キングダム 大将軍の帰還のレビュー・感想・評価
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実写映画キングダムPhase1の終わり
シリーズ第4作目にして個人的に原作で一番面白かったエピソード。圧倒的なカリスマ性で軍を率いる王騎将軍の“帰還”。
邦画の中では頭一つ抜けた迫力の戦場描写や美術の造り込み、原作漫画を踏襲しつつコスプレ大会にしない衣装や役者陣の演技、どれも今作も健在で、シリーズの中でも一番見応えがありました。
とはいえ、やっぱり良くも悪くも漫画なので、実写映画にするとリアリティのあるものではなく、そのあたりはどうしても残念な点ではあります。強者の演出が誇張しすぎて突然漫画チックになって違和感があったり、闘いの真っ只中で立ち止まって会話したり、何故か戦場でも遠くまで声が聞こえていたり…。笑
とまぁ不満もありますが、信が場数を踏み勝利と喪失を経験することで成長していく様はワクワクするし、飛信隊のみならず、仲間を鼓舞し導く姿には胸がアツくなりました。
漫画よりも実写映画の方が面白いと感じる本シリーズ。このあともぜひ続けてほしいです!
これで筋トレ解除が残念な大沢さん🤣
見応えあり。
夏はうちわで扇ぐの禁止して!
圧巻の王騎。大沢たかお以外考えられない
大沢たかお主演
大沢たかおvs吉川晃司 映画史に残る戦い (追記)(追記2)
このシリーズ、大沢たかおの王騎将軍見せるためのものだったのか。
大沢たかおかっこよかった。
要潤かっこよかった。
吉川晃司かっこよかった。
草刈正雄かっこよかった。
出番短くてびっくりしたけど長澤まさみかっこよかった。
高嶋政宏までかっこよかった。
長澤まさみ出番短くて残念だったけど、新木優子をキャスティングした人に感謝したい。
戦争スペクタルメロドラマ。大味だけど泣ける。
大きなスクリーン、音響の良い劇場で観るべき作品。
もう終わっちゃうのかなぁ。
長澤まさみの出番短くて残念だったけど脚見れたからよかった。
ゴジラの艦長さん、どこかで見たことあると思ってたらここに出てたんだ。
(追記)
新木優子さんが強くなさそうで将軍に見えない、というご意見が多いようですが(確かに腕細かった)、強く見える女優さんはたくさんいらっしゃいますが、ひと目で王の血をひく高貴な出であるとわかる涼しい眼、凛とした顔立ちの女優さんはそう多くはいないと思います。
私は新木優子さんでよかったと思います。これからの映画女優としての活躍を期待したいです。
(追記2)
夏休みになって話題作が公開されている中でも、まだULTIRAで公開してくれている劇場に応えて再度鑑賞。
やはりこの作品は大画面、良い音響のスクリーンで観るべき。みんなかっこよかったけど、やっぱり山崎賢人が一番かっこいい。最後のセリフというか叫びの声の震え具合とか、最後の最後のシルエットとか実に絵になる。
本シリーズに続いてゴールデンカムイ、陰陽師と、主役張るだけの華がありますね。
続くのかな。続いてほしいな。
大傑作誕生‼
王騎
大沢たかおと(『2』の主役の)清野菜名を観るためにシリーズを追ったこちら、4作目。
前作、本作の主役はほぼ王騎。
特に今回の信のモブ感はすごい。
制作幹事が集英社だし、脚本からがっつり原作者が噛んでいるので、共同幹事が日テレでも原作との乖離は少なく、また逆に「原作でもっさりしたところを上手くまとめたなー」と感心。
一応の完結編っぽくなってるので、これで仕舞いにしてもいいのではないかと。
終わるのは惜しい反面、この先の原作は途切れず連鎖した物語で区切りにくいのと、王と信と河了貂(かりょうてん)という主要3人が少年っぽい外見を維持できなくて年齢的に厳しくなっちゃいそうですからね。
タイトルそのまま!
前作からまだかまだかと楽しみにハードル上げての鑑賞でした(笑)
最初にダイジェストが流れてそのシーンを思い出し涙…
格闘シーンで清野菜名ちゃんの美しくて強い剣捌き俳優さん達のアクションに感動して涙…
自分の大事な人を想う心に涙…
そして何より人の頂点に立つ大将軍に涙…
大将軍になる人は力も心も人並み外れてますね!
国王も国民も王騎を誇りに思っているのに涙…
バスタオルがいるかと思うくらい感動しました(笑)
山崎賢人さんや清野菜名ちゃんのアクションは今までで1番少なかったけど今まで活躍がなかった方の凄さとか新発見でした!
吉川晃司さんと大沢たかおさん…
演技も迫力も凄すぎて飲み込まれました!!鳥肌ものです!!
強い気持ちを持って生きていける気がして普段はグッズとか買わないんですが思わず王騎のキーチェーンを買ってしまいました(笑)
何回でも鑑賞したいです。
大将軍の帰還‥そのままの題名です!
エンディング曲はやっぱりワンオクがいいですね♪
王騎<大沢たかお という錯覚
大納得のエンディング
なりきり大沢たかお!圧巻の王騎!
キングダム
アクションは今ひとつながらこのスケール感には感謝しかない!
圧倒的な物語に不可欠な圧倒的な音楽が素晴らしい
2019 年の「キングダム」、2022 年の「キングダム2」、2023 年の「キングダム3」に続く第4作である。原作では 14〜16 巻の内容になっている。第1作から第2作までは3年開いているが、それ以降は毎年続編が公開されていて非常にペースが速い。2時間半の長編であるが、ほとんど弛緩した部分がないのは素晴らしいと思った。
脚本に漫画の原作者が加わっているため、原作のリスペクトは徹底している。このシリーズの特徴として、どう見ても致命傷を負ったと思われる人物がなかなか死ななかったりする描写が多いという点が挙げられるが、本作などはその極みというべき作品であると言える。ただ、本作のような話では、語り残すことの多さと重要性があるので、やむを得ないだろうという理解はできる。
信は王騎の元で大将軍となるべく修行をするという話だったが、相変わらず局地戦での戦闘ばかりで、戦略を学ぶことができていないように見える。個人的な武力の強さと、司令官としての戦略の優劣は、必ずしも一致しないものであり、いくら個人的な戦闘能力が高くても良い将軍になれるとは限らない。今回の秦軍の中では蒙武がそれに当たる。良い将軍の能力というものは、何万人もの兵を有機的に連携させて、戦局を自分の望む方へ導く能力のことであり、それはいくら個人的な戦闘力を磨いても身につけられるものではない。今回の例で言えば、窮地に追い込まれた自軍の兵を立て直すべく、王騎が立て続けに出した指令こそ将軍の能力である。
まず前作の最後に登場した趙軍の大将軍龐煖の圧倒的な強さが示されるのだが、使っている武器が大型過ぎて却って迫力を削いでいた感じを受けた。第1作に出て来た左慈の方が強かったような気さえした。信が率いる飛信隊の隊員の半数が失われるほどの大損害を受け、傷ついて気を失った信を何とか離脱させようと全員で命懸けの行動を起こす中で、かけがえのない仲間との別れが描かれる。この時の尾平の台詞には本当に泣かされた。
王騎と龐煖の因縁が語られる中で登場する新木優子の摎と草刈正雄の昭王の見た目の素晴らしさは特筆すべきものだった。長澤まさみの楊端和の美しさも相変わらずだったが、出番が少な過ぎたのが残念だった。小栗旬の李牧が天才的な軍略家として登場しているが、茶髪だったのが非常に残念だった。私見ながら、茶髪が賢そうには絶対に見えないのである。
大軍の陣形を俯瞰して見せる視野の取り方は圧倒的で、非常に見応えがあった。これこそまさに映画でなければ出来ない表現だと思った。戦場における兵の配置や動勢の意味を一目で見極められるこうした見方は、王騎のような大将軍の持っていた視野そのものである。
本作は主人公が王騎だったと言っても過言ではなく、その存在感から指揮官としての能力、人間的な魅力まで余すことなく画面に表されていた。実に見事という他はなく、それだけにこの話の結末がもたらす思いは、これまでの3作を見続けて来た者たちには共通して感じられる重いものとなった。
音楽担当のやまだ豊は、相変わらず素晴らしいスコアを書いており、このシリーズには不可欠な作曲家である。ハンス・ジマーを彷彿とさせる情感溢れる壮大な音楽は信じ難いほどの優れもので、圧倒的な効果をもたらしていた。今後も非常に楽しみである。
(映像5+脚本5+役者5+音楽5+演出5)×4= 100 点。
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