「大沢たかおを観る回」キングダム 大将軍の帰還 鶏さんの映画レビュー(感想・評価)
大沢たかおを観る回
「キングダム」の第4作でしたが、個人的には第1作以来のご無沙汰でした。そもそも原作を全く読んでいないのですが、予告編で大沢たかお演ずる王騎将軍が非常に印象的だったので観に行ってみました。
その結果、副題である「大将軍の帰還」が示す通り、王騎将軍が主役のお話でした。勿論主役の信(山崎賢人)は出て来ましたが、敵軍の”秘密兵器”ともいうべき龐煖(吉川晃司)に完膚なきまでに叩きのめされて気を失ってしまうありさまで、見せ場と言えば次回作に繋がるだろう終盤のシーンぐらいという感じで、この辺はちょっと意外でした。まあ信が王騎将軍からバトンを受け取るというのが本作の主旨なのでしょう。
そのため、一番印象的だったのは王騎将軍の大沢たかおであり、その風貌から所作、セリフに至るまで大将軍の名に恥じない貫禄たっぷりでした。そして本作最大の見せ場である吉川晃司演ずる龐煖との戦闘シーンは絶品でした。大沢たかおを観に行ったようなものなので、その点では大満足の一作というところでした。
大沢たかお以外にも、吉川晃司、要潤、岡山天音、草刈正雄、小栗旬などなど、豪華俳優陣がカッコよく演じており、さながらオールスター戦でした。ただ橋本環奈演ずる河了貂の位置付けが、イマイチ理解出来ませんでした。原作を読めば分かるのでしょうが、大物を使っているのに不思議な役柄だなあと感じたところでした。
そんな訳で、本作の評価は★3.5とします。
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