劇場公開日 2024年9月13日

「まぁこんなもんでしょう」スオミの話をしよう しんさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0まぁこんなもんでしょう

2024年10月9日
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三谷さんは世間的には評価の高い人のようですが作品と本人評価がこれほどかけ離れているのも珍しいという意味では記念すべき映画かもしれません。
コメディーミステリーという設定をご本人がされたのか配給会社が仕方なく付けたのか存じませんがコメディーに関してはダジャレ以下、少なくとも拙者が観た映画館では全く笑いがありませんでしたし、ミステリーに至っては伏線が何も無いどころかボストンバッグとアルミケースをそれほど強調すべきなのか、まぁそこも笑いを取るつもりで脚本を練ったとしたらそこは別の意味で笑えますが。
シューティングゲームのシーンでの長澤まさみと松坂桃李のやり取りもマルチ商法を知らない方々にはなんだかさっぱりわからなかったでしょうね、しかもマルチが流行った時代と登場人物の年代に乖離がありすぎますし。
単なるドタバタ劇にしたほうがまだ良かったのに無理矢理長澤まさみをキレイにしてるので全てが中途半端というか、せっかくいい俳優さんを使ってるのが余計に薄っぺらな映像にしてしまってました。
個々の俳優さんや監督が好きな人はどんな作品でもそれなりに楽しめるのでしょうからいいとして、それ以外にこれから観る方は笑いのツボとしては1980年代後半から90年代半ば辺りに日本で話題になった事を事前に会得しておくと、乾いた笑いはあるかもしれません。
あとやたらと椅子がたくさんある設定で、これは拙者が不勉強のせいでわからないのですが、皆さんが仰るように演劇出身の監督のせいなのでしょうか、登場人物が一言喋るたびに椅子を替えてとても不自然で見苦しかったです。
ラストのヘルシンキについては何も言うことはありませんが、歌舞伎俳優である坂東彌十郎は流石に体幹の整った踊りをしていたのですが最後に少し間違えてました、そこをそのまま使ったのも演出なんでしょうかね?

しん
ひろどさんのコメント
2024年10月11日

いや~ここまで酷評言われると腹が立って来ますね そんなに向きになって観る作品じゃないとおもいますがーもっと頭を丸くして観てほしかったな そんな映画だと…

ひろど