スオミの話をしようのレビュー・感想・評価
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三谷版(500)日のサマー:なぜ監督作で脚本を作り込まないのか?
1. プロモーションでネタバレし過ぎ
本作を観て後悔したのが、番宣を見すぎた事。特に序盤は、この人もこの人も前夫!?と、登場人物と同時に気づけたら、もっとスリリングだった気がする。三谷監督自身が様々な番組で、制作意図や主要な設定をベラ喋りしてたので、映画を観て新たに知る要素が少なかった。あからさまに言えば、番宣以上に面白い部分は少なかった。ただ圧巻だったのは、長澤まさみの歌唱力。ミュージカルパートがあるのも番宣でネタバレ済みだが、くだらない歌詞を朗々と謳いあげた彼女はカッコよすぎた。「メタルマクベス」(2018)以上に心に響いた。
「ラストマイル」がShared universeだけで客寄せし、本編の内容を殆ど語らない番宣がいかに正しかったか思い知った。
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2. 監督作では作り込まれない脚本
三谷氏の脚本作には名作が多い。その要因の1つが、巧みに計算された展開。古畑のようなミステリに限らず、序盤では予想できない展開が待つ終盤に観客は沸き立つ。三谷の舞台作品を中原俊が監督した「12人の優しい日本人」(1991)もその典型。序盤ではポンコツに見えた陪審員が終盤で突く確信。善意に見えた意見に潜んでいた小市民的悪意。脚本しか担当しない映像作品では、撮影過程に口出ししない三谷氏は、全ての企みを脚本に込めて校了する。
しかし、三谷監督作品で展開自体が面白かったのは「ラヂオの時間」(1993)だけ。後の作品は、役者に突拍子もないシチュエーションを無茶振りして、彼等が必至に応えようとする演技を笑う作品が目立つ。三谷氏は監督をする際には、稽古や撮影で膨らます余地を残す為、敢えて脚本を作り込んでいない気がする。本作も、前夫それぞれに当てたキャラに面白味はあるが、全て出オチにも感じる。名言が評判の詩人なのに、清貧でないどころか金にがめつい。それ自体はいい設定だったとしても、その可笑しみは登場時点でオチてしまい、その後キャラが変化することも、隠された背景が明かされる事もない。終盤に多少種明かしはあるが、想定内すぎて刺激が少なすぎた。
💸
3. スオミをビッチとしてしか描けない男性視点
本作はスオミが主役なようで、彼女の本心は殆ど明かされない。語られるのは前夫の思い込みと、消え難い恋慕の想いだけ。ラブラブだった彼女が何故自分を捨てたのか理解できずに過去を回想する「(500)日のサマー」。サマーをビッチと罵りつつ、愛しさが燻り続ける主人公が痛々しい。本作も、結局前夫はスオミに自分が望む女性の姿を投影し、スオミにとって何が幸せかを本気で理解しようとはしていない。人に合わせる事で生き抜いてきたスオミは、無理せず対応できている内は付き合うが、ストレスが閾値に達すると次の男に乗り換える。ただここら辺りの描写がどうして男性目線で、結局女性は理解しがたいと言いたげに見える。
同じテーマで女性が監督/脚本したら、男性に対する怨念がもっと赤裸々に込められて深みが増しそうな気がする。男性にとってはホラーになってしまうかもしれないが。
映画として観るのではなく舞台のパッケージとして見ると
個人的には悪くはないという感じです
三谷幸喜作成は基本的には
シチュエーションコメディーの舞台なので
それを理解しないで観るとつまらないものに
感じると思います
これを舞台で観たら面白いと思うけど
映像で見るなら映画館ではなくてもと思います
配信で1人づつの旦那の話を1話で
間に全員の絡み回でも楽しめそうな気がします
配信にする時に再編集して欲しい
あくまでもシチュエーションコメディーなので
広がりはなく演者だよりなところがあります
まあ 三谷作品の中ではワーストかもしれません
昭和感のあるシチュエーションコメディーです
この映画はスタートからの瀬戸さんの演技や存在感
ありきでそこに救われて様な印象です
映画が安い日に映画館か、配信が良いと思います
2000円の価値はありません
ギャラクシー街道よりは良い
番宣で中居くんが「大爆笑はしないけどずっとニタニタ見ちゃう」と言っていたんだけど、その通りの映画だった。
過度な期待はせず、常に心の片隅に『ギャラクシー街道』を置いて。
そもそも100%の大爆笑を狙った作りではない気がする。
私は三谷作品が好きなので、そういう映画だと思って見ればまぁ面白かったかなと。
キャストはほぼ北条家ファミリー。
瀬戸康史がずっと面白かった。三谷作品の常連になりつつある。トキューサ思い出して嬉しい。
もう少しなんとかならんのかなとか
ドタバタ喜劇なんでしょうけど、恋愛とか結婚とかの部分がなんのドラマもなく。
それがどうした感が強かったです。
相手に対して都合のいい人を演じ分けてってありふれた感じで。
作品のラストも分かりやすいミステリーで山場がなかったです。
色々な長澤まさみさんを見る作品でしょうか?
映画だといまいちだけど、舞台の方なら映えるかな?
普通に楽しめました
長澤まさみによる長澤まさみの為の映画
前半、ダダスベリ
演出、脚本、演技、すべてが機能していない作品‼️
なーーんて程度の低い映画なんだろう‼️実力もないくせにハッタリかまして、その場をゴマかすような映画‼️5人の男と結婚と離婚を繰り返したスオミ。狂言誘拐を装い、5人から3億円を騙し取ろうとするが、やーっぱりヤーメた‼️みたいなストーリー‼️これだけだと30分も持たないから、5人が語るスオミの人物像を全部違ったものにして、"羅生門効果" を狙おう‼️なぜ5人それぞれと接してるときのスオミの人物像が違うかは別に追求しなくてもイイだろう‼️あとは5人のやりとりを豪邸を舞台に密室劇的に展開して、身代金の受け渡しのシーンはセスナ機で大空へ‼️「天国と地獄」のパクリだな、これは‼️この映画はコメディなのか⁉️ミステリーなのか⁉️ヒロインものなのか⁉️ワケわからん‼️コメディでない事は確か‼️だってまったく笑えないですもん‼️5人の男たちのやりとりは特にヒドい‼️身代金をボストンバッグにするとか、紙袋にするとか‼️そしてセスナ機の中で誰がバックを落とすとか、誤って落下した瀬戸康史が風呂敷状態でセスナ機に戻るシーンなんて、ホントに悪夢‼️豪邸に戻ってからの瀬戸康史が犯人を推理するシーンも話にならない‼️長澤まさみも印象に残ってるのはコスプレショーくらい‼️せっかくいい役者さんたちが揃っているのに、いい加減な脚本と演出のせいで、まったく活かされてない‼️そしてラストのミュージカルシーンも映画史上最悪レベル‼️
長澤まさみさんの魅力を見せる映画
笑う?
三谷作品は全般的に好きでしたが…
まずは、まさみさんエマさん劇場として圧巻!
どうせならエマさんはダンスが素晴らしいのでもう少し踊っていただきたかったです
キャストが素晴らしいので、お一人ずつの演技は觀ごたえがあります
でも…最初からオチが見えているストーリー
笑いが止まらないとの宣伝ですが
三谷含み笑いを考慮しても
全然笑えませんでした
ガッカリ
舞台用かな?定価では観たくない。
ダラダラと長いなぁって。笑
映画にしなくても良かったんじゃないかな。
何にも考えたくない時におすすめ。
クスッと笑うところはありますが、最後まで長澤まさみはなんだったの?どの理由も??って感じでストーリーもイマイチ。
エンディングで誤魔化されたような気もします。
ただただ長澤まさみが可愛い。
山本耕史なしで常連のクセ強出演が少ない事も期待はずれって感じです。
最初の旦那が1番目が離せない 笑 彼だけはメインで映ってなくても面白かった。
ギャラクシーよりは良かったけど、2000円の価値は無いかな。
これはあまり好きじゃない
見やすさ◎
ストーリー○
キャラクター○
没入感○
個人的好み○
三谷幸喜さんの作品は見るけどはまらない。
さらにこれはイマイチかな。
このパターンはお金を絶対に取らないといけないと思う。6人目もいるのに最後に大どんでん返しがないのがな、、、。
東京タワーの下の方の展望台から、みなれた夜景をみたかんじ
コメディとしては、ツーベースヒットどまりの小ネタがつづきましたが、
クライマックスが、長澤まさみの、ひとりコントで、
ヤマ場としては、低かったです。
東京タワーの下の方の展望台から、みなれた夜景をみる、ような。
悪くはないけれど、期待値は上回れなかった。
瀬戸康史さんのキュートさと、ヘルシンキは、記憶にのこりました。
番宣しない方が…
番宣で大まかな内容が分かっているので
またオモシロ所を
ネタバレしているから…
面白さが半減してしまってる
中途半端な笑いで終わってしまった
感じです
舞台の喜劇のような作品
スオミという一人の女性をめぐり
元夫たちの証言から
たくさんのスオミの正体が
明らかになるお話
中盤以降
犯人はもしかしたら・・
と思い…思った通り的中
監督三谷幸喜ドタバタ喜劇
五人の中で一番
スオミのことを心配していたのは
魚山役のエンケンさんかな
五人のスオミを演じた長澤まさみさん
そして常にスオミの側にいる女性
宮澤エマさんがよかったですね
皆さんで歌って踊った
エンディングはよかった
六人目の
瀬戸さんのくだりもおもしろい。
それぞれのキャストさんの
キャラが濃いからなかなか頭から
…離れない。
長澤まさみと宮澤エマの七変化
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