「大傑作のピークが今回かもしれない!?」キングダム 大将軍の帰還 三輪さんの映画レビュー(感想・評価)
大傑作のピークが今回かもしれない!?
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この作品は、シリーズで最高の見せ場を提供している大傑作と思います。この後にも作品は続きそうですが、私的にはもうこれで満腹になるぐらい心を持っていかれました。私たち視聴者をこれでもかこれでもかと感動で揺さぶっていきます。同志である尾到(三浦)の死のシーンに思わず泣けてしまいました。これも役者たちの演技のうまさゆえでしょうか。今回、王騎(大沢)の過去の彼女役としてきょう(新木優子)が出ていましたが、彼女が華やかな雰囲気を醸し出していて眼福でした。女性といえば、ようたんわ(長澤まさみ)が登場してくれて、こちらもとても感激でした。他の方もおっしゃっている通り、彼女の脚がとても綺麗なのに見惚れてしまいます(笑)。もう一人きょうかい(清野菜名)についても、相変わらずの剣捌きは、スタンディングオベーションものです。さらに至福の時が続きます。王騎(大沢)とほうけん(吉川)との一騎打ち、まさに人生をかけた感情の噴出に心打たれます。そしてやがて、王騎(大沢)は馬上で同志に今世の別れを告げるわけですが、その堂々とした演説は見事でした(言葉が人間を変える凄さです)。彼の死は多くの人たちを奮い立たせ、前に向かって進むことを鼓舞しますが、それはひとえに人間的な魅力がなせる技なのでしょう。人徳というものかもしれません。数多の過去の偉人たちにも、そういう人徳の人が多くいますが、そのことを思い出させてくれました。死してなお後継者の胸に生きることほど輝かしいことはありません。
追記 戦いに勝利して雄叫びを上げるシーンを見て血湧き肉躍るのは、おそらく私たちは過去世において何度も生きるために戦争してきたからなのかもしれません。
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