劇場公開日 2024年9月13日

「老害の醜悪な自慰行為」スオミの話をしよう サカキさんの映画レビュー(感想・評価)

老害の醜悪な自慰行為

2024年9月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

この作品で「笑えた」という人は非常に感受性が高く、他のコメディを見た場合、死亡する可能性があるので注意した方がいい。

三谷幸喜のやりたいことを映像化したものだと思うが、これを最高傑作という映画会社の宣伝には疑問を感じるし、そもそもラッシュや試写で誰も意見しなかったのだろうか。完全に監督の自己満足、自慰行為で、観客は置いてけぼりである。

不憫なのは、俳優たちで、今後のキャリアに影響があるのではないかと無用な心配をしてしまう。

元々、三谷幸喜のミステリーには期待していない(ドラマ古畑任三郎での雑なトリックの数々で証明済み)が、普通の観客は開始20分までで、犯人はわかるはずで、そもそもミステリーにするつもりはないと見える。

また、コメディとして見た場合もかなりズレている。「昔から変わらない」と言うと聞こえはいいが、進化していないだけだ。「こういうの面白いでしょ」を押し付けてくる。それはいいが、それらがことごとくつまらない。

学園祭の出し物レベルの脚本を一流の俳優でやったというのが笑いのポイントですと言われればそうかもしれない。

どうしても見たい方は、サブスクになってから4倍速で視聴されることを推奨する。

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サカキ