「兵(つはもの)どもの儚き夢」キングダム 大将軍の帰還 ゆり。さんの映画レビュー(感想・評価)
兵(つはもの)どもの儚き夢
鑑賞日7月15日。
主役は王騎でしたね。面白かったし、原作ファンにはうれしい作品だったと思います。闘いの興奮や感動的な場面は幾つもあって満足できますが、私は構成のバランスが悪いと感じました。
信を逃がすシーンや女たちが無事を祈るシーンが長すぎてもどかしかったです。
大沢たかおさんの演技は素晴らしかったです。ただ、前作からの続きで、王騎とホウケンにはどんな因縁があるのかと思ったらこれ?という気持ちもあります。確かに分かるけれども、原作未読者としては、ホウケンは特に卑怯な手を使ったのでも、残忍な殺し方をしたのでもなく、この時代の戦争で当然の行為をしたまでだと思います。
新木優子さんは、ひたむきさより色っぽさが勝っていて、武将には見えません。2作目でキョウカイの姉的存在だった山本千尋さんと役が逆の方がイメージとしてはピッタリかな。
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