでみたけど
退屈すぎて面白くなくてストーリーもどこかで観たような映画でした。
三谷幸喜だから出演したのか、よく俳優さんたちも受けましたね、、、
ただ、長澤まさみさんがあんなに歌がうまいとはびっくりでした。
うーん、、、独特な映画でした。評価はできないです。
「カメレオンマン」を思い出した残暑
小難しい事考えないで、嫌なこと忘れるには最適なコメディ映画でした。
長澤まさみさんの誰にも合わせる役柄は、ウディアレンの「カメレオンマン」を思い出しました。
人によっては好みが分かれるかもしれませんが、私は楽しめました。
演者さんも良かったです。
長澤まさみファンだけ見てください(笑)
いや〜~最後のまとめ方がそうきたか〜~最後のが違う形だったら☆3.5だった(笑)
これはもう、基本的には長澤まさみちゃんの七変化、衣装替え、コスプレ、別人格の演じ分けをまとめて見れることを楽しめる人だけの映画です(私はかろうじて楽しめるほうで一応良かったけども〜~~)
楊端和のカッコ良さと、ダー子の巧妙さと、そういうのがぜーーんぶ好きな人ならきっと楽しめます(笑)
*****
そして、予告編にもある、スオミの(元を含めて)5人の夫達のわちゃわちゃしたアホなやり取り(笑)
離婚しても未練タラタラ、何なら「例え今他の男と結婚してようが本当は俺が一番スオミのことを理解しているはずだ」的な勘違いを離婚した全員してる馬鹿馬鹿しさ(笑)
5人全員集まって何するかと思えば出会いの時系列を書いてるし(笑)
何で一般家庭にホワイトボードがあるの(笑)
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セスナ機内でのやり取りはもうドリフのコントですか?って感じで(笑)
ちょっと待て飛行機の窓?扉?を開けて「寒い!」だの(寒いどころじゃないだろうが(笑))、「あ、人が落ちた!」だの、「良かった上昇気流のおかげで今落ちた人が飛行機に戻れた!」とかそういうの止めなさい(笑)
俳優さん達、何でこの脚本を全員真面目にこなしているんだろうか?ともうそっちのほうが気になりました(笑)
*****
ただドタバタコントと一応後半の推理まではそれなりに面白かったんですが、やっぱり最後のまとめの演出が。。。いや、長澤まさみちゃんのスタイルは良いし声も良いし、なんだけど。。なんだけども〜~~
拭いきれない「これは一体何を観させられてるんじゃ〜~」感が半端なくて(笑)
うん、多分最後のとこ、賛否両論な気がします。ま、コメディタッチなのは最初から分かってたし、多分長澤まさみちゃんのファンしか見にいかない?から大丈夫??かな(汗)
とある国のとある都市名が、頭から離れなくてつらい〜(笑)(笑)
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この頃ソウルの春とか重い深い実話ベースとかを見ちゃってたので余計にこの底のあさーーい超娯楽映画が薄くて薄くてどうしたものか、と思いましたが、
敢えてこの映画から得られる教訓をひねり出すとすれば、
「人が喜ぶ自分を演じて生きるんじゃなくて、あなたはあなたらしく生きていこうよ」
ってことかな?
頑張ってテーマをひねり出すとこうなります。でも。。無理に映画館で見なくてもいいかも。でした!
結局、スオミがどういう人間なのかが分からない
誘拐事件の成り行きと、スオミという女性の正体にまつわる展開には引き込まれる。
ただ、誘拐事件の方は、警察に通報することを拒否したり、脅迫状を破り捨てたり、本当に犯人と電話で話しているのか怪しかったり、身代金の一部を他人に出させようとしたりと、明らかに現在の夫が怪しいと思われるのだが、それがミスリードであるということも、おそらく狂言だということも、何となく分かってしまうところはいただけない。
結局、身代金の受け渡し場所である公園には誰も行かないで、全員がセスナ機に乗り込んでしまい、しかも「空中浮遊」というドタバタ劇になるに及んで、「犯人探し」という要素がどうでもよくなってしまうのは、ミステリーとしての失敗だろう。
一方の、スオミの正体にしても、長澤まさみの七変化ぶりは堪能できるのだが、三谷幸喜がこれをやりたかったのだとしたら、「コンフィデンスマンJP」の二番煎じと揶揄されても仕方がないだろう。
自分が愛してもらえるよう、相手の好みのタイプの女性になりきるというスオミのキャラクターは理解できなくもないが、スオミがどうしてそうなったのかが分からないし、彼女が結婚相手を愛していたのか、あるいは、結婚生活に何を求めていたのかといったことが、最後まで明らかにならなかったことには不満が残る。
父親が愛したフィンランドに住みたいというスオミの夢も、父親との思い出のようなものが描かれないので唐突感が否めないし、ラストのミュージカル・シーンでも、「どうしてヘルシンキなの?」と何だか呆気にとられてしまった。
宮澤エマ演じるスオミの補佐役との関係性も含めて、スオミの人生や人間性がまったくと言っていいほど掘り下げられなかったために、彼女に共感することも、感情移入することもできず、人間的な「深み」を感じ取ることができなかったのは、物足りないとしか言いようがない。
♡HELUSINKI♡
豪邸に暮らす著名な詩人、寒川しずおの新妻スオミが朝出掛けたきり帰ってこなくなり、誘拐ではないかと駆けつけた刑事でもあり元夫の草野と、家の使用人で元夫の魚山と、草野の上司でもあり係長で元夫の宇賀神と、アプリ会社代表でYoutuberでもある元夫の十勝の話。
豪邸に集まった現夫と元夫4人だったがスオミの話になると現夫、元夫一人一人に見せるスオミのキャラ、性格が違うと分かっていくが…、そのスオミに未練のある男達のほぼ会話劇。
自宅ポストに入れられた犯人らしきからの一枚の切り抜き手紙から始まり、寒川家に徐々に集まってくる元夫達、行方不明になってるスオミは何処にいると見せるけど。
結果論になってしまうけど、長澤まさみ演じたスオミの誘拐うんぬんよりも、スオミの七変化、一人一人の男に見せる違う顔を楽しむ作品って感じなのかな。コンフィデンスマン.JPの長澤まさみさんが好きな方にはハマりそう。
個人的には現夫寒川と編集者の乙骨のやりとりが笑えた!気兼ねなく観れて楽しめた。
スオミは結婚した夫にあわせる女(欠点あり)
スオミは結婚した夫に合わせられる女、でも欠点(◯◯っぽい)。でも離婚した元夫は不服もない、何故か!五人の夫(刑事部長、刑事、刑事見習い、元実業家、有名書道家でお金に目がない+オッコツは編集者(利用されただけなので夫未満で0.5)+新しい6番目の夫(ある人の部下)皆の性癖を利用して誘拐と言う罠にはめていく。ネタバラシしたあと、スオミは五人の夫に一人で生きていくと言って、ある一人の夫に最後に真相を話すそれは父親の故郷(◯◯◯◯◯)にいくということだった。実は水面下でソウルメイトとスオミは某部下に罠を仕掛けて6人目の夫する罠を仕掛けていたのだ!まんまと罠にはまった6番目の夫は父親の故郷でスオミと一緒に生活しているもよう。
最後にミュージカル風でネタバラシがあります。
是非とも劇場にてご覧ください!なかなか難解ですが面白かったです。
※長澤まさみさんの6変化がみものです。
※戸塚純貴さんのなよっとした演技も最高でした。
※エマさんのスオミのソウルメイト役の演技も素晴らしかったです。
※三谷幸喜作品は人によって面白さが変わりますが僕は面白かったです。
三谷幸喜耐性を試される映画で、長澤まさみの七変化を楽しむだけの内容でした
2024.9.13 イオンシネマ京都桂川
2024年の日本映画(114分、G)
大富豪の妻失踪によって集まることになった妻の前夫たちを描くコメディ映画
監督&脚本は三谷幸喜
物語の舞台は、関東圏のどこかの豪邸
詩人で富豪の寒川(坂東彌十郎)の妻・スオミ(長澤まさみ)が失踪し、その相談が知り合いの刑事の草野(西島秀俊)の耳に入った
草野は部下の小磯(瀬戸康史)とともに清掃員になりすまして邸宅に入り、そこで事の顛末を伺う
屋敷には寒川の他に世話係を買って出ている出版社の社員・乙骨(戸塚純貴)がいて、スオミは昨日の朝から行方知れずになっていた
寒川は著名な詩人だが、豪邸に住んでいることがバレるとイメージが損なわれて作品が売れなくなることを危惧していた
そこで秘密裏に草野に声がかかったのだが、草野は実はスオミの前夫だったのである
とりあえず逆探知の機械を電話に取り付けて犯人からの連絡を待っていると、今度は玄関先に脅迫状のようなものが届いた
草野は「誘拐が現実味を帯びてきた」との理由から警察への通報を勧めるものの、寒川はそれを拒み続けた
そんな折、どこからともなく情報を聞きつけた草野の上司・宇賀神(小林隆)がやってくる
彼も実はスオミの前夫で、彼は1番目の夫だと信じ込んでいた
だが、実は屋敷の庭師をしている魚山(遠藤憲一)が最初の夫で、魚山と宇賀神の間にはもう一人の夫・十勝(松坂桃李)がいたことがわかるのである
映画は、4人が揃った段階で犯人の要求が判明し、その金策のために十勝を呼び寄せるという流れになっていた
基本的にコメディ映画なのでミステリー
要素は飾りになっていて、自作自演もしくは協力者を引き連れた虚言誘拐だとすぐにわかる
本作は、5人の夫が語るスオミの回想録を楽しむ映画で、それ以上でもそれ以下でもない
高校教師時代に関係を持った魚山の回想ではセーラー服のギャルスオミと彼女の母・時枝(長澤まさみ)が登場し、十勝の回想では「サバゲーで積極的に動くスオミ」が登場する
宇賀神の回想では、中国語だけを話すスオミが登場し、草野の回想では健気で何もできないスオミが登場する
彼らはスオミの思い出話に花を咲かせるものの、誰もが別人のようなスオミ像を話していく
多重人格かと思われたが、実際には「夫が望む妻の姿を察知して体現していた」というもので、寒川と結婚している今はどちらかといえば自然体に近いものになっていた
ミステリー要素はあるものの、この内容をミステリーだと言ったら怒られる内容で、とにかく場面転換のために謎を置いている、という感じになってくる
最大のミステリーは、どこにでも登場するスオミの友人・薊(宮澤エマ)の存在で、これが単なるソウルメイトというものになっていた
てっきり腹違いの妹、もしくはパートナーという路線かと思っていたが、そこまで複雑には考えていないようだった
いずれにせよ、長澤まさみの演技&コスプレを堪能する映画で、貴重なセーラー服姿とポニーテール姿も登場する
ラストのヘルシンキ音頭は脱力もので、舞台劇っぽさが全開の作品になっている
好みが分かれそうな内容だが、三谷幸喜ワールドが受け付けない層がいくと脱力するだけなので、過去の三谷幸喜作品を観てから決めた方が良いのではないだろうか
全120件中、101~120件目を表示