「ハイソサエティ吉本新喜劇」スオミの話をしよう アーリーさんの映画レビュー(感想・評価)
ハイソサエティ吉本新喜劇
喜劇と悲劇は紙一重。登場人物誰もが悲しいくらい必死なのに観ている者の笑いを誘う。その笑いは嘲笑ではなく共感。誰もが人生の中で堪えた言葉が臆面もなく次々と披露されていく。身も蓋もない。恥も外聞もない。所詮物語、所詮他人事だから笑ってられる。その笑いの随所随所に三谷幸喜は刃物のような鋭い言葉を仕込んでおり、たまにゾッとさせられる。悲劇と紙一重の喜劇、堪能致しました。
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