「三谷監督は長澤まさみでやりたかったんだ。」スオミの話をしよう えんげいさんの映画レビュー(感想・評価)
三谷監督は長澤まさみでやりたかったんだ。
三谷監督が「長澤まさみでなら、こんな映画もアリ」と思って作ったのじゃないかとの印象です。
「素敵な金縛り」とか「記憶にございません」では、いくつかの分かりやすいテーマが同時並行で進んでいて、物語に広がりを設けていた感じがしたのですが、この映画はもう、「スオミ」だけ。
豪華なキャストを使った実験的な映画を作るのも、三谷監督ならでは。キャストも長澤まさみと西島秀俊が必死で演技をしていたのに対して、瀬戸康史と松坂桃李がやたら楽しそうに演技していた、その対比も印象的でした。
いや、面白かったんですが、期待値が上がり過ぎてて。これはもう、好みがはっきり分かれる映画だと思いました。
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humさんのコメント
2024年10月6日
フォローありがとうございます。
瀬戸さん、松坂さん楽しそうに演じていましたよね。
スオミの演じ分けは大変だったでしょう。対峙のシーンは特に。
長澤さんの器用さをもって三谷さんはあのスピードでみせたかったのかと思いながら小さく何回も笑いました。