キングダム 大将軍の帰還のレビュー・感想・評価
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大沢たかおを観る回
「キングダム」の第4作でしたが、個人的には第1作以来のご無沙汰でした。そもそも原作を全く読んでいないのですが、予告編で大沢たかお演ずる王騎将軍が非常に印象的だったので観に行ってみました。
その結果、副題である「大将軍の帰還」が示す通り、王騎将軍が主役のお話でした。勿論主役の信(山崎賢人)は出て来ましたが、敵軍の”秘密兵器”ともいうべき龐煖(吉川晃司)に完膚なきまでに叩きのめされて気を失ってしまうありさまで、見せ場と言えば次回作に繋がるだろう終盤のシーンぐらいという感じで、この辺はちょっと意外でした。まあ信が王騎将軍からバトンを受け取るというのが本作の主旨なのでしょう。
そのため、一番印象的だったのは王騎将軍の大沢たかおであり、その風貌から所作、セリフに至るまで大将軍の名に恥じない貫禄たっぷりでした。そして本作最大の見せ場である吉川晃司演ずる龐煖との戦闘シーンは絶品でした。大沢たかおを観に行ったようなものなので、その点では大満足の一作というところでした。
大沢たかお以外にも、吉川晃司、要潤、岡山天音、草刈正雄、小栗旬などなど、豪華俳優陣がカッコよく演じており、さながらオールスター戦でした。ただ橋本環奈演ずる河了貂の位置付けが、イマイチ理解出来ませんでした。原作を読めば分かるのでしょうが、大物を使っているのに不思議な役柄だなあと感じたところでした。
そんな訳で、本作の評価は★3.5とします。
大将軍の戦いは素晴らしい
もったいない
はじめに。
漫画やアニメは未見です。実写のみでの感想ですので、その点はご容赦ください。
カテゴリとしては、「戦記もの」も含まれると思いますので、その視点からの感想になります。
前作までは、あれ?っと思う個所も度々ありましたが、話の流れを不自然に遮ることもなかったので、あまり気にせず鑑賞できました。
ただ、今回はその軸となる戦略の扱いが酷すぎます。
龐煖を総大将とする趙軍。密かに虚を突くための李牧率いる10万の趙軍。
龐煖で王騎を誘き出し、趙荘を囮に使って王騎軍を王騎から引きはがし王騎を仕留めるのが今回の趙軍の策だったと思います。そして、万が一にも王騎を取り逃がさないための10万の李牧軍を用意した。ここまではいいと思います。
それなら、決戦の地を何故あの狭い1本道の狭隘地にしたのでしょうか。
あれでは10万の軍は詰まってしまってその数の優位性を活かせませんし、投入しても各個撃破されるだけです。
趙荘の囮にしても囮になっただけの戦況に与えた効果はなく、趙荘はまるで無駄死に。
狭い場所でずっと揉み合っているだけの戦には、正直シラケました。
王騎の最後に相応しい戦いを観られると期待して足を運んだだけに、本当に残念です。
あと万極はあの戦場にいなかったんですかね。
冒頭の追跡もお茶を濁した対応だったので何だか扱いが残念でした。
趙軍は普通に将の頭数が揃ってて、戦う場所を間違えなければ、秦軍を殲滅できていたはずなのですが。
信が王騎を馬に乗せて走り出したくらいから、やっと気持ちが高揚してきました。
素材は最高なのに、本当にもったいない映画です。
蛇足ですが、謄の無双ぶりは最高でした。
大沢たかおといえば王騎将軍
近年稀に見る当たり役と言っていいほどのこのキャラクターがクライマックスを見せる、これまでの、超越的な余裕、笑み、そして強さ
これらを超えた激情、怒り、そして悲しみ
これらを表現するために、役者も相当に役に入り込んでいるように思う
よく言われる、肉体のビルドアップ
細身のイケメンのイメージを役者バカになりきって覆している
おそらく、大沢本人も相当に入れ込んだシリーズ3作目だったのではないか
主役扱いの山崎賢人は、ゴールデン・カムイでの主役が素晴らしいが、キンダムでは空回り気味に見える
吉沢亮のアップが銀幕に大写しになると、ノンケ男子の私ですら、綺麗だな〜と見惚れてしまう
吉川晃司の快演?熱演も収穫
とにかく、シリーズを通じて見ても、面白く楽しめる
3時間近くがあっという間
4 期待(っ ॑꒳ ॑c)ワクワク
王騎が天下の大将軍たる所以を実感
飛信隊の皆が、信が大将軍になれるという途方もない夢を信じて、信と一緒に夢をみたいと彼のために自分の命を迷わずかける様子に、信の1からの成長をとても感じました。
でもやっぱり、今回は王騎の物語でした。今までずっと高みの見物のような、余裕のある態度を崩さなかった王騎が、怒りを堪えきれず、激情を露わにした本気の表情・言動に、とても胸を揺さぶられました。今までずっと、王騎はあんな強い想いを抱き続けていたのだと思うと、1〜3を観なおしたくなり、帰宅後Netflixで全部観て、よりキングダム熱が高まって3日後にはまた映画館に来ていました。
今作は初めから戦場でスタートだったこともあり、摎と王騎のシーンはとてもあたたかく心に残っています。王騎を全ての原動力として、真っ直ぐに彼を想い続けている摎は、とっても魅力的。可愛くて、強くて、王騎が愛おしく思う気持ちもわかるなあと思いました。摎に対する王騎は、1〜3で観てきたような違う次元にいる雰囲気もありつつ、愛情が滲み出ていて、将軍ではない人としての王騎の部分にもとても惹かれました。
実際に戦に出て、戦う王騎は、やはり彼の生きる場所にいるように感じて、将軍として戦場に存在する彼は、今までより断然かっこよかったです。今までは絶対的存在感と、ユーモアのある騰とのやりとりの印象が強かったですが、今回は力の強さだけでない、王騎が中華全土に認められる天下の大将軍たるゆえんをひしひしと感じました。李牧軍が現れた際、龐煖にトドメを刺すことよりも、軍ひいては国のために指示を出し動くことを優先した王騎は、やはりどこまでも将軍だったのだと思います。最後の最後まで、摎が愛し、信が憧れ続けた天下の大将軍として生き抜いた王騎に、とても感動しました。
王騎の信への将軍としての景色を教えるところや、最後のメッセージなど、王騎が信を認めていることが伝わってきて、また信の成長を喜んでいるような描写も心に沁みました。軍が帰ってきた際の信と嬴政の語りかけは、彼らが本当に中華統一とそれを支える天下の大将軍に向けて志と考え方を共有していることを強く感じて、立場は違えどいつでも共に戦っていると感じました。最後、タイトルの本当の意味がわかった時は涙が止まりませんでした。
最終章ということですが、それぞれのキャラクターがこれからどのように成長し、どう生きていくのか、是非またスクリーンで観たいと強く思いました。
文句なしの満点映画!
王騎が格別
大沢たかおさんの正体は、実は王騎なのではないか?と思える程の王騎だった。
名演技ですねぇ(王騎風に言ってみた)
次に目を引いたのは要潤さん。
シャープでクールでこんなに存在感あるとは、と改めて見直し致しました。
逆にアレ?と肩透かし食らったのは小栗旬さん。
もっとインパクトが欲しかったかな。
女性陣がなんかヤワで、、気になり…。
新木優子さん、色白のスラッとした筋肉無い腕で剣を振って、大将軍と言われても…。
大群の戦いでノースリーブで丸い肩出して戦って、強いって…。
重装備も似合うゴツいキレのある女優さんの方が内容的に本気度が上がる気がしましたが。
とにかく似たような戦いシーンが繰り返されて、眠気も襲ってきたけど
とりあえず王騎に救われました。
王騎が主役だった
とにかく熱い🔥
冒頭から緩むことなく一気にエンディングまでみせる、
ストーリー展開に言うことなしです。
140分が短く感じるほどです。
キャストの皆さんのエネルギーが凄すぎて、
スクリーンから「熱」を感じるほど。
王騎と龐煖の一対一の闘いは目が離せないし、
こんなに迫力のあるシーンはあまり観られないので
このシーンを観るだけでも価値があるように思う。
それに王騎役の大沢さんの身体が前作よりも
大きく見える。今作の女優さんもとても良くて、
清野菜名さんのアクション、新木優子さんの優雅さ
長澤まさみさんの存在感。楊端和はもっと見たかった。
もちろん山崎賢人さん演じる信も、成長していて
大将軍への道を感じさせるラストカットも良かったです。
日本映画のパワーを感じられる今作。漫画原作じゃなくて
完全オリジナルでここまでの作品が作られることを期待しています。
スタッフさんの熱量も感じられるし半端じゃないです。
それっ!大賛成です!じゃないやろ?w
キングダム大好き妻が初日に絶対行くと言ってきかず仕事を休んで観に行きましたが…個人的に最近やたらTVで見るおちゃらけた洗剤CMの影響でなのか?小栗旬が出てくる度になんか違和感を感じながら(一人だけ青い衣装も安っぽく見えました)個人的には「福山雅治」とか他のドラマとかで知的な役柄をやった事がある役者を入れた方がすんなり入れたかもしれない
とにかくこのタイミングでのCMでの刷り込みに勝てなかったのは残念でしかない
あと、大沢さんと吉川さんを始めが役作りをめっちゃ頑張っていたわりに女性陣は長澤さんしか本気度が伝わって来なかった
最終章だったので(…とはいえ2本撮り?)もうちょっと盛り上がれる何か欲しかったです
あと、王騎の傷が段々小さくなって場所が変わったのも「??この位置であれだったら即死じゃね?」と思った
妻はガッカリ過ぎて帰りの車の中で号泣でした…
SUB Title : 大将軍の帰還
いやぁ、もう…
とても素晴らしかった。それに尽きる。
アニメは途中まで観ているところで、今作の王騎死までたどり着いて無いのでかなりショックでした…苦笑
大沢たかおさん、他キャストの方含め本当に忠実に再現されていると思いました。
清野奈々さんのアクションは本当素晴らしい…トーンタンタン……トーンタンタン………
実写って賛否両論ありますが、キングダムは私の中ではとても素晴らしいもので傑作と思います。
やや冗長な前半〜中盤と、最高に熱い後半
期待しすぎた、でも岡山天音はすごくよかった!
良かったところ、なんだかなーなところ、半々な映画。
今までの作品が面白かっただけに残念だった。
▼よかったところ
・岡山天音さんの演技!
・トウの強さ
・王騎将軍の最期と帰還の意味、そして脇の綺麗さ!
・ワンオクの曲
・ビトウもよかったなー…
▼なんだかなーなところ
・4にしてキャラ増えて、今までのキャラの要素が薄まった。万極、いつのまにか消えたけど死んだの?探し回って迷子?とか、謎な設定や展開があってスッキリしないストーリー
・冒頭のあらすじ?キャラ説明はいるのか?と思った。今まで冒頭にこんなのありましたっけ?
・役者の演技力に差がある。特に高嶋さんてあんな残念だっけ…泣きながらカクカク震えてるのが面白くて、感動のシーンなのに入り込めなかった。
・逆に村の女の子、泣くなら涙くらいは流す演技して欲しかった。茶番かよ!と思ったけど、次の尾平の演技に救われて泣けました…
・戦場ですよね?死闘ですよね?それなのに、みんながピタッと手を止めるシーン多すぎて違和感
・ホウケン、李牧がシンプルにイヤ
実写はこれが最後だと聞きました…
期待しすぎたなー…残念
コスパ的には‥ ストーリー的には‥
迫力があって大画面で観るべき映画で、チケット代に対するコストパフォーマンスは満足。
ただ評価とすると、私がいつもこちらのサイトで低予算でもそれを上回る作品に対して高評価する物差しで言えば、今作品の豪華なキャストや予算からしたら、そのコスパは3点台というところでしょうか。
これだけの俳優陣と高額な予算をかけたら、このくらいの出来には当然なるだろうと思います。
(↓以下、特にネタバレ。異論反論あったらお聞かせください)
原作を知りませんが、ストーリーとしては、王騎(大沢たかお)には敵を討って勝ってほしかった。それが妥当であってほしかった。
あと、最後は飛信隊の皆が村に帰るところまで見届けたかったのと、尾到(三浦貴大)は死なないでほしかった。
恋人(村川絵梨)があれだけ必死にお守りを手にして神頼みをしてたら、その甲斐があって願いが叶うというのが妥当であってほしかった。
神頼みやお守りの意味が無になってしまう、暗澹たる気持ちになってしまいました。
生き延びた尾平(岡山天音)が村に帰って同じように待ち焦がれていた恋人(桜井日奈子)に再会できるシーンがあればそれだけでもよかったですが、それも無かったのも残念です。
佐藤浩市さん、玉木宏さんなどは少ししか出てきませんでしたが、シリーズ3からまとめて撮ったわけでなく、再集合して作ったのですよね。
大沢さんや吉川晃司さんなど、肉体作りからの役作りはすごいです。
スタッフや俳優さんのレベルの高さはすごいです。
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