侍タイムスリッパーのレビュー・感想・評価
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なんでこの映画が京都市内で一館しか上映してないんよ。(2024年9月17日現在)
ふってわいたかのように口コミ高評価と、全国拡大上映のNEWSが飛び込んできて。
いろいろ心の琴線に触れるものもあり、観てきました。
シンプルに面白かったです。
大爆笑!というほどではないけど、クスリと笑えて。
感涙!というほどではないけど、ホロリと泣けて。
そりゃツッコミ入れざるを得ないところはあるけど、自分的には気にするレベルで無し。
スクリーンがおっきかったので、画面的に若干間延びするところがあったりしたけど、殺陣のシーンは大スクリーンで見て良かったです。
それにしても…
京都市内、MOVIX京都でしか上映ないのは勿体ない!
この映画の舞台である京都市こそ、この映画をもっと盛り立てる環境を整えるべきでしょうに。。。
時代劇もだけど、京都のもろもろも斜陽。
この映画に全面協力した映画村さえも、映画撮影⇒インバウンドを視野にいれた総合エンタメ施設に改装中というのに。。。
(配給の関係とかいろいろありましょうが。)
出てくる場面、場面、京都市内の知っているところばかりなので、そういうところをめぐってから2周目しようかしら。
じわじわ来ているのわかる気がする
このレビューを書こうとしていたらタイムリーに真田広之さんが「SHOGUN」でエミー賞18冠のニュースが飛び込みました!
本作はそれとはまったく路線が異なるのでしょうが、面白かった!正に発想の妙とでも言えば良いのか。
話の筋としてはタイトルどおりタイムスリップものなのですが、シリアスにならず、それでいて声を上げ笑うシーンも随所にある、コミック路線に走りがちなのですが、演者さんたちの所作が素敵でしたね。
ピンと伸びた背筋、目上の者から何か言われれば跳ね起きて返事をする。そして殺陣の際のグッと中腰になって刀を交える姿、それらが作品をきりりと締める要因になっていたと思います。
なんだか愛を感じる一本で、アイデアと情熱が一体になれば良作が作れることのお手本みたいでした。
もっともっと広がって欲しいでーす。
心温まる映画
評判を聞いただけで前情報無しで観に行きました。確かに予算の関係か?全体的に粗い映画です。しかし、それが逆にこの映画の味となってるような気がします。とにかく中盤以降の展開が素晴らしく、時代劇などまともに見たことない私でも楽しめました。特にラストシーンは圧巻でした。あの沈黙、間合い、刃がぶつかり合う音、このシーンを劇場で観るためだけにリピートしようかな、と思えました。
そして、エンドロールをみていると一人で何役も制作の仕事を兼任しており、頑張ったんだなぁと、自然と微笑ましい気持ちで劇場を後にできました。
私が鑑賞した時はお年寄りの方が多く、劇中何度も笑い声が飛び交いました。正直映画中は咀嚼音すら気にしてしまう私ですが、この映画に関してはその笑い声も良いスパイスになってました。若い方には退屈かもしれませんが、それでももっともっといろんな人に見てもらいたいな、と思える最高の映画でした!
江戸時代の武士が現代に来たら・・・想像しながら笑った
江戸時代末期の京都で、会津藩士の高坂新左衛門は藩から長州藩士を討つよう密命を受けた。その男と刃を交えしばらくすると雨が降りだし雷も鳴りだし、そして落雷を受け気を失ってしまった。目を覚ますと、そこは現代の京都の時代劇撮影所だった。新左衛門は江戸幕府が140年前に滅んだこと、自分がタイムスリップしたことを知りがく然とした。生きる気力を失い、一度は死を覚悟する新左衛門だったが、心優しい人たちに助けられ、助監督に恋心を持ち、気力を取り戻していった。やがて彼は特技である剣の腕を頼りに撮影所で斬られ役として生きていくことを決意する、という話。
タイムスリップって現代人が過去や未来に飛ぶのは良くあるが、過去の人が現代に飛んでくるのは珍しいかも。
左から文書をさらっと読んでたが、横書き文字は昔は右から読むんじゃなかったっけ、とか、ひらがなの書き方江戸時代とは変わったよなぁ、とかツッコミを入れたくなったが、些細な事だし、まいいか。
ほとんど知らない俳優ばかりだったが、みんな芸達者で面白かった。
特に高坂役の山口馬木也の戸惑った演技が面白かった。
娯楽作品として楽しめました。
ほぼ予測可能
タイムトリップジャンルに新たな傑作、新星誕生!
『侍タイムスリッパー』(2024)
公開前から周囲でも評判の高かった本作品。
ようやく本日【聖地】池袋シネマ・ロサさんへ。
絶賛上映中、ネタバレはできるだけ控えますが、一言感想を述べれば「うわー!まだこのパターンがあったんだ!完璧にやられた!」と、まさに『カメラを止めるな』(2018)、『リバー、流れないでよ』(2023)と同じ衝撃。
今までのタイムトリップ作品にはなかった発明的な【一捻り】と、【時代劇】というペーソス溢れる題材の化学反応、バランスが絶妙でしたね。
タイムトリップ、タイムリープジャンルは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』はじめ『バタフライ・エフェクト』『君の名は。』『ルーパー』『時をかける少女』『戦国自衛隊』…などすでに傑作・名作は数多ありますが、本作はそれらと肩を並べるほど面白いですね。
本作品のような作品を観ると、まだまだ映画の可能性を感じることができて元気をもらえますね。
時代劇愛が伝わる
真剣に殺陣を観た
映画が面白い事の再確認
生き抜くこと、生かすこと
現代人が戦国時代にタイムスリップする作品は枚挙にいとまがない。
一例では(TVドラマだが)、
「NHK少年ドラマシリーズ」の〔夕ばえ作戦(1974年)〕。
『光瀬龍』の原作で、今は「笑点」で座布団運びをしている『山田隆夫』が主演。
「おもしろうてやがて悲しき」ストーリーが心に残っている。
対して、その逆は珍しいかも。
自分の記憶では〔ちょんまげぷりん(2010年)〕〔サムライせんせい(2018年)〕くらいか。
後者のTVドラマ版と、共に主役が『錦戸亮』なのは面白い。
わけても〔サムライせんせい〕は、幕末の志士が現代にタイムスリップし、
文明に戸惑いながらも人望を得ると言う・・・・。
時は幕末、所は京都。
長州藩士を討つ藩命を受けた
会津藩士『高坂新左衛門(山口馬木也)』は敵と切り結ぶさ中、
落雷を受け百四十年後の現代にタイムスリップ。
気が付いた場所が時代劇の撮影所だったのは幸運。
その場に居ても違和感のない装束。
風貌や所作、言葉遣いまでも、
(時代劇での)武士道を極めていると
好意的に受け止められる始末。
騒動を起こし混乱しながらも、周囲に助けられ
次第にこの世界で生きて行く決意をかためる。
のっけから「繰り返しのギャグ」がさく裂。
撮影のシステムを上手く活用しており、笑わせてくれる。
が、以降は、文明のギャップから生じる可笑しさは、
意外なほど出て来ない。
寧ろ現代人にとっては当たり前の、
白米のおむすびやショートケーキを食べる件は、
幕府が滅び日本が豊かな国になった
主人公のレゾンデートルを揺るがすエピソードが頻出。
周囲は皆々良い人ばかり。
主人公が異世代の人間であることなど
考えもしない。
また『新左衛門』もすんなりと
現代の流儀に馴染んでしまうのは、
いかにも日本人らしいというべきか。
終わり方は元の時代に戻るのか、
現代で生きて行くのかの二択。
さて、どうケリをつけるのかと注視すれば
中盤以降に思わぬ展開が待っている。
良く考えれば、これはアリな設定で、
何故にここまでで気づかなかったかと虚を突かれる思い。
ここから物語は一気にシリアス路線に舵を切る。
豊かになった日本を理解はするものの、
そのために犠牲になった過去の時代の同志たちを思えば、
やり場の無い思いが去来。
そうした憤懣を背景にした、鬼気迫る技斗のシーンの迫力たるや・・・・。
一切の外連味を排し、ただ互いの思いをぶつけ合う二人に、
決着も併せ目が離せない。
恨みや憎しみが何も生まないことも、
説教臭くなく、余韻を以って提示する。
ラストのシーンも思わず哄笑が巻き起こる
心憎い流れ。
ただ、これも、考えてみれば
事前に仄めかされていたのだよなぁ、と。
エンドロールを見ていれば、
スタッフの各パートに同じ人名が何度も登場し
一人十幾つも役割で撮られていたのが良く判る。
が、そうした忙しなさと、
作品のクオリティには全くの相関は無し。
笑ってほろりとさせられる良作は、
多くの人の目に留まり、制作陣に相応のリターンがもたらされることを望む。
おじさんによるおじさんおばさんのためのおじさんの映画
幕末マンセー
200年前の侍がタイムスリップして、時代劇のアルバイトをやって生活するストーリー。明治維新当時の、会津藩と長州藩と、複雑な関係が伝わってきました。
もう一度観に行きたい
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