スオミの話をしようのレビュー・感想・評価
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何を観にいったんだろう?
この映画は長澤まさみさんのファンが、
いろんなキャラを演じている彼女をみることを
内容考えることなく楽しむだけの映画。
三谷幸喜監督の最高傑作といわれているけど、
あれが最高傑作って言われる三谷幸喜さんもお気の毒。
映画サイトで酷評されている同作品だけど、
そんなことないじゃん、、、と序盤は思っていたが、
ボストンバッグとセスナのくだりあたりから、
設定に無理はあるし、これはもういいや、、、
と思うようになった。
これはコメディなのか、喜劇なのか、ミステリーなのか、
コメディライクな要素は昭和の感覚から抜け出られていないし、
ミステリーかといえば中盤あたりから誘拐犯はあいつでしょ?
って気づいたし、内容はうすっぺら。
そして何より、こんな女、ほんとにいるのかよ、
それを演じさせられてる長澤まさみさんもお気の毒。
フェミ様だまってないよね、このキャラ。
とどめは、エンディングのわけのわからない変なヘルシンキの歌唱とダンス。
最後にダンスがあるインド映画かよ!!ってツッコミを
いれたくなるレベル。
申し訳ないけど誰にもおすすめできない。
三谷幸喜はTV時代の商業ドラマ屋さんだな
昔から三谷幸喜の作品は商業ドラマなんです。
ドラマの視聴率を稼ぎたいフジテレビ、タレントを売り出したいプロダクション、そのためのコンテンツを仕立てるのが三谷幸喜。
テレビしかない時代だったからこそ通用した黄金タッグだったのです。
時は流れ、いま令和。
テレビの影響力もなくなり、タレントの話題性もなくなった時代です。
人気ドラマの映画化でなければ、人気タレントがでるわけでもない。
同じスタジオを使いまわす明らかな低予算作品。
逆に言えば、裸一貫で作られた純粋な映画ともいえます。
映画監督、三谷幸喜としての力量はいかに!
低クオリティを苦し紛れのコメディーで誤魔化した作品が出来上がりましたとさ。ちゃんちゃん。
三谷節のコメディミステリー
スオミが何故誘拐されたのか?
次々と現れる元夫。
そして狂言回しの瀬戸康史。
ちょっと舞台ぽい進行で進む。
コメディなので、クスッと笑えるし劇場中でも笑い声が聞こえます。
ミステリーとしては、予想通りですが三谷組のキャストが良く演じてくれました。
長澤まさみさんの演じ分け、なかなか凄い。
フジテレビ制作なのでコンフィデンス0かと思うくらい(笑)
長澤まさみを愛でる映画です^_^
映画としては及第点以上でしたが、前回観たラストマイルの完成度を考えると星4つかな。
あと劇場が悪いのか、元のデータが悪いのか不明ですが、全体的にもう少し画面の明度が欲しい。
ちょっと暗く感じました。
そして音響レベルがスピーカーのダイナミックレンジを越えてるのか耳に刺さるような感じでキツかった。
こう感じたのは私だけなのかな?
役者さんの個性が輝いている映画
映画館で見させて頂きました。
三谷さんは、先に俳優さんが決まってからでないと脚本を書けないとおっしゃっていました。なるほど役者さんひとりひとりの個性が輝いていました。その役者さんの最高の演技を引き出され、素人の私が言うのは、おこがましいですが、役者さんを上手く使われていると思いました。
私の知人女性も結婚した途端、顔もキリッとなって、常識人になり、良妻賢母になり、昔を思い出すと別人のようで、一度旦那さんを見てみたいと思っています。女性って、男性によって変わったり、そういう面があるのかもしれませんね。
内容に重いテーマもあるのですが、終わった時、疲れもなく楽しかったと思いました。とても気分転換、ストレス解消になりました。ありがとうございました🙇
スオミちゃんはFaceBookはできない
Facebookは実名が原則だから、フォロアーには、高校の友達、大学の友達、仕事の同僚、客先関係、親類などもいたりする。それぞれで私のキャラが違ったりするものだから、投稿には気を使ってしまう。
俺が見たい長澤まさみまとめ&地雷モラハラ夫大集合!映画
たくさんの男を手玉に取る女に見えるか、
男に依存して生きる女に見えるか、
人によって変わるのかなあと。
「あなたが望んだ私になる」という性格の美女の話。
ミステリジャンルだと思うんですけど、いかんせん予測がすぐ立つのでミステリ感はめちゃくちゃ薄いです。
個人的には壮大なブロマンス百合だなあと思います。
変な感想になるんですけど、アニメで見たい感じでした。アニメ化しないかな〜。スオミは林原めぐみさんとかで。
どうでもいいんですが、初対面の他人に対して「あなたのネックレスはチェーンが長すぎるのでもっと短くした方がいい」といきなり言うのはマジでカスと思われるだけなのでどれだけ顔が良くてもやめた方がいいです。
スオミを知ったかぶってはいけない
面白かった!!
別人5人ではなく、5方向からのスオミが現れていて、魅力的な女性だと思いました。
どの旦那さんも、自分が知っているスオミがスオミなんだと決めてかかっていたけれど、自分が知らないスオミを知った時のさびしそうな感情があって、だけど、また新しいスオミを発見した新鮮な感情もありました。
スオミもそれぞれを騙したわけじゃないし。人を全部知ったかぶってはいけないとしみじみ思いました。
特に夫婦を永くやってると、知った風に決めつけてしまうけれど、もしかしたら、自分が知らない相手の一面があるのかもしれない。
最後に5人と対峙するところでは、自分が知らないスオミに出会ってしまう旦那さんたちの戸惑いが面白かったです。
三谷さんのお話は、人間らしい登場人物が、人間らしい思い込みで、突っ走っていて、ホント愛らしい。
個人的にツボは、スオミのお母さんと怒鳴りつけられる体育教師!
サウナはない
三谷監督お得意のシットコム。導入の詩人宅の様子からフォーマットが分かれば、謎解きやストーリーの盛り上がりとは違う楽しみ方の作品だろうと気づく。
登場人物が全員どこか変で押し付けがましいが、ぎりぎり嫌味がなくウザ楽しい(個人の意見です)。ただキャラ立ちに比べて会話の面白さが弱い気がした。ベテランたちの中で瀬戸康史が気を吐いている。
(タイトルでバレている)フィンランド要素は…と思ったらインド映画のような濃いのが来て笑ったw
なんだ、面白いじゃないか
評判が芳しくないとの噂で少しビビりながら見に行きましたが、結果は大満足です
しみったれだが愛嬌のある寒川さん、罵られると嬉しい魚山さん、軽薄で見栄っ張りの十勝さん、だまされやすいが切れるとヤバそうな宇賀神さん、俺様だけどビビりの草野さん、名探偵になりそこねた小磯さん、不気味だけどいちばんまともな乙骨さん、ある意味スオミより変幻自在な薊さん、怖かわいいスオミさん、それぞれ芸達者が三谷さんの無茶ぶりに全力で応えている姿は感動すら覚えます
笑いが寒い・セコイというのは、見るポイントが違ってるんではないでしょうか
おそらく、三谷さんは最初にヘルシンキのミュージカルシーンを思いつき、颯爽とした女性陣に不慣れな男性陣が振り回されている滑稽さをベースに、あとは、そこまでのストーリーをあてがきで書き、さらに、撮影時に思い付きの設定やシーンを追加して仕上げたように思われます
観客は、スオミと薊の鮮やかさを堪能しつつ、男優陣の右往左往を三谷さんの立場から見るというのが一つの楽しみ方のように思いました
出演者に興味がなければ回避推奨
そもそも三谷幸喜の作品が好きではないが、見ずにあれこれ言うのも無責任なので見てみた。
案の定どうということもない作品。無味無駄無茶な展開はあるし、おまけにラストシーンで完全に興ざめ。
長澤まさみをはじめとする、個人的に好きな演者達に敬意を評し、点数的には1.5とする。コレを無名の役者たちで映像作品にしたら、三谷幸喜の名前も伏せて上映したとしたら、もっと酷評食らったでしょう。
宣伝に書いてあったけど、これが『三谷作品の最高傑作』だって?
それが本当の感想だとしたら、もう完全に終わってる。本人も取り巻きもね。
面白くなかった。残念。
ホントに 期待外れ。内容も薄く 台詞も笑えなかった。印象に残ってるのは 大声で怒鳴るシーンだけ。スゴく不快でした。何度も何度も。。。ストーリーも かなりレベルが低いですね。話のだいたいの結末も 早くから分かってて。ラストのダンスとか 皆さん かなり練習されたんだろーけど。なんのためのダンス? 必要ないでしょ。何も響くものも無ければ ストーリー全体が 薄くて 面白くなかった。 あの監督さんの映画だから 観に行ったんだけど。。。
「愛してくれたから愛してあげた」は傲慢な台詞ではない
スオミの話をしよう は、スオミが何がしたかったか、とか誰を一番愛していたのか?とかいう主題の話では全く無い。
「相手とのコミュニケーションを円滑に進めるために相手が望む自分を演出してしまう」これは誰にでも当てはまることだと思う。
こう答えて欲しいだろうから賛同しておこう、とかあんまりここ行きたくないけどみんなが行きたいって言ってるから一緒に行こう、とか。そこには自分の意志のようで自分の意志ではない決定が日々積み重なって、そしてある日「全部が無理」となり爆発して霧散する。でも、爆発された側は理由がわからない。これまでの日々も上手く話し合って折り合いをつけてきたつもりだから、相手が全部本心で自分と向き合ってくれてると信じて疑っていないから。
そんなわけあるはずないのにね。
それがスオミと夫および元夫たちとの関係性だ。
スオミに救いがあるのはその時の気持ちに「嘘」は何一つないこと。演技、演出してたかもしれないが、嘘は言ってない。
「結婚」となると誰しもが永遠の変わらぬ愛をお互いに持っていると思うけど、なぜそう思い込めるのか。
「好きかどうかわからないけど、とりあえず付き合ってみる」はよくあることだし、その過程で嫌われないように相手が望むように対応してしまうのも相手のことを慮ればこそしてしまうこと。気持ちに反して「最適解」を答えるようにしてしまう。ゲームの選択肢で相手の好感度を上げるかのように。
「相手が愛してくれたから、私も愛してあげた」
スオミの想いはすべてこの一言に集約されるし、これ以上でも以下でもない。これ以外はなんの気持ちはない。それを不誠実ととるかはその人の価値観次第だと思う。
わがままな女に翻弄された男たち、というより相手に合わせ続けて自分自身に翻弄されたスオミが、全部リセットして自分に素直になる話なんだと思った。
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