「笑顔で爽快感に浸れない! 来場者 ”減る心気” ラストに連呼してる場合じゃ無いw」スオミの話をしよう The silk skyさんの映画レビュー(感想・評価)
笑顔で爽快感に浸れない! 来場者 ”減る心気” ラストに連呼してる場合じゃ無いw
秋晴れの中、今日は「スオミの話をしよう」を見に行ったよ。
どうも世間の評価は低い模様だね。
スネオじゃなく、ナオミでも無く スオミ・・・
フィンランドの事をフィンランド語でスオミと言うそうだ。
彼女の父親が海外を転々とする外交官で特にフィンランドが好きで、その国で生まれた我が子にスオミと名付けた。色々な激流の人生(5度の結婚離婚の繰り返し)で、彼女は結局、心の居場所を生まれ故郷のフィンランドに永住しようと計画する。その移住資金を求めた画策が今回のメイン話の展開。
途中、クスクスと笑う所もあるが、この人物に情入れが全く出来ない自分が居て最後まで見てても面白くも何とも無いのだな。
最後は赤い車で去って行くが、友人の女性弁護士と一緒に 何処かで死ねばいいのに!と・・・そう思ってしまう。何故か・・・ハハハハですね。
レイトショウ枠の一つ前枠はガラガラで数人だけだったかも。
久し振りだ~公開直後作品でこんなガラガラなのは。(;^ω^)
脚本・監督:三谷幸喜さん
--------MC-----
スオミ(元妻:狂言誘拐、失踪する人):長澤まさみさん
①夫:魚山大吉(元中学教師、料理上手):遠藤憲一さん
②夫:十勝左衛門(ユーチュ-バ-、事業失敗):松坂桃李さん
③夫:宇賀神守(警察、草野の上司、ジーパン):小林隆さん
④夫:草野圭吾(警察、繊細で情報通):西島秀俊さん
⑤夫:寒川しずお(著名な詩人、大金持、ドケチ):坂東彌十郎さん
小磯杜夫(警察、草野の部下):瀬戸康史さん
乙骨直虎(寒川の出版社の人):戸塚純貴さん
薊(スオミの友人、弁護士):宮澤エマさん
映画”キサラギ”風なのかなと 思ってた節もあったが受けたイメ-ジは違った。
キサラギの方が 本気で笑えるし最後に心に残る思いが温かい。
それと比べてはイカンのだが、やっぱりスオミの素性が良くない設定に成ってるのが仇だと思うな。
監督はこの人物を誰に被せて描いたんであろうか。
ヤッパリ深津さんへの根深い想いがそうさせてしまったのか。
またしても、ベッドの上で俯いて”うわぁぁ~ん”て落ち込んで涙してる
監督の姿を思い浮かべてしまうわ。
晴の日も有ればさ、雨の日もある。そんなに気にする事は無いよと思うのよ。
毎作ヒットさせるのは至難の業。
世間の期待が大きいから、それに応えるのは大変。それは俳優陣もスタッフも皆さん理解はしているだろうし。
まぁ、事のネタバラシしてからの最後展開は結構大事だと思うんだな。
そこの詰めがいっつも弱いと感じるんだよね。
ソコですよ、ソコ。
時間が有って気になる方は
劇場へ!!