「「キングダム」は王騎(大沢たかお)の独壇場の映画だった。」キングダム 大将軍の帰還 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
「キングダム」は王騎(大沢たかお)の独壇場の映画だった。
もちろん信(山崎賢人)の成長の映画だったけれど、
2019年の一作目の「キングダム」から一貫して大将軍・王騎の
存在感と主役感が圧倒的なのでした。
大沢たかおが20キロも増量して、頬がまるまるした実は大男で、
甲高い声でピンチになると颯爽と助けに現れる。
圧倒的に強い武将なのに、温かみとユーモアがある。
大沢たかおのイメージが一新した感があります。
そして山崎賢人も日本映画の若手ナンバーワンのドル箱スター。
人気シリーズを幾つも持つ実力派に成長した。
中国の戦国時代のストーリーが日本の時代劇のスタイルを大きく変えた、
そんな大人気を博した映画も一応の完結を迎えました。
締めくくりである【本作】でも、最高の見せ場、
圧倒的なクライマックスは、
王騎【おおき=大沢たかお】と【ほうけん=吉川晃司】の一騎討。
まさしく命を懸けた【死闘】は、凄まじいまでの迫力だった。
重たい矛(剣)を振り回して、高く飛び、宙返り、そして矛を
互いに合わせて・・・日本の侍の日本刀での戦いとは、
一味も二味も違います。
そこが魅力。
最後、王騎は敵将が馬上から射た矢が背中を射抜く。
なんともやりきれない横槍で、真っ向からの戦いに水を差す。
そして馬上の王騎は信に語りかける。
【これが大将軍が観る景色。敵も味方もよく見ておきなさい‼️】
そして王騎の死を知ったエイセイ(吉沢亮)もまた、
「王になるものにしか、告げない大事な話がある」
と聞き、目に涙を滲ませ王騎を偲ぶ。
(秦の王・エイセイ・吉沢亮の妖しいまでの美しさ。目力と口上。
(彼の年齢とは思えない威厳と貫禄、
それもこの「キングダム」を魅力あるものとしたと思います。
そして美しく強い女性のキャスト。
総集編的に今までの出演者が勢揃いしたのも、
見応えありました。
本当に監督、脚本、スタッフ。出演者、そしてエキストラさんまで、
一糸乱れぬやる気と頑張りでした。
日本映画の新しい歴史を作った。
また何年か先に成長した信の姿を見てみたいです。
琥珀糖さんこんばんは(๑ˊ͈ ꇴ ˋ͈)
共感コメントありがとうございます
大沢たかおさんの王騎めちゃくちゃ良かったです。1作目の時にはケチをつけてしまったのですが、龐煖への怒りの表情が鳥肌たちました。
漫画でも王騎の最期は辛かったです。
ワンオクの曲めちゃくちゃ合ってると思います。ミスチルだけがちょっと( ´ㅁ` ; )またケチつけて💦
はじめまして
キングダムで最初に大沢たかおを見た時、こんな役もするのかと意外に思い驚いたものですが、回を重ねるごとに大沢たかおで良かったんだな…と思うようになっていました。
とても安心感と存在感のあるキャラでしたので、寂しいですが…泣