「大団円」キングダム 大将軍の帰還 LaStradaさんの映画レビュー(感想・評価)
大団円
これほどの大絵巻物語をこれまでの3部作、緊張感を何とか損なうことなく駆け抜けて来た『キングダム』も、本作で最終章とのこと。これは見届けねばと、初日の初回に参加です。朝早いのに、同好の士達で館内は結構賑わっていました。さて、はじまりはじまり。
えい政と信の物語で始まった筈の本シリーズも回を追う毎に話の重心が変わって行き、本作ではえい政は完全に端役に、信さえもが脇役になってしまいました。そして、物語の芯が定まらず、人物間の因縁を解き明かす説明口調になったのが少し残念でしたが、王騎物語として(実際には大沢たかお物語として)堂々の締めくくりと言ってよいでしょう。大沢さん、これほどの大規模作品を四部作よくぞ牽引して下さいました。邦画エンタメとしては十分満足。ありがとうございます。これで山崎賢人さんも安心して「ゴールデンカムイ」かな。
ちなみに、僕のイチ推しだった楊端和が今回もちょびっとだけの出演だったのは残念至極。
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