劇場公開日 2024年7月12日

「大沢たかおの大沢たかおによる王騎のための映画」キングダム 大将軍の帰還 シネマディクトさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0大沢たかおの大沢たかおによる王騎のための映画

2024年7月21日
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毎回どハマりするキングダムシリーズ、今回は王騎が過去の因縁に決着をつける王騎篇で、相変わらず面白いんだけど、お話しのバランスがちょっと悪かったです。映画は、敵側の豪傑ほうけんとのバトルの続きから始まるので、最初から豪快アクションの連続だけど、その後の逃亡劇に意外と尺を取っていて間延びした感があります。そのうち、王騎の過去が初めて語られ、ほうけんとの因縁も丁寧に説明されるけど、何か唐突感があります。その分、クライマックスで王騎とほうけんとの決闘のカタルシスと、敵味方の戦術の駆け引きをうまく組み合わせて見せ場を作っていくのは手堅いです。とは言え、人気キャラの王騎だけにファンのためにたっぷりと見せ場を作っているけど、どこか映画全体のバランスが悪くダラダラした冗長感があるのが残念。役者では、大沢たかおが当たり役だけに、力こぶ入れての力演でした。きょう役の新木優子の凛とした美しさもよかったです。

シネマディクト
みかずきさんのコメント
2024年7月22日

みかずきです

本作、シネマディクトさんのレビュータイトル通り王騎の独壇場でした。特に、ほうけんとの一騎打ちは邦画とは思えない迫力でした。
邦画もやれば出来るんだなと実感しました。

作品全体を考察すれば、言いたいことは有りますが、前3作で片鱗をみせていた王騎の本当の強さが観れて満足です。

信もえい政もまだ若いので、彼らが王騎の様な強者になる姿を観たいです。本作で終わらず、続編に期待します。

ー以上ー

みかずき
talismanさんのコメント
2024年7月22日

レビュータイトル、正しい!

talisman