スオミの話をしようのレビュー・感想・評価
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階段の上の長澤まさみ
長澤まさみさんが夫に合わせて変化する、というアイデアは面白いと思いますが、
あまり生かしきれてなかったような。
(3人目、会話がずっと中国語というのは旦那が可哀そう(笑))
家事がもともとできない、という設定で、予告を見て想像していたものとはなんだか逆でした。
最後、どうやって終わらせるのかなと思ってみてましたが、
歌って踊ってごまかすなっていう(笑)
長澤まさみさんはやっぱり歌も上手でした。
(「シング」、「若者たち」で知ってましたけど。)
で、何を訴えたい映画なの?
ワン・アイディアの映画
他の方のレビューにもありますが、
ストーリー的なものはほとんど無いです。
というか、自分もそうですが、
予告見ただけでオチが分かる人は沢山いると思います。
で、その通りのオチですw。
もう清々しいほどワン・アイディアの作品です。
自分的にここまでアイディア一個で作られたものを見たのは久しぶりです。
なので後は、シチュエーションと小さなくすぐりを楽しむだけかと。
で、5人のスオミの夫俳優さんが皆さん、
チャーミングに撮られていると思いました。
ちっちゃい男の西島さんと可愛い瀬戸康史さんのバディが好きです。
三谷さんも「西島さんの刑事モノやりたい」と言っていたけど、
この二人の刑事ドラマ見たいです。
(古畑みたいになるかもしれないから、アレかもですがw)
エマさんも可笑しくて美しくて素敵です。
で、結局、この映画は長澤まさみさんのための映画なのですが。
三谷さんは「サッパリした長澤さんが大好き」等言ってましたが、
自分は逆で、しっとりした長澤さんがそろそろ見たいです。
『嘘を愛する女』とか『海街ダイアリー』とかのような、
大人な、ヨーロッパの俳優さんみたいな感じの。
この作品を「最高傑作」と宣伝しては駄目でしょう!
長澤まさみと…?
それはそれは彼女の魅力は伝わった。
でもそれが全てならもっとクレイジーな人格が出てきてもいいし、なんなら精神疾患くらいだった方が面白かった気がする。夫のステータスも刑事2人いらんくないか。
笑ったのは現及び元夫たちと一同に介して、それぞれの妻キャラで早変わりで返答していく場面のみ。
舞台で観てたらもう少し面白かったのかな…長回しのよさとか素晴らしさみたいなものもまるで伝わらず。
宮澤エマがちょいちょい出てくるけど、早々とスオミより面白い味出してるからスオミの七変化も薄れる。
何より好きな西島さんがそんなにかっこよくない。
なぜ…笑
終盤畳み掛けるように出てくる美しい長澤まさみと歌声で元をとろうと必死にスクリーンを凝視。
七変化だとどうしてもコンフィ○ンスマンが浮かびアハ体験も何もない薄っぺらいストーリーに渋さを感じずにはいられない。
フィンランドへの愛
三谷幸喜がインタビューで、今作に演劇的要素を入れたと語っていたので、豪邸での男たちのやり取りはまさに舞台の演劇のようだった。その会話や動きから感じるおもしろさは、確かにある。あるんだけど、スオミがちょっと中途半端じゃないかしら。スオミが男によって変化するのは、自衛本能なのか、はたまた男から何かを得ようとしているのか、ただおもしろがっているだけなのか。最終目的は明かされるけど、なぜこのスタイルになってしまうのかがわからない。あと、薊はいつからスオミと団結したのか、この2人の絆がどういうものなのか。全部説明しなくてもいいけど、女の方も描かないと、話が偏ると思う。せっかく長澤まさみが主役なんだから、笑いだけでなく、悲しさや苦さも入れようよ。私は、スオミと薊のそういう部分も知りたかったな。
三谷幸喜がフィンランドと縁があったのか知らないが、フィンランドへの愛がハンパない。ヘルシンキには私も行ってみたい。サウナはあるし、シナモンロールはあるし、オーロラも見えるし、すごい楽しそう。骨を埋められるかはわからないけど。とりあえず、エンディングでハッピーにはなった。
凡作。三谷への期待は維持したいが。
舞台劇みたいだった
三谷幸喜作品を大して見てないので、今回楽しみにしていました。
スオミという女性がいなくなり、元&現夫が集結して彼女の話をして(タイトルどおり)行方を追うストーリー。
もう少しミステリーな感じが強いのかと思っていました。それぞれがどういう経緯でスオミと出会い別れたのかは面白かったですが、予告で元夫が5人いるとわかっているため、次は誰?みたいなワクワク感は薄かった。
人によって印象が違うという、それがこの話の面白いところですが、スオミが本当に実在する人なのかというような話の方が良かった気がします。それだとコメディにならないか。。とにかくミステリアス感がないからそれぞれの自己紹介をしてるだけ…
そんな感じがしてしまいました。
「スオミ」って最初に聞いた時、子どもの時に聞いたり読んだりした人魚姫が頭に浮かびました。王子様がスオミの国の姫と結婚するとかだったような。フィンランドの事だったんですね。何かこのフィンランド設定がピンとこなかったです。
長澤さんの夫にあわせてコロコロ変わるとこはすごかった。
瀬戸、宮澤、戸塚のお三方はコメディがはまって好きです。今回も良かったです。
三谷幸喜らしい映画
何故か
あんまり・・一番笑えたのは黒光の連呼のトコ位。最後のダンス、西島さんと桃李くんのがなんか微笑ましかった。どこかテンポも悪く、映画とちょっと違うのかな? 感も。
真相を明かすシーンの長澤さんのスタイルの良さが際立つ、凄い高ヒールだったけど。その後のジーンズも良かった。西島さんヘちょっと匂わせは余計、役所に提出させるだけにしては思わせぶりですよね。
もう少し…
五つの顔を演じ分ける長澤はじめ、彼女に振り回される男たちを演じる俳優陣も芸達者ぶりを発揮。爆発的な笑いには至らずとも、いろいろとサービス満点
優れた喜劇映画は、女優がかわいく撮れているものです。もちろん、容姿のことだけを言っているのではありません。外見も内面も全てひっくるめて、いとおしい存在に思わせないといけません。脚本・監督の三谷幸喜は本作でそれを見事にやってのけました。
本作の脚本・監督は三谷幸喜、主演は長澤まさみ。突然失踪した女性と、彼女について語り出す5人の男たちを描いたミステリーコメディです。
三谷幸喜は「記憶にございません!」以来5年ぶりに手がけた9作目の映画監督作品となります。
●ストーリー
豪邸に暮らす著名な詩人・寒川しずお(坂東彌十郎)の新妻・スオミが行方不明となり誘拐されたことが判明します。豪邸を訪れた刑事の草野圭吾(西島秀俊)はスオミの元夫で、すぐにでも捜査を開始すべきだと主張しますが、寒川は「大ごとにしたくない」と、その提案を拒否し、ひそかに捜査を依頼するのです。
やがて屋敷には庭師の魚山(遠藤憲一)、草野の上司、宇賀神(小林隆)、ユーチューバーの十勝(松坂桃李)と、スオミの元夫たちが次々と集まってきます。5人は自分が一番スオミを愛し、スオミに愛されていたと思っていて、彼女のことを安否をそっちのけで熱く語り合う語るのです。しかし、男たちの口から語られるスオミはそれぞれがまったく違う性格の女性で、それぞれにとって知らないことぱかりだったのです。男たちが語るスオミはまるで別人。本物のスオミは一体…?。
●解説
スオミの真の姿と誘拐事件の真相を巡って展開する物語の大半は、寒川邸の居間での会話劇。大きなセットを俳優たちが縦横に歩き、丁々発止のやりとりが飛び交います。設定は舞台劇のようですが、カメラが俳優と共に動き回るのは映画ならではです。
三谷脚本の伏線の張り方は今回も巧妙です。
五つの顔を演じ分ける長澤はじめ、彼女に振り回される男たちを演じる坂東弥十郎、西島秀俊、小林隆、遠藤憲一、松坂桃李も芸達者ぶりを発揮しています。爆発的な笑いには至らずとも、ミステリー風味ありアクションありとサービス満点だ。もっとも一番楽しそうなのは、三谷演出の下で水を得た魚のような俳優陣かもしれません。
でも肝心なのはスオミ役の長澤まさみです。キャラクターの演じ分けは見ものですが、なにより、チャイナドレスやボディコンなどを自在に着こなす長澤がチャーミングです。まるで、テレビドラマ「コンフィデンスマンJP」で詐欺師を演じた時のよう。加えて、スオミの不遇を知ると、よりかわいい女に見えてくるという仕組みなのです。
三谷が想定したのは、敬愛するビリー・ワイルダー監督の映画に登場したマリリン・モンローやオードリー・ヘプバーン、シャーリー・マクレーンあたりでしょうか。ドタバタもいつもの三谷作品より抑制がきき、長澤の存在を際立たせています。
●感想
スオミ救出に一丸となって奔走する集団劇の設定は、三谷喜劇の真骨頂といえるでしょう。5人の男たちの思いが笑いの源泉となり、キャラクター設定や彼らの登場理由など理詰めで違和感は感じませんでした。ドタバタも、スオミの秘密も(いい意味で)ほどほど加減のバランス。ラストもにんまり(^^)これぞザッツ・エンターテインメント!
それにしても他人の理想に合わせて自在に自分のキャラを変える点では、今公開中の映画『ヒットマン』とかなり共通点があるなと思いました。
期待しすぎると痛い目を見る
監督のスオミ(まさみ)愛だけが目立った映画
もっと複雑でごちゃごちゃごちゃの人間関係が絵は枯れるものかと期待したが、案外あっさりストーリー。
長澤まさみの魅力だけが救いかな。
しかしまさみさんあしなが〜。思ったより主演時間短い。
くだらない5人組よりもっと露出多い方がウケたかも。
中年男性向けの上優崇拝映画。残念😢
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