劇場公開日 2024年11月8日

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「長野県関係者必見」カーリングの神様 Scottさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5長野県関係者必見

2024年11月18日
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鑑賞方法:映画館

御代田町に住んでる主人公が『軽井沢のチームには行かない』って言うんだけど、この御代田町と軽井沢の関係って、長野県に土地勘ないと分かんないよね。色々と説明してるけど。

それで御代田町のチームが、軽井沢のエリートチームを倒すぞって頑張るのね。
普通に考えたら駄目なんだけど、バスケットをやってたから体ができてる新人と、一度は夢を諦めた元スター選手と、カーリング界のレジェンドがなんだかつながって「いけんじゃねえの?」って話にしてるの。

冷静に考えたらいけないんだけど、特訓したら途端に強くなるのがスポ根の鉄則だから、そこはスルーでいいんだよ。

御代田町のチームは元小学生チャンピオンの設定だから、カーリングできる設定なのね。
でもみんなストーン投げるとき脚が震えてたりするから「役者さん頑張ってるな」感が逆に出てたね。

それで試合のシーンで、期待の新人がスーパーショット決めるんだけど、これがホントにスーパーショットなの。実写で撮ってるんだよね。あのショット誰が投げたんだろ。赤押して、黄色押して、その黄色がダブルテイクアウトするみたいなすごいショットだったよ。

試合の解説は市川美余さんで、試合終了時に「感動で声が出ません」っていう演技すんのね。でもあれ、演技じゃなくて本当に声が出なかったんじゃないかな。みんながカーリングを題材に映画つくろうとして、カーリング素人の役者さんが懸命に練習して投げてるの観て「はい、試合終了シーンのラストカットです」って言われたら声出なくなると思う。

『長野オリンピックは本当に楽しかった』みたいな台詞もあって、長野県関係者は感情移入しやすいと思うので必見だよ。

Scott