キングダム 大将軍の帰還のレビュー・感想・評価
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思いの火を受け取る
原作既読、アニメ未視聴
キングダムの原作はもう何度も読み返してるけど、16巻だけあんま読めない。なんか悲しくて。
さて、今回は実写映画4作目。
個人的には今作が1番良かった!原作との話の乖離も少ないし、最初からクライマックスだし、回想シーンも控えめ、何より大沢たかおの王騎が素晴らしい。
1作目のとき、王騎微妙だなと思っていたのだけど、回を重ねる毎にどんどん良くなり、今作に関してはほぼ主役。
今回、信が活躍するシーン全然ないんだが、それが気にならないのはちゃんと王騎が真ん中にいるからだと思う。
馬陽は敗戦なので映画をどう終わらせるのかなと思っていたら、大将軍の帰還というタイトルに引っ掛けて上手い着地になったなと。
「大将軍の帰還」って題は、原作だと李牧のことを指したサブタイトルで因果を感じる。
王騎から思いと矛を受け取った信の活躍もいつか映画で見たいな。
以下はキャスティングの雑感。
李牧(小栗旬)
今後もずっと立ちはだかる敵としてのキャスティング自体は悪くないのだけど、ビジュアルと声が浮いてる。もう少し声色低くして欲しい。
龐煖(吉川晃司)
存在感は抜群。大沢たかおと比べるとムキムキさが足りなく見えるのが残念。
尾平(岡山天音)
尾平に見えるかはさておき、めちゃ泣かされた。
楊端和(長澤まさみ)
美。
お供がタジフじゃなくなっかったのは一ノ瀬さんが売れちゃったからかな。
王騎将軍は見どころだが...
大沢たかおは素晴らしかった。
ただ、なんか王騎のシーン以外はなんか冗長な感じがしたな。。誰かが亡くなって、わーっ!って信が泣く感じとか。またか、って思ってしまった。どうも心が動かず。
やはり1.2あたりが一番よかったかな、と。
相変わらず、要潤はいい味出してます。
山本耕史があっさり...なのは驚いたな。
長澤まさみは美しくてかっこいい。
あと、新キャラの佐久間由依さんはセリフが棒読みすぎてあまりにも残念。
新木優子さんはファンですが、この役は違ったんじゃないかな。全く日焼けしていないぷにぷにの二の腕。もうちょい強く見せて欲しかったな、と。どうみても、強くないでしょ、魔法使えるとかならまだしも。笑
キョウカイさんのいかにもなワイヤーアクションは次回シリーズでは改善してほしい!
王騎将軍!
とにかくキャスティング素晴らしいよね,と毎回思うけど今回もやっぱり素晴らしい。マンガ原作だと適当さばかり目立つ昨今だけど、このシリーズはめちゃくちゃ再現度高いし違和感なし。(佐藤監督はいつも良きです)
単行本だと14巻からになるのかな、ちょうど昨年の公開時に14巻から合従軍まで買ってあったので読み直したけど、「皆と共に〜」のセリフとかもう大沢さんの演技で再生されました。
ちょっと主人公の信の影が薄くはあったけど、見応えありだし途中何度も涙しました。
王騎将軍が事切れた場面、映画館内に「ああっ…」て悲嘆の声聞こえたし、あちこちから鼻すする音聞こえたし。圧巻の最後でした。
これで映画はラストだそうですね? もっと見たいしなんなら合従軍とかも見たいけど、さすがに役者さんの年齢が厳しくなりそうだし、仕方ないかなという気もします。アニメみよかな…
主役は王騎…⭐︎
キングダム4作目。
最初に前作(三作目)のラストシーンからの続きの解説があり、鑑賞済みだったけどTV放映を
見ていなかったのですんなり入れて良かった。
今回はひたすら戦闘シーンの連続。
メインは大沢たかお演じる王騎と吉川晃司のほうけんとの死闘。
二人の因縁も語られる。
ここで登場する王騎の妻となるはずだったという新木優子のきょうが良い。
王騎とほうけんの闘いはこれでもかという傷だらけの闘いになり、最後に
ほうけんの剣(?)が王騎の腹あたりに刺さり決着…しかし、それから
ずいぶんと王騎は生き延びて、山崎賢人演じる信に言葉を告げ自分の剣を
与える。
漫画なのだから、漫画みたいと言うのはおかしいのだけどなんだかなぁ…。
原作を読んでいないので、原作に忠実に描かれているのかもしれないけど
個人的には信と三浦貴大演じる尾到との別れのシーンのような会話のある
シーンがもう少し見たかった。
それでもやはり見応えのある映画には違いなく、勢揃いのスターキャストに
白組が関わるCG(VFX?)による各国の軍勢などなど2時間強があまり
長く感じなかった。
前作も吉沢亮のえい政の出番が少なかったが今作も王宮にいるだけだったなぁ。
この作品が最後との触れ込みだが、小栗旬の李牧も登場したことだし
(中国の歴史物で軍師という役は本当に良い役)、まだまだ続くのでは…⁇
最高で最強の天下の代将軍、王騎が最高でした!
最近見た映画の中では、最高の映画でした。出演しているキャラクターも全てです。
でも、一番はやはり王騎将軍です。この映画は彼が軸のお話で、そのサイドを皆が埋めています。結果はどうであれ、誰がどう言おうと、私は龐煖より強かったと思います。
王騎将軍が一番最高なのですが、要潤演じる騰が強いのなんの!化け物と表現されていました。兎に角、スクリーンで見る価値ありのド迫力の映画でした。最高です♪
あなたもわたしも飛信隊
第四部作まで役が欠けることなく
続けていただきありがとうございました。
原作アニメ全く見てない勢です。
今回はネタバレ要素一切見ずに、金ローで本編のみを復習して臨みました。
前回からどう繋がるのかなーと思ったら、しっかり尺を取って今までのあらすじを説明してくれました。
武神との戦いから逃れ、仲間を失う😭
きょうかいの『いいやつだったな』
で追い討ちされた😭
そして武神と王騎の戦い。すんごい迫力!手に汗握り王騎を応援していた。
昔の因縁と絡めてよくこんな上手く見せられるなーって思って。
武神強いけど、王騎は勝つよ絶対!
と思ったら青い小栗のせいで王騎が😭
信をもっとずっと見守っていてほしかった。
王騎の馬に乗る信、将軍の景色を見せる王騎😭
ばかたれ😭😭
途中から映画館の観客全員が隊の一員になっていた、
最後にタイトルがバーンと出て、そう言うことか😭😭😭とまた泣く
王騎の剣もまだ扱えない童信が、今後どのように成長していくのか、実写で見守ることができないのは少し残念だけど。第4部作まで勢い落とすことなく、ここまで楽しませていただきありがとうございました。
泣きすぎて映画館を出てから15分ほど動けなかった。
タイトルなし(ネタバレ)
一流の役者が集まり、映像も美術も全てが優れているのだが、退屈な時間があってしんどいと思った。
尾とうと尾平の妻たちが祈るシーンは全部カットで良いかもな~。
映画では16歳って言っていたヒョウ役の新木優子て30歳なのか。
漫画を知ってるから仕方ないけれど、大どんでん返しが起きず、退屈だった。
感動するシーンはあった。
特に最後の信が皆に話した下を向くなってシーンは良かった。
我々の背に胸に常に、天下の大将軍と『キングダム』はいる
前作『~運命の炎』のED後、いつもならある次作予告映像が無く、ヒヤッとしたもんだ。
来年公開じゃないの!? 次、数年空くの!? あのラストで!? そんなご無体な!
ちゃんと今年も公開。安心安心。
だって、あのラスト。続きが気になって仕方ない。
本当に近年最も楽しみとなった邦画シリーズ。いや、洋邦併せてのシリーズとしても。
信が初めて隊長となり、率いた“飛信隊”の初陣の大活躍直後、宴の席に現れた謎の男。武神、龐煖。
高台で戦局を窺っていた河了貂の前にも現れた謎の男。李牧。
彼らは何者か…?
これまで戦を第三者の立場から威圧をかけていた王騎。遂に戦場に繰り出し、秘められた過去も明かされる。“大将軍の帰還”とは…?
何やら今回で“最終章”とか“一区切り”の噂。どう締め括られるのか…?
期待値はシリーズMAX。それを見届ける時が来た。
改めて、これほどのペースとクオリティーとスケールとエンタメを魅せてくれる佐藤信介監督を始めとするスタッフ/山﨑賢人を始めとするキャストの皆々様に感謝と敬服と労いを。
皆さんの背には常に待ち望んでいるファンが居ます!
飛信隊の窮地。突如現れた一人の男に次々仲間が倒されていく。
本当に人なのか…? 龐煖の圧倒的な力。吉川晃司の存在感。
信と羌かいの同時攻撃も返り討ち。信は強烈な一撃で倒れてしまう。
その信を守る為に、仲間が盾になる。ここ、ジ~ンとしたなぁ…。
あわや!…の所へ、両軍の援軍が駆け付け、交戦。
飛信隊は信を守りながら逃げるが、万極が追う。追い詰められるも、散り散りに逃げる。信は尾到に託され…。が、尾到も深手を負っていた。
逃げ切り、少し休む。信も意識を取り戻す。
ボロボロの二人。出会った頃の思い出話。
あの頃は、まさかこんな闘いやこんな場所、こんな経験をするなんて夢だった。
だけど、夢じゃない。本当に俺たちはやった。
バカにしていた“天下の大将軍”も夢じゃない。なれよ、絶対に。
そう言い遺して、一度目は騙されたが、二度目は…。
戦は武勲を挙げるだけじゃない。辛い別れも。また一人、大事な仲間が…。
信は散った飛信隊と合流。一番悲しいのは兄・尾平だが、称えて笑ってやってくれ、と。
序盤の最大のハイライトは、三浦貴大が泣かせる。
そう、いつまでも悲しんではいられない。
王騎本軍と合流。百人隊の2/3の仲間を失ったが、この悲しみと死んでいった仲間の無念はこれからの闘いで勝って打ち消す。
自ら鼓舞する信と飛信隊。王騎にも活力みなぎる。
本当の闘いはこれから。秦軍と趙軍の本決戦…!
開戦はまず拮抗。が、蒙武一派が敵の誘いに乗ってしまい、拮抗は崩れた。
趙荘の包囲網に落ちた蒙武。助ける為に、王騎が進軍。
騰。ハッ。
今回王騎の参戦が話題だが、彼もまた。ずっと王騎の傍らに控えていた副官・騰もその力を見せ付ける。
王騎にも劣らぬ実力。騰、強ェ~! 要潤、カッケェ~!
大合戦の中、遂に相対す。王騎と龐煖。
いつも冷静沈着で穏やかでユーモアすら滲ませる王騎が怒りを露にする。その緊張感走る凄み!
今回最大の見せ場、王騎対龐煖。大将軍対武神。武の道を極めた両者の闘いは、熾烈。もはや常人に非ず。
激しくぶつかり合う大矛と因縁。
二人の因縁とは…? 関わるもう一人、摎とは…?
秦の王都・咸陽にて、昌文君が嬴政に明かす…。
かつての秦の六大将軍の一人、摎。
戦いの神に愛されたかの如く、その強さは六大将軍の中でも随一。
どれほどの猛々しい漢…? 否。摎は女だった。
そして、王騎の妻になる筈だった…。
初参加。ワンダーウーマンの如き新木優子。
その出生は複雑。知っているのは王騎や昌文君ら一部のみ。何故なら詳細を昭王から禁じられた。
嬴政の曾祖父に当たる昭王。摎は昭王の実娘。が、身分の低い生みの母が権力争いから守る為、密かに逃がす。託されたのが、王騎の父。
王騎家で召し使いとして育てられた摎。王騎とはその時から。
やがて王騎は将軍へ。摎も鍛練を積み、武勲を重ね、将軍に名を連ねるまでに。
何故摎は女でありながら将軍に…? 子供の頃交わした他愛ない約束。
将軍になって城を百個取ったらあなたの妻にして下さい。
その一途な想いが摎の強さの源。とは言っても子供の頃の昔の話。とっくに忘れているだろう。が…
お互い将軍になって忙しい身の中、久し振りに会う。その時…
後一つですね。
忘れてはいなかった。後一つ、百個目の城。それが、馬陽…。そこで摎は龐煖に…。
復讐に怒り狂った王騎に龐煖は討たれた筈だったが…、生き延びていた。
武神と恐れられた龐煖がこの時負った心の傷は深かった。宿敵を討伐する為に。
龐煖にも闘う理由がある。
趙軍にも。
秦軍にも。
信にも。
嬴政にも。
羌かいにも。
王騎にも。
戦争は多くの命を失わせる。残酷で、愚か。
が、人の数だけのドラマがある。絶対に負けられない理由がある。
不条理だが、それが胸熱くする。
王騎の秘められた過去が、悲恋とは意外な気も。
王騎も血と情を持った一人の人間なのだ。
怒り、憎しみ、悲しみ、熱き思い、情愛、人としての深み…。その姿に、しびれる。
王騎と龐煖、互角の闘い続いていたが、王騎が押し始める。
王騎の強さの源は…? 大矛に込められた仲間や死んでいった者たちの思い。摎の想い…。
決着が着こうとしたその時、何処からか地響き。
新たな趙軍。援軍…? いや、これこそ趙の真の主力軍。
この軍は一体…? 咸陽を訪れた楊端和が衝撃を告げる…。
北の果ての地で楊端和率いる山の民と対する筈だった北の大軍がすでに討たれていた。十万を越える屍の凄惨な光景がそこに広がっていた。
それを討ったのが、その趙軍。ひた隠され、誰もその存在を知らなかった。
もし、この大軍が参戦したら…? 戦局は一気に覆る。
それは的中した。予め予期していた王騎だが、それよりももっと早く。
優劣拮抗していた秦軍と趙軍だが、大軍の参戦で趙軍が圧倒的優勢に。
龐煖が趙の真の総大将と思われたが、もう一人脅威がいた。
穏やかな口調や飄々とした性格ながら、王騎を上回る天才/化け物と評される。李牧。
王騎の策も尽きた。
秦軍、絶体絶命。
しかし、この窮地だからこそ。
策が尽きたのならば、力技で強行突破するのみ。
ここからが、王騎軍の真の強さ。
決して諦めない。生きて脱する。
皆さんの後ろには、常にこの王騎が居ます!
その言葉に、信ら皆に再び力がみなぎる。
だが、“その時”が近付いていた。李牧の命で、一部の将が暗躍。
李牧の目的は、秦軍の壊滅ではなく、王騎を倒す事だった…。
激しい闘い続く中、趙の矢が王騎を狙う。
飛信隊の名に懸けて。敵の矢より早く信は飛び射ろうとするが…
届かなかった。
敵の矢と龐煖の大矛が王騎の身体を貫いた。
王騎が…。絶対無敵の大将軍が…。
信らでなくとも信じられない光景。
致命傷。もはや王騎の命は助からない。いつ尽きてもおかしくない。勝敗も喫した。
しかしそれでも、王騎は諦めない。屈しない。
信が王騎の馬に王騎を乗せ、駆る。
意識も朦朧の中、王騎は信にアドバイス。
戦局の中に、活路を見出だす。それこそが、将軍の見る光景。
信にも見えた。
戦線を離脱。生き延びた秦軍も続く。
深追いはしない李牧。趙軍も多くが死んだ。これ以上の味方の犠牲は出したくない。
指揮する者の残酷さと背負う苦しみ…。李牧も極悪人ではないような…?
多くの命を失った秦軍だが、それ以上の損失が…。
騰も長年支えてきた殿の元に合流。
あれほどの致命傷を負ったのに、馬に乗り、普段と変わらぬ立ち振舞い。
大将軍は最期の時も大将軍。
自分の死後、後を追う事を禁ずる。皆は生きなさい。
騰に託す。
蒙武に託す。
信に託す。
軍を、秦を、誇りを、矛を、熱き思いを、全てを。
王騎、逝く。
そこに悲壮さは無かった。光輝く陽光に照らされ、勇ましく荘厳であった。
出立前、王騎は嬴政にある事を話していた。
秦王…いや、“真王”としての在り方。手中に収めた国の民を虐げるのではなく、自国の民のように愛せ。
曾祖父、昭王からの伝達。王騎はそれを託されていた。支えたい新たな王に。
大沢たかおが全身全霊で魅せた体現。
その姿を瞼に、その思いを胸に、忘れはしない。
王騎。天下の大将軍!
王騎の死で負けムード漂うが、馬陽は守られた。趙軍の侵攻を防いだ。
俺たちは負けてはいない。胸を張って還ろう。王騎将軍と共に。
信が高らかに皆を鼓舞する。その姿は…。
サブタイトルの意味がここで明らかになるが、私はもう一つあると思った。
王騎は逝った。還ったのだ。愛した女性の元に。
大将軍の帰還。
見る前囁かれていた実写映画版はこれで終わり…?
ではないようだ。あくまで“王騎編”の最終章。いったんの区切り。
原作コミックもまだ遥かに続く。まだまだ語られる闘いがある。そしてその先に、天下の大将軍へ!
聞く所によると、近々第5作~第7作まとめての撮影が始まるという。
これまでの流れからすると…
1作目の後3年空けて第2作~今回までを一気に撮影して、連続公開。とすると次は3年後、2027年から連続公開か…? 10作まで想定しているらしく、あくまで予想だが2034年まで続く壮大な“王国(キングダム)プロジェクト”に…?
続報を待ちたい。
何はともあれ、今は…
この迫力。この興奮。この熱量。この感動。
『キングダム』という映画に、浸っていたい。
摎将軍の婚活と王騎大将軍の遺志
前作がクリフハンガーだったため、ざっくりダイジェストからいきなり龐煖戦。
単騎での夜襲から集団戦、という流れは新鮮。
そうやって序盤は飛信隊の敗走を描くのですが、これはやや引っ張りすぎ。
名有り隊員の死をしっかり描きたかったのかもしれないが、映画のみの自分は尾到への思い入れも薄く…
ってか、怪我の度合いからして囮役が逆だろ。
あの規模の戦闘で飛信隊以外について触れられないのも不自然だし、万極の出番もあれだけかい。
中盤以降は王騎にスポットを当てつつひたすら戦闘。
龐煖との因縁も語られるが、意外とあっさりした描写で、摎への想いなどはあまり伝わらない。
大沢たかおの演技一本では補完しきれないが、王騎はそこに囚われていなかった。
復讐に固執せず、軍を優先する姿は正に大将軍。
しっかり引き継ぎをしてから息絶えるのもサスガ大将軍…なのか?(正直これは冷めた)
横槍を入れた武将も望んでのことではなく、李牧も無駄な犠牲を避けるなど、安易な外道がいないのもいい。
背景が何も語られず、龐煖が単なる強キャラなのは残念。
アクションについては今回、ワイヤー感や無双シリーズっぽさが強め。
ただ、吹っ飛びからの跳ね起きなど面白いシーンもあり、王騎や龐煖に代表される“重さ”の表現は見事です。
「トーンタンタン」を口に出すのは聞いてて恥ずかしいのでもうやめてほしいですが…
怪我の治りが早すぎるのと、何人か声が軽いキャストがいるのも気になった。
曲はやはり“大陸感”を出せるワンオクが合う。
オープニングにサブタイトルを出さなかった意味が分かるラストも秀逸。
『最終章』と銘打たれながら、坂口憲二が撮影に入ったとの報もあり、シリーズが続くかは不明。
やるとして、また有料配信に移行なのかな。
タイトルなし(ネタバレ)
山崎君推しなので、もう満足ですけど、大沢さんの死に際とか、かっこよかった。窮地でも笑っている余裕、自分が見えている余裕。でも、これまでの回より少しトーンダウンな゙感も。小栗旬もかっこよかった。
大沢たかおのオウキ将軍が全て
この映画を待ちに待って鑑賞しに行きました。
大沢たかおのオウキ将軍が見たくて観に行ったと言っても過言では無い。
結論から言うと想像を遥かに超えた。
大沢たかおのオウキ将軍がこの名シーンをどう演じるかが気になって予告のセリフだけで鳥肌だったけどいざ観ると感動を通り越して映画の中の世界観に引き込まれてしまった。
もうオウキとホウケンの合戦シーンだけでも2000円払って映画館に観に行く価値はあるのでもう一度観に行く予定ですが気になる点を少々上げると
①大好きな羌瘣のトーンタンタンまた飛びすぎて違和感。清野さんの演技やアクションシーンは凄く良いし好きですが羌瘣の呼吸を深く落とすシーンや『恐れるな舞うぞリョクスイ』あのセリフからホウケンとの神を宿す者と堕とす者の対比が無かったのが残念すぎる。(オウキのバトル中の羌瘣のセリフに繋ぐのに必要でしょ)尾弟の死ぬ前の村の女のシーン省いて(正直いらないし何回もしつこかった)羌瘣のとこちゃんとやって欲しかった。
②李牧の小栗旬はイメージ通りで文句なしだけどカイネが酷すぎる。この女優?知らないですけどセリフ棒読みで酷すぎます。寧ろカイネの存在無くして李牧一人でも良かったレベル。
③キョウ役の新木優子って人もただの女ってだけで重要な役なのにため息出る程残念なキャスティング。少しのアクションシーンもスローで誤魔化すは腕はぷにぷにで楊端和役の長澤まさみとは雲底の差。
④最後に高嶋演じるショウブンクンのオウキの死を知り泣くシーンなのですけど痙攣が酷くて(しかも体感15秒位?)興醒めしてしまった。
この映画は大沢たかおがメインなので他のアラは目を瞑れる程良かったので気になる方は映画館で見る事をお勧めします。
良かった俳優→大沢たかお、要潤、吉川晃司、三浦友和の息子
残念だった人→新木優子、高みの見物の学芸会軍団(小栗除く)
そろそろ限界
シリーズ第4弾
過去作のメンバーも総出演(?)の大集合でいかにも 終作感 でてますが、続きあるのかな? そろそろ終わりにしないと限界を感じます。
①俳優多いし
②主力も歳とるし
③そもそも話が長過ぎ。なんで馬陽を守らなくちゃいけないんだっけ
➜第3弾の話の内容など、とっくに忘れた。
第5弾以降の続きを撮るなら、そろそろ配役を変えないといけなくなりそう。
さて、物語と言えば、今回も趙の物語。秦の10倍も敵がいるのに勝てるの? キングダムって秦の物語ですよね。原作は見たことが無いので分かりませんが、どう考えても趙が中華を制覇する物語にしか感じられなくなってきた。
原作通りなのかもしれませんが、そこはアレンジしても良いと思います。実際問題、戦略・奇襲でなら勝つのもありですが、正攻法で敵10倍に勝つのは無いでしょう。
<主な基準(今後のためのメモ)>
4.5 観て良かったと感じた映画
4.0 おすすめできる映画、何かしら感慨を感じる映画
3.5 映画好きなら旬なうちに見てほしい映画
3.0 おすすめはできるが、人により好みが分かれると思われる映画
大傑作のピークが今回かもしれない!?
この作品は、シリーズで最高の見せ場を提供している大傑作と思います。この後にも作品は続きそうですが、私的にはもうこれで満腹になるぐらい心を持っていかれました。私たち視聴者をこれでもかこれでもかと感動で揺さぶっていきます。同志である尾到(三浦)の死のシーンに思わず泣けてしまいました。これも役者たちの演技のうまさゆえでしょうか。今回、王騎(大沢)の過去の彼女役としてきょう(新木優子)が出ていましたが、彼女が華やかな雰囲気を醸し出していて眼福でした。女性といえば、ようたんわ(長澤まさみ)が登場してくれて、こちらもとても感激でした。他の方もおっしゃっている通り、彼女の脚がとても綺麗なのに見惚れてしまいます(笑)。もう一人きょうかい(清野菜名)についても、相変わらずの剣捌きは、スタンディングオベーションものです。さらに至福の時が続きます。王騎(大沢)とほうけん(吉川)との一騎打ち、まさに人生をかけた感情の噴出に心打たれます。そしてやがて、王騎(大沢)は馬上で同志に今世の別れを告げるわけですが、その堂々とした演説は見事でした(言葉が人間を変える凄さです)。彼の死は多くの人たちを奮い立たせ、前に向かって進むことを鼓舞しますが、それはひとえに人間的な魅力がなせる技なのでしょう。人徳というものかもしれません。数多の過去の偉人たちにも、そういう人徳の人が多くいますが、そのことを思い出させてくれました。死してなお後継者の胸に生きることほど輝かしいことはありません。
追記 戦いに勝利して雄叫びを上げるシーンを見て血湧き肉躍るのは、おそらく私たちは過去世において何度も生きるために戦争してきたからなのかもしれません。
大満足
見やすさ◎
ストーリー◎
キャラクター◎
没入感◎
個人的好み◎
安定の面白さです。
前作が中途半端だったので、今作でどこまでと思っていたのですが、かなり楽しめました。
戦いとか戦略、騙し合いがある方が好みだがこのストーリーは好きです。
お祭りのようなもの
度々、作中で言われる、「天下の大将軍になる」というのはどういうことなのか、と、考えた。
〝大将軍〟ということは、戦争の英雄のことなのかもしれない。戦争の英雄、ということは、人々の命を殺めた先にある存在の事を示すと思う。
三作目に少しだけ垣間見えたような兵法のような合戦は今作で無くなっていた。力と力のぶつかり合いになり、窮地に至っては「十倍の兵力があるのなら、一人で十人を倒しなさい」と、もはや根性で争いが行われていた。なんだかよくない戦争ものを観ている心地もした。
戦争なのだから、敵将を狙うのは当たり前なのではないか?と不思議に思う所もあった。それが私情として復讐になろうとも、お互い敵であれば知ったこっちゃないことなのではなかろうか、と謎に思った。
戦争ものとはいえ、これはアクション映画なのかもしれない、と思いつつ、カンフー映画のようにも感じた。映画、としては一貫性が無いと思う。薙刀のような武器がぶつかり合い、その威力で柄がひん曲がるほどのことがあっても、それとこれとは映画のテーマに関係あるのか、といえば無いような気もする。ああ、そうですか、で終わる。
様々な配役の演技が観れるのは面白くありつつも、顔のアップの画面が多く、回想は回想でたっぷりあり、上映時間も長く感じた。
観ながら、これを作るのにどれ程のお金がかかり、どれ程の人が関わり、どれ程の時間がかかっているのか、を想像した。
内容としてはA4サイズの紙二枚ほどの内容だった。
攻め込みすぎたら挟み撃ちに遭い、そこで宿敵と合戦した後に、脱出を試みる、といったぐらいだった。
そう思うと、この「キングダム」という作品は一種のお祭りのようなものにも思える。
そういう祭りとしては、なかなか四作品も作ってよくやったのかもしれない。
続きも作れそうであるようにも感じつつ、また五作目が作られたら、観るかどうかはちょっと考えてしまうようにも思った。
王騎完結編?
まず、IMAXでの鑑賞をオススメします。
前作で因縁を匂わせるだけで終わった、王騎と武神龐ケンの、満を持しての対決が本作のメインディシュ!もちろん大軍同士の戦いも圧巻なれど、大沢たかおvs吉川晃司の一騎討ちは日本映画史に残るど迫力です。冒頭の信&羌カイ(清野菜名)と龐ケンの対決は前菜に過ぎませんでした。
シリーズは、秦の大将軍を目指す童、信(山崎賢人)の成長譚なれど、本作の主役は完全に王騎将軍。最期まで将たる者の生き様を信や王騎軍の部下に見せつけて逝きます。ヨーダか?
一騎当千の諺があるが、追い込まれた王騎から出た、ひとりで10騎以上を討つまで死ぬ事を許さない、って台詞はちとドッキリしましたなぁ。
演じる大沢さんがカッコ良すぎ⁈ 敵役の吉川さんも相変わらずカッコ良い。あと、最後に王騎軍を託される副官の騰(要潤)もあんなに強かったんですねぇ。
これで映画シリーズが一旦完結とは…色んな大人の事情か⁈ 信の本当の大活躍はこれからでしょ?
山崎賢人さんのライフワークとして、ゴールデンカムイと同じように、WOWOWでシリーズ継続してください!
回想が長い
王騎将軍を見に行くつもりで映画を見に行きました。漫画もアニメも歴史も好きです。少し辛口レビューです。
アクションシーンも王騎将軍の演技も見応えがあり最高でした。そして騰のアクションも最高で盛り上がりました。ですが、ここから!!というところで長い回想が入り熱が冷めてしまいました…。
泣かせようとする演出がより一層見る熱を冷めさせるような回想で、新木優子の配役もあまり納得いきません。実写なのでもう少し将軍としてのリアリティーを感じたかったです。運動神経があまり良くなさそうなアクションで現実に引き戻されました。龐煖との戦いの動機を強めて土台を固めて盛り上げる回想では無かったです。
国と国の戦争は大量の屍の上に成り立っているという現実やリアリティーが分からないし伝わらない。戦略が絡み合ってるのも分からないし伝わらない。そういう地獄のようなところの頂で戦う王騎の気高さと残酷さと知性をもっと感じたかった。王毅が見ている景色っていうのをもっと…なんというか…なんとかならなかったかな…。史上最強の大沢たかおを脚本や演出でもっと盛り上げられたはず。そこが本当に惜しい。
あと前半長すぎ&暗すぎ。カットの繋ぎで「スライド」はやめてほしい。それだけでテンションが下がります。
あとクラシックの音響が全部同じような感じで後半は飽きました…。そして銀魂を彷彿とさせる配役もあまり納得してません。すみません。
改変が残念
終盤の撤退で王騎が復活するシーンの改変+カイネの棒読みの演技で作中屈指の名シーンが台無し。
実写化の数少ない成功例と言われるほどこれまでのシリーズは良かったのに最終章を謳う今作はどうしてこうなった?って感じ。
王騎将軍の最後
今回の映画は王騎将軍の物語でしたね。
一作目から度々登場し信の目標とも言える大将軍の壮絶な最後。
王騎対龐煖のアクションも見応えありました。
荒廃した戦場の中でも飛信隊の輩同士の結びつきや死についても時間を割いてるのはそういうことを軽視するような人物は大物(将軍)になれないという暗示か。
その反面女性将軍のモデル体型などリアリティに欠ける所もありました。
2時間30分の長丁場でしたが時間経過としては2日ぐらいでしたね笑
サブタイトルの大将軍の帰還が何でそうなった
大将軍の帰還はもちろん王騎将軍であり、死んでも相手に首を取られず、ちゃんと体全部が都に帰って来た。生きてじゃなくても帰って来た=帰還、大将軍の帰還なんだとタイトルの意味分かったわ。
良かった大沢たかお。良かった吉川晃司。二人の決闘シーンのアクションはなかなか他にはないものである。
最初に清野菜名が吉川晃司に挑む対決シーンもワイヤーアクションがどうのこうの言っても、映画最初のつかみのシーンとしてぐっと引き寄せられた。早々と主役山﨑賢人が気絶したのも霞む清野菜名の殺陣で良かったです。
決闘の途中に挟まれる回想シーンは、ある程度原作を読んでいるところだったので、泣かされました。新木優子さんのキョウは弱いって思ってたけど悪くなかった。周りの女優陣良すぎ、合いすぎです。今回だけはもったいないと思った。
そして次回作やれるのか?というくらい大沢たかおの将軍の穴は埋まるのだろうかと思わせる怪演がないかと思うと本当に次はないかと思わせる今回の話だったと感じました。
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