スオミの話をしようのレビュー・感想・評価
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長澤まさみの七変化と神出鬼没な宮澤エマ
面白かったんですが、人に薦められるかというと微妙です。本作は舞台だったら最高ですね。長澤さんの瞬時の豹変ぶりに観客は拍手喝采でしょう。
舞台はライブなので、役者をいかに輝かせるか、演技で魅了するかに重点を置くでしょう。でも映画だと演技だけでなく設定、ストーリー、映像、音響も気にします。
松坂桃李さんも瀬戸康史さんも上手です。戸塚純貴さんも良かったです。西島さんはキャラクターがあまり面白くなかったです。デキる男が妻に逃げられてショックを引きずっているとか、二枚目なのにクセ強めとか、何か特徴があればよかったなと思います。要はもっと変な西島さんが観たかったという事です。
5番目の方は、キャラに対して芝居が重々しく、例えば西村まさ彦さんや段田安則さんだったらもっとセコさが出せたかもと思います。
スオミはなぜ5回も結婚したのか、恋多き女だから?生活の安定を求めて?金が欲しかったから?ダメな男たちの理想の女性像を演じる菩薩のような女?映画だとやっぱり納得できる理由が欲しいです。
長澤まさみの魅力全開
レビューの評価が酷いので、「ギャラクシー街道」の悪夢再びか?とほとんど期待しないで鑑賞しましたが、どうして!どうして!なかなかの出来栄えでしたよ!
とにかく長澤まさみの変幻自在な演技力を引き出した作品というのが視終わった感想です。
脇を固めた男性陣を役同様に手玉に取る圧巻の演技でした。
予測可能なオチに全力で突き進んでいく
2024年劇場鑑賞235本目。
三谷幸喜最高傑作!って毎回言うのやめたほうがいいと思うんですよね。それ決めるの観たうちらなので。やっぱりみんなの家かラジオの時間じゃないですかね、映画は。
岡田斗司夫がユーチューブで「三谷幸喜はもう映画を作るな」と乱暴なサムネの動画をあげていたのですが、内容を見ると確かに映画向きの監督とテレビ向きの監督がいて、三谷幸喜はどう考えても連続ドラマが面白いんですよね。直近の鎌倉殿の13人も毎週面白かったですし。というわけで、今回の映画もなんというか、こうなるんだろうな、と思った通りに進んでいくだけだした。オチのオチだけはちょっと驚きでしたが。
タイトルを貫いてくれたなら
途中までは嫌いじゃなかった
ハッキリ言って観るつもりもなく
予告を見た瞬間から全く期待ゼロ
絶対面白くないと思っていたけど
空き時間がありちょうど良いのがコレしかなく
とにかく映画が観たかったので、ぶっちゃけ
仕方なく観始めた割には面白かった
でも、スオミのお話をしようという
タイトルをただ貫いてくれたら良かった
誘拐が狂言だと分かり、初めて明かされる
誰のために合わせてもいないただのスオミを
過去の夫と未来を匂わせる男たちが見て
それで終わりでよかったのに
なんだ?ヘルシンキって
さすがだね俳優だね歌って踊れるね
じゃねーよ、何でそこでミュージカルなんだよ
興醒めしたわ、何なんだよ
もしこれから先また観ることがあったなら
絶対アレの前で観るのをやめる
ただ、それぞれのキャラは立っていて面白く
長澤まさみは最高に美しかった
舞台、舞台って言うけれども……
映画も演劇も見る方からすると、舞台としては、とか舞台だったら面白いとか感想を述べられると、映画>舞台みたいな感じがして。
舞台も面白いのは面白いし、つまらないものはつまらない。
そういうことからすると、舞台であっても、うーんどうなの?って気はします。
このキャストで演劇をするなら、きっと16000円以上コースだろうし、チケットはプラチナ。
だとすると、うん、面白いに違いないっていうバイアスがかかるだろうし、そう思わないと、やっていられない。って思いながら、見てしまいました。
演劇も若い才能の作品だと「今」を感じさせられるし、舞台っていっても、ひと昔前の芸術座とかコマ劇場みたいな「舞台」なのかな。
そういうことで言うと、長澤まさみさんは次の森光子を目指すといいかもと思いました。
うーん。。。微妙。。。
多分これは舞台でやったら面白かったんじゃないかと思います。
演出も舞台的だし、役者の演技もいささかオーバーと言うか、変に笑わそうとして不自然なところもちらほら。
舞台なら面白いかもしれないけど、映画でそれをやられるとちょっと冷めると言うか、安っぽく感じると言うか。
三谷幸喜は好きなんだけど、話も結構面白かったとは思うんだけど、役者も悪くなかったと思うんだけど、映画として面白かったかと聞かれると答えは微妙。
ちょっと期待しすぎたのかなあ。
三谷幸喜ならもっと登場人物に深みを持たせて、面白い話を書けるんじゃないかと思ってしまうんですよね。
ま。あんまり難しく考えずに娯楽として楽しめば良いんですかね。
余談ですが、個人的には長澤まさみよりも松たか子が演じるスオミを観たいななんて思っちゃいました。
もしかして、結構大人向けコメディ
かなり練られた脚本で、さすが三谷監督。好みは分かれると思うが、ピンクパンサーみたいな、昔懐かしいハリウッドのコメディのようなテイスト。スオミの夫達が全員でスクリーンいっぱいにワチャワチャする、絵面が凄くて笑った。この感じ、面白いと思えるのは大人だけかもしれない。舞台化しても面白くなる、洒落たエンターテイメント作品。スオミはダー子を連想させる、長澤まさみの魅力全開だった。全力でコメディを演じる出演者全員、素晴らしい喜劇役者達だ。
声出して笑っちゃいました
最初から最後まで、とにかく楽しめる映画でした!特に瀬戸さんの演じる小磯さん、私としてはツボでした。私の中での瀬戸さんは霊媒探偵・城塚翡翠の香月史郎なので、そのギャップが…小磯さんが面白すぎて笑い声出ちゃいました。
笑って楽しも!
海外でウケそう~!!
シットコムのような雰囲気もあって
なんか、三谷さんがやりたいことのひとつなんだろうなーって。
ウッディ・アレンっぽさも感じたかな。
遠藤憲一さんのセスナでの
寒がってる細かい演技とかツボだった。
でも、いじめないでー
あっ、喜んでるからいいのか 笑
作風的に合うか合わないかはあるのだろうだけど、
キャスティングも良かったし、皆さん芸達者で、
わたしは、終始、笑ったし楽しかったなー。
観終わった後、ヘルシンキ口ずさみながら笑顔になっていたよ。
長澤まさみの出番だけ面白い・・・のですか。
はい、長澤まさみが出ているところだけ面白かったです。
居ない場面は所謂「怪獣映画のドラマ部に退屈している未就学児童」状態に陥らせてくれて困りまくりなんですが・・・。
その構成が
「アメとムチ」
「メリとハリ」
それが計算ではないか
終盤までは長澤まさみが「回想」のみで登場というのもある意味色々考えさせられ
「現在」のシーンのつまらなさも「壮大なタメ」として
トータルとしてのバランス計算なのではないかと。
従って
「長澤まさみの出番以外はつまらない」という僕の思い自体が監督の罠にはまっているのでは
「お釈迦様の手のひらのなかの孫悟空」状態なのではないか
と不安にさせられました。
なにはともあれ円盤化されてチャプターついてたら
購入して
長澤まさみの出番だけ盤がすり切れるまで観まくる所存です。
私は好き
おっさん達がスオミを取り合ってわちゃわちゃするのが、とても面白かった。
騙されてたと知りつつもスオミのことを嫌いになれない男達が、どうしようもなく馬鹿で、そこが可愛い。
都合よく頼られたりすると、嬉しさを隠せずにニコォ〜としてしまう表情に集約されている。
彼ら自身も色々と面倒臭そうで欠点もあるけれど、同じくらい魅力的なところもあって、なんだかんだでちゃんと愛情はあったのかなと思うと、ほっこりする。
でも5.5君にはもう少し優しくしてあげても良かったのでは(笑)
これってミステリーコメディですか?
長澤まさみさんが観たかっただけなので、採点は4点です。
作品としての評価は2点です。なので真ん中を取って3点です。
コメディ要素も面白いと思えず、笑えずで空振り。
何気にストーリーを動かしていたのは瀬戸康史さんで、
最大の功労者です。
本当につまらない
三谷さんの脚本、長澤まさみさん主演で期待していましたが、本当につまらないです。
つまらなすぎてレビューを書こうと思ったのは初めてです。
現役の刑事が警察の組織から離れて勝手に動くことや逆探知機が昭和版など、現実ではありえない設定は映画の中の話として百歩譲って許せるけど本当に全く面白くないです。
クスリとも笑えないし、逆に痛々しく感じるくらい。
唯一の救いは宮澤エマさんの演技が良かったこと。
長澤さんはせっかくの主演なのにどうしようもないストーリーのせいで「長澤まさみの無駄遣い」状態で気の毒でした。
まだ観ていない皆さん、映画館に観に行く必要ないですよ。
いつかAmazonプライムで無料配信になったとしても観る価値なしです。
ずっと面白かった!最高!
レビューがあまりにも低いので観に行くのをやめようかと思いましたが、観てよかった!
ずっと面白くて笑ってました。
楽しすぎて、もう一回観に行こうか迷っています。
自分が観た回では、かなりの頻度で笑い声が起きてましたよ。
三谷監督作品は役者の芝居を楽しむもの、という見方をしているので、今作はとにかくそれをずっと堪能できたので個人的には最高でした。
西島さん以外のおじさんはさすがに大画面で観るにはキツい、、、というのはありましたが、間に挟まる瀬戸くんや松坂桃李さんらイケメンのおかげで何とか耐えられました。笑
戸塚くんも良かったし、宮澤エマさんも良かったし、とにかくみなさんの振り切ったお芝居が最高でした!
そして何より、長澤まさみさんをこれでもかというほど堪能できる、とても贅沢な作品です。
舞台が好きなので、舞台らしい長回しや台詞回し、セットの使い方など、どれもものすごくわくわくして、ずっと楽しかったです。
舞台でやればいいというレビューもありましたが、舞台だと見落としてしまうセットや演出を大画面で観れるというのは、ものすごく贅沢なことだなぁと思います。
最高傑作かどうかはさておき、まさに三谷監督の真骨頂!
とにかく役者が楽しそうに芝居していて、クスクス笑えて、それで十分なんです。それなのに最後には長澤さんと役者陣のステージまで用意されていて、、、もう感謝で拍手喝采したくなりました。
ミステリー要素とか、スオミの過去がどうとか人間性がどうとか、そんなのどうでもいいんです。
最近やたらと何にでも意味を求めたり、リアリティだの緻密さだのややこしいことばかり言う人たちがやけに増えてますが、映画はこういう感じでいいんです。
考察ブームという嫌な時代になっていますが、映画はとにかく頭を空っぽにして、交わされる台詞をボケっと聞いて、クスッと笑って、魅力的な役者を眺めて、気づいたら映画が終わってる、あー楽しかった、でいいんです。
そういう映画を変わらずに三谷さんがつくってくれたことが、とにかく最高に嬉しかったです。
低いレビューなんか気にしないで、これからもどんどん、こういう作品をつくって欲しいです!
楽しい時間をありがとうございました!
ふつうに面白かったです
劇団東京サンシャインボーイズがまだ小さな劇場で公演していたころから三谷作品を見ています。
まあ、正直言って、当時のほうが見終わった後にこうぐわーってくるモノはありましたね。
これで明日も頑張って仕事に行ける、みたいな。
生きる元気をくれる力がありました。
それにくらべると、今回の作品はちょっと違いますね。
ただ、三谷さんももう60過ぎです。
作品の質が変わってきて当然だと思うんですよ。
人生って、そんなにうまくいくものじゃないし、誰かが幸せを与えてくれるものでもない。
夫婦だって愛し合っていても実は本当のところ、わかりあってるわけじゃない。
そもそも自分自身、自分をちゃんとわかってるわけでもない。
それっていい歳になった大人なら誰でも実感してることじゃないかと思うんですよね。
なんていうか、人間は本質的にどこまでも孤独なものなんじゃないでしょうか。
でもまあ、それも納得の上でできるだけ自分に素直に生きていけたらカッコいい。たとえ寂しくても。
なんて、そんなあたりを一見わがままに見える女性の生き方を通してコミカルに描いたのが今回の作品だと思います。
そんなふうに考えるとなかなかいい作品だったんじゃないかと思うので☆4で。
ただ、舞台だったらもっと良かったと思います。
見に来るお客の層も芝居慣れしている人が多いから、もうちょっと評価も良かったかもですし。
面白くはあるけれど…
舞台でやれば?
舞台だと集客が見込めないのかしら?
なんかネタは面白くて、男の嫉妬とか見栄とか小物っぷりとか、色んなパターンを当て嵌めて、それこそその時代や時説に合わせて変化していくような巧妙な脚本ではあると思う。
人の性癖や趣向なんてモノは職業の制約も受けないわけだから。
ただ…本作はなんだかテンポが悪い。
せめて、も少し早口でもいいんじゃないかと思う。
なんて言うかヒートアップしていく流れが、撮影の体制により中断を余儀なくされて、いちいちエンジンをかけ直さなきゃいけないみたいな…そんなまどろっこしさが抜けなかった印象だ。
芝居の質もやっぱくどい。
役者が気負うのか、監督の好みなのかは分からないのだけど、OKテイクにはなってるわけだ。
どうにもいただけない。
最後のヘルシンキもカーテンコールなのであろうと思う。まさかインド映画にインスパイアされたわけはないだろうし。
アレ見てどうすりゃいいの?
なんか踊り慣れてないキャストのダンスを見せられて、垂れ流しのアングルと編集で、正直寒い。
なんか照明も舞台装置もチープで、どこぞの小劇場規模の地味ぃぃぃな感じ。
もう、舞台でやりゃいいじゃんよ。
そんな作品。
ん?
それとも舞台でやる為の布石か?
「ああ、この作品面白いけど、映画はつまんないから舞台で見たかったなぁ」的な評価を集めた上での舞台化を目論んでるのか?
…肉を斬らせて骨を断つ的なマーケティングなのか?
だとするなら、恐るべし戦略だ…んな訳あるかっ!
長澤さんのソウルメイトの人は三谷演出には合ってると思うし、芝居巧者だと思われる。
体の使い方が段違いに上手かった。舞台を主戦場にしてらっしゃる方なのかなぁ。
三谷作品を見るたびに思うのは「ラヂオの時間」は面白かったのになあ…だ。
つまり…今回もハズレだった。
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