キングダム 大将軍の帰還のレビュー・感想・評価
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文句のつけようがない
キングダムを見続けて思うに、良くここまで原作に忠実に作品を作っている事に感心してしまう。
役者さん達も忠実に役柄をこなし、原作を観ているように感じてしまう。場合によっては原作よりも入り込んでしまうものがある。紛れもなくそれは本作である。
本作の中心は大将軍王騎であるが、その強さ、責任感、愛、行動力等の魅力が大沢たかお王騎には満ち溢れ、圧倒的な存在感が観ている者を魅了する。それはきっと信をはじめとする王騎配下の演者も同様に違いないと思わせるものである。それにより劇場がある種の一体感さえ醸し出すているのではないかと感じさえする。
ただ本作での王騎の存在感が故に、今後の作品でこの穴を埋める事が出来るのか?と心配さえしてしまう。
それくらい本作は抜群の出来と思います。ほうけん、きょうを演じられた吉川さん、荒木さんなども本当に魅力的に演じられています。本当に文句のつけようがない作品です。
タイトルなし(ネタバレ)
ちょっっっと良すぎた。。。
序盤も序盤の信&羌瘣vs龐煖から泣いた。
羌瘣の成長がもう個人的に親のように見守ってたから飛信隊を守って戦ってるだけで感動してしまった……
飛信隊たちの信&羌瘣への信頼が厚ければ厚いほど龐煖に対する絶望感がマシマシでこんなん誰も勝てんやん???だった。
流石に今回も王騎がカリスマすぎたんだけど摎の存在によって人間味というか今まででは感じられなかった王騎の味方陣営への愛情深さみたいなのが感じ取れてとてもありがたかった。
(新木優子は自発光してました。戦場であんなに美しいとこある???)
騰が今までで一番王騎ガチ勢すぎて首切った後即Uターンして全速力で戻ってくのさすがすぎましたね。
李牧とカイネの関係性が個人的に気になります。
カイネは別に李牧を尊敬してるとかじゃなさそうだしなんなら嫌ってそうな感じが??
李牧は別に誰も信じてない感はありましたが意外と人を人として見てる、コマ扱いしない感じが悪人ではない感じもしてなんとも。。。
あと信は10殺と言わず50殺ぐらいしてます。
王騎が信に将軍の景色を見せたシーン、最期の信への言葉、これが今後見られないかと思うとキツすぎるな。
信にはもう道を示す存在が必要ないってことかもですがやっぱりキツい。。。
次回以降も楽しみです。(次回ありますかね?)
佐藤監督ありがとう!
7月18日、観てきました。
シリーズの中で一番面白かったです。
平日の午前中で、人生のベテランの
方々が結構いました。
キングダムの年齢層の裾野の広さを感じました。
原作を読んでいた者として、2時間でおさまるのだろうか、どこまでするのだろうか、と考えていましたが、そんなつまらない考えを吹き飛ばす話の流れで、見事なストーリーでした。これを入力しながら、映画を思い出したら、目頭が熱くなってきました。最終章と言われてましたが、無理やりなところが全く無く、ジュラシック・パークを見て、震えるほど映像を見て感動したことを今作でも感じました。それぞれのキャラクターを大事にして作られた映画だと思います。また、映画館で見たいと思わせてくれた作品です。
最高でした!
原作は観てないですが
これまでの中で一番面白くなかったけど、
冒頭から吉川“モニカ”晃司演じる龐煖(ほうけん)の無双っぷりに目を奪われる。その激しいバトルシーンは確かに素晴らしいが、ただ“激しい”だけで、申し訳ないが目が疲れてしまう。
その後も、如何にもアリモノというテイで登場する、橋本“河了貂”環奈や、長澤“楊端和”まさみは何処か哀しすぎる。
そしていちばん気になっていたのは、織田信長のようなビラビラ(襞襟)を纏った小栗“李牧”旬のコスプレ感。なんだか丘の上からそれっぽいことを言って大物感を出していたけど、なんだかよく分からん。ぶっちゃけ、あの登場人物の中では浮いてたし。
それでも、これだけのスケール感を持って、キングダムを実写映像化してくれたのには敬意を払いたい。
この先、続編があるかどうかはわからないけど、なんだかんだ言って劇場に足を運ぶとは思う。
久々迫力ある作品でした
映画最終章寂しい…
大河ドラマと歴史モノが苦手
歴史の教科書読めば、大抵の偉人は最後に非業の死を遂げるからオチが分かっている歴史モノって見る習慣が無くて、シリーズものだと知ってはいたけどキングダム上映後にある映画が目当てだったので、そのついてで鑑賞。
いやー、こんなに面白い映画とは思わなかった!主役の大沢たかおと吉川晃司( だよね?)の息もつかせぬ格闘シーンに感服しました。
一瞬、大沢たかおが劇団⭐︎新感線の古田新太の裸サムライに見える所があったが、それは私の心が汚れているせい? でも、口調とか似てなかった?
大沢たかおが腹を刺されてからが長い長い。キン肉マンとか男塾みたいに腹は刺されたけど急所は外れたとかいう展開になるかと思いハラハラしました。
大沢たかお大将軍は死んでいるのに、何故にサブタイトルが「大将軍の帰還」なのかの疑問だったが、タイトル回収するのはモブキャラ扱いだった本当の主役、山﨑賢人。
今まで、出番がなかった鬱憤を晴らすが如く300< スリーハンドレッド>のラストシーンみたく絶叫するシーンのカッコいいたらこの上ない。最後に見せ場があって良かったね。
続編も計画されているそうで、次回は山﨑賢人は大活躍する事でしょう。万人にお勧めの映画です。
堂々の第一部完
ラストシーンでハリウッドの大作映画を見終わった後のような感覚を覚えた。大将軍の矛を受け取り、悲しみを乗り越え前に進んでいくその姿にこれからのこの実写シリーズの無限の広がりを感じた。
大沢さんはインタビューで第1作目の時に制作陣が「馬陽の戦いまでやるのが夢だ」と言っていたとおっしゃっていた。その夢が叶えられたのはいうまでもないことだが、制作陣のその熱量がとても伝わってくる作品だった。1も2も3もすごい。ただ、今作はその時以上の熱量が作品に込められていたように思う。そしてそれが今作を前作までを超える神作に昇華させている要因ではないだろうか。
そしてそれを何千倍にもよくしている役者陣の演技。特に印象に残るのは王騎と李牧。
李牧はひたすらにかっこいい。本当にかっこいい。かっこいい、それしか言えない。落ち着き払った中に滲む強者感、そして主人公と敵対する関係にあり、王騎を殺すという立場にありながら戦は嫌だと言って彼には彼の信念があり、物語があることを匂わせる演技。小栗旬という役者がこれまで積み重ねてきた全てのものが発揮されているような、そんな役だった。
王騎は大沢たかおさんの神品とも言える名演が光る。将軍としての威風堂々たる姿と強者を前にして猛将の血が滾る具合、その全てがかっこいい。更にその両肩にこれまで死んできた数万の仲間たち、自分が殺してきた数十万の兵士たちの影が見えるかのような姿は主人公が憧れるに足る六大将軍の風格が現れて素晴らしい。王騎に関してはこれまでの3作品で積み重ねてきた主人公が憧れる大将軍というキャラ付けが結実していたように思う。
龐煖はそのラスボス感がすごい。刃衛のようでその時とはまた違う、ひたすら武を極める不気味な強者の風が見えた。
新木優子さんの摎は王騎の前で普段の武将から幼馴染の女の子に戻る部分が最高に上手い。
信は仲間の死に取り乱していた童が王騎の矛を受け取り全軍の士気を上げるまでに成長するその過程が山崎賢人さんの熱量の高さと共に伝わってきた。
他には岡山天音さんの尾平。弟の死を知った後の演技は筆舌に尽くし難いほどの名演。
その他にも綺羅星のような数々の役者たちの演技合戦が楽しめて、それはこれまでの4作でキングダムが積み重ねてきたもののまさに集大成といえるものであり、それがこの作品に厚みをもたらしていたように感じる。
脚本もよくできてる。これまでの3作品で描かれてきた将軍とはなんたるかというものに今作で最後のピースを嵌めて完成させていた。そのピースを序盤の夜襲からの一連の流れで描いて、最後にもう一度王騎を返さんとする信らの姿で補強するのも素晴らしい。
加えて監督がYoutubeにアップされてるインタビューで語っていらっしゃった“馬”の使い方。確かに上手かった。戦場を駆け回るその疾走感はこれまでのどんな時代劇でもなかった感覚で戦争というもののスケールのデカさを表現するのに一役買っていた。このキングダムでは個人同士のドラマもさることながらしっかりと戦争が描かれているという点でもポイントが高いと個人的に思う。
邦画史に確実に深くその名前を刻んだキングダムシリーズ。これで第一部が完結したということで次は第二部ですね。続編待ってます(圧)
王騎将軍の物語
原作もアニメも知らずに入ったキングダムの世界にここまで魅了されるとは・・・!今回のキングダムのサブタイトルの意味を映画見て初めてわかったほどのボンクラですが素直に感動しました。漫画のキングダムはまだまだ続いていても、映画では王騎のストーリーに纏めたのは美しく、監督、脚本、俳優、この大事な三要素のそれぞれが互いにインスパイアされているように思いました。台詞が、特に王騎の台詞が本当によかったです。
策が無ければ力わざです;私から直接指導を受けようとはおこがましいですね、戦場に自ら飛び込んで習いなさい;目を閉じなさい、開けなさい、敵と味方の顔を見なさい、全体を見なさい、これが将軍が馬上から見る景色です;将軍は何万もの味方・敵の死を見てそれを背負うのです;王騎がついていますよ、などなど不正確な記憶ですが、言葉のひとつひとつに俳優、脚本、監督の心が入っていました。王騎将軍演じる大沢たかおさんの立派な風貌、重い剣を片手で持って馬を駆る筋肉と姿の美しさ、誰に対しても同じく丁寧でフェミニンな話し方をする将軍。知恵者で人を見る目がある。その王騎が最後の闘いで見せた目と顔と怒りは心に突き刺さりました。
信を助ける、がその時の唯一の目的であった尾到の死はとても大きかったです。何万もの人間が死ぬと塊でしか把握できない、でも一人一人に名前があり故郷があり過去があり愛する人や大事な家族がいる。そのことを尾到役の三浦貴大さんが繊細に心優しく強く演じていました。この尾到のシーンがあるからこそ、王騎大将軍の死の間際の言葉が私達の心により強く説得力をもって響いたんだと思います。
戦争、闘い系の話は映画であれ何であれ好まないのですが、キングダムという日本の漫画の実写映画をみることができてよかったです。すべては兵馬俑の展覧会を見に行ったのがきっかけでした。美術館&中国史監修の先生に感謝!
殿の飛矢と李牧の安っぽさ
大沢たかおは文句なしに素晴らしいが、いくらテーマが王騎とはいえ、本来の主役の見せ場が少なすぎ。馬陽の戦いは、信が殿(王騎)の飛矢として、敵の将軍を討ち取るところが見せ場だと思うので、そこは外してほしくなかった。
あと、なんといっても、李牧の存在をあんなに薄っぺらくなってしまったのは衣装のせいかと、、
あと、主題歌はミスチルの生きろが1番ストーリーに寄り添っていてエンディングも盛り上げていると個人的には思います。
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